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関心を持てる事柄について

2024年に乗り換えた or 乗り換えつつある開発関連ツール

2023年か2024年か記憶が怪しいものもあるが自分の中で"最近乗り換えたもの"ぐらいのノリで書いていく。レイトマジョリティの自覚あり。

JetBrains系エディタ(RubyMine etc.) → Cursor (移行中)

一番大きい移行。2024年末〜2025年始に移行を試み、今も手探り中。

www.cursor.com

きちんと評価するためにPro planを契約した。

  • Cursor Tabの体験が圧倒的に良い
    • コード補完は古くはTabnine、2022年からGitHub Copilotを経験してきたが段違いに感じる
    • シンプルに補完内容が優れているだけでなく
    • 複数行の変更、変更後の次の変更の提案などが高速で賢く "ワカっている" 感がすごい
  • Composer (normal mode. not agent) がかなりまともなコード出力や修正提案をしてくれる
    • 年始に新しいツールを書き始めたときブートストラップにかなり役にたった
    • READMEをある程度しっかり書いてプロジェクトの参照させたのが良かったか
  • Chatは使い込んでいないがCopilot Chatと大差ないように感じる

どこかの感想記事で見かけた、 コーディングが速くなることよりも、細部にこだわりすぎずハイレベルのことを考え続けられるようになることが価値 というのが理解ってきた気がする。

一方、ベースとなるVS Code自体のカスタマイズも並行しており、まだ"馴染み"を感じきれていない。主に書いているRubyについてはRubyMineの"勝手に良い感じにしてくれる力"はゼロなのでRuby LSPをなんとかしたり、良い感じのthemeを選ぶ必要がある。themeは地味に悩んでおり、IntelliJ Darculaに相当するextensionを試したら再現度がイマイチで、今はShopifyのRuby extension packインストール時についてくるSpinel Darkを使っている。慣れるだろうか。

コーディングだけでなく職務経歴書を⌘K / Cursor Tab / Composerを使いつつ更新してみたり、技術カンファレンスのプロポーザル磨き込みのために過去のPASSしたプロポーザルを参照させてみたり、ライティングツールとしても良い感じになってきている。

もう少し試用したら感想をまとめてみたい。

Google Chrome → Arc (移行中)

2024年末〜2025年始に移行した。年始はお試し期間のつもりだったけど永住できそう。

arc.net

  • Chromeほどメモリを使わないという噂は本当だった
  • Chromeからの移行はまあまあスムーズ
  • 現代の横長ディスプレイに適応していてWebページを"広く"感じる
  • ウィンドウ2枚用意しなくても複数タブを分割して表示できる
  • bookmarkletが使えないという課題がある
  • Boostという機能で特定ページにCSS, JSを挟める。Chrome extensionとして入れていたTampermonkeyを無くせそう

Space, Profileあたりの使い分けが分からず、最初はChromeからprivate / workそれぞれのProfileをインポートするたびに設定が崩壊して導入大失敗していたのだが、なんとか使えるようになった。

招待リンク: https://arc.net/gift/d7d515a5

(2025/01/17 追記)

記事公開後に知ったのだが早くもArcの開発は終了していた...。開発元のThe Browser Company社は次のproductとして、"Dia" なる新しいブラウザを開発中とのこと。Diaは2025年の早い時期にリリースされるそう。

iTerm2 → Warp

macOSをメインにしてからiTerm2を長らく使っていた。が、あまり使いこなしている感じはなかったので同僚が使っていたWarpを試した。

www.warp.dev

数日使った結果、非常に気に入ったので使用し続けている。Free planだが今のところ大きな不満なし。

  • ターミナルでやりたいこと、あると便利の大部分が基本機能として実現されている
    • コマンドの補完
    • コマンドの履歴表示と検索
    • Zshをカスタマイズして実現していたことのいくつかが不要になった
  • コマンド入力と出力がブロックという単位でまとめられていて便利
    • 調査結果を貼り付けたり、コマンド実行結果をcommit logに入れる時などに使う
  • カスタマイズしなくても見た目が良い感じ
  • AI機能はちょいちょい使っている
    • やりたいターミナル操作のコマンドがパッと出てこないときに聞く
    • ターミナルとインテグレーションされているだけあり、Copilot CLIよりも良い所感

招待リンクはこちら https://app.warp.dev/referral/MPQYRJ

Alfred → Raycast

長らくお布施してきたがお別れした。これも同僚からの薦めによる。

www.raycast.com

  • クリップボードあるので専用のアプリ (Clippy etc.) が不要になった
  • ウィンドウ配置できるので (Magnet, BetterSnapTools etc.) が不要になった
  • アプリ横断したグローバルなSnippets置き場もついてる
  • Night Shiftのon/off toggleができる
  • 賑やかしコマンド Confetti があって画面共有時に一段"有利"
  • Free planで今のところ十分
    • AI機能はぜんぜん使わない
    • cloud syncだけ欲しいかもと思ったことはあったが無くてもやれてる

余談:もう卒業したがDHHもmac時代はRaycastユーザーだったようす。

Bartender → Ice

macのメニューバーを綺麗に整理・カスタマイズできるアプリケーション。

github.com

Bartenderを長らく使っていたが開発元が変わった時の問題をうけ、代替アプリに乗り換えていた。

(なし) → NearDrop

乗り換えではなく新規導入

AndroidからmacOSにファイルを共有するときにiPhoneAirDropみたいにできるやつ。便利

ohbarye.hatenablog.jp

類似の目的で、過去の同僚に教えてもらったPushbulletも併用している。

www.pushbullet.com

Docker for mac → OrbStack

orbstack.dev

速すぎる。当初はいろいろスカスカな状態だからか?と疑っていたが1年以上使っている今でも圧倒的に速いし、省リソースで安定して動く。

独自のファイルシステムシステムコールを削減していたり、賢い動的メモリ管理によって必要な分だけメモリを割り当てたり未使用メモリを自動的にmacOSに返却しているらしい。

Pro planを使っているがDocker for macの代替以外の機能はほとんど使っていない


上記の移行したツールの中でも最も新鮮に感動したのはやっぱりCursorだった。

開発関連のツールについてはレイトマジョリティの自覚ありで、同僚の推薦などによりtrial開始することが多い。昨今の技術的進歩の中、フットワーク軽く色々試していかないといけない気持ちはある。