イェブル
イェブル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 09:27 UTC 版)
クヴェリア ゼフォーレア家の当主であるラヴァーンの妹。イェブナレス家の跡地を訪れたケインツェルたちと出会い、イェブナレス家の行方を知りたがるケインツェルを客として招き入れる。 幼いころに没落した後のイェブレナスの嫡子イクフェスと会っており、イェブルはイェブナレス家が治めるべきと考え、イェブルの状況を憂いていた。 エルサリアの古い友人でもあり、彼女に会いに来たところで、たまたま彼女とケインツェルの話を聞いてしまい、ケインツェルの正体と「裏切りの槍」の真実を知ってしまう。グレンを断罪したケインツェルの行いを肯定した。ケインツェルとイクフェスの戦いに最も心を痛めていた。 イクフェスに対しては単にあるべき主君としてだけでなく個人的に慕っていた様でグレン討伐後はイクフェスの側に居る。 ラヴァーン ゼフォーレア家の当主。顔に傷や痣があり、左腕を失っている。 争いを嫌っているが、もともと好戦的で知られた軍閥のゼフォーレアの中でも勇猛果敢な戦いぶりで知られていた。ケインツェルを領主であるグレンを殺しイェブルを不安定にした元凶の逆賊であると知っていながら客として招き入れた。 クヴェリアに対し、イェブレナス家の名前を出すことも許していなかったが、実はクファーの無実を信じ主家であるイェブナレス家をイェブルに呼びもどすために今まで戦ってきた。実際、軍閥もその多くは「自らがイェブルを統一しイェブナレス家を呼び戻す」ために戦っていた。クヴェリアから「裏切りの槍」の真実を知り、イェブルを変えることを決意する。 ケインツェルを撃ったレベロントに対しナバルド達と共に戦いを挑むが、鎮圧された。 ナバルド ゼフォーレア家と争っていた軍閥の一つであるゾナレリ家の将軍で、鬼神と呼ばれる。エルサリアの説得を聞き、ゼフォーレア家に武装をせずに単身で和平を申し込み来た。 逆賊を期日までに捕えることのできなかったイェブルを守るためにレベロントに首を差し出そうと進み出たラヴァーンに付き合う。 ミリエダ クファーの妻にしてイクフェスの母。クファーの裏切りによってイェブレナス家が没落した後は、グレンの作った「裏切りの槍」の墓碑にて、もともとイェブレナス家の重臣であった墓守のものと暮らしている。クファーの無実を信じていると言い、むしろ「信じるに値しない男と結婚した覚えはない」と断言した彼女の姿にケインツェルは涙を流した。 長男であるイクフェスの他にも二人目の夫(既に故人)との間にも二人目の息子・エリオがおり、帝都の学校に通っている。イェブレナス家に嫁いだものだけあって帯剣し、佇まいを見ただけでケインツェルの技量を見抜いた。
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