さね‐かずら〔‐かづら〕【▽真▽葛/▽実▽葛】
五昧
実葛
真葛
五味葛
五昧
佐禰加豆良
南五味子
実葛
実葛
核葛
狭根葛
真葛
南五味子
真葛
サネカズラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/27 08:28 UTC 版)
サネカズラ(実葛、学名: Kadsura japonica)は、マツブサ科サネカズラ属に分類される常緑つる性木本の1種である。単性花をつけ、赤い液果が球形に集まった集合果が実る(図1)。茎などから得られる粘液は、古くは整髪料などに用いられた。果実は生薬とされることがあり、また美しいため観賞用に栽培される。古くから日本人になじみ深い植物であり、『万葉集』にも多数詠まれている。別名が多く(分類表参照)、サナカズラ、ビナンカズラ(美男葛)などともよばれる。
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- ^ a b 山下智道 2018, p. 113.
- 1 サネカズラとは
- 2 サネカズラの概要
- 3 人間との関わり
- 4 脚注
サネカズラと同じ種類の言葉
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