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TRAPPIST-1i

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
TRAPPIST-1i
星座 みずがめ座
分類 太陽系外惑星
軌道の種類 周回軌道
発見
発見年 2018年
現況 2020年10月時点では候補
軌道要素と性質
軌道の種類 周回軌道
軌道長半径 (a) 0.07649 au[1]
公転周期 (P) 25.345 または28.699 日[2]
27.3 日[1]
TRAPPIST-1の惑星
衛星の数 0
位置
赤経 (RA, α)  23h 06m 29.3684052886s[3]
赤緯 (Dec, δ) −05° 02′ 29.031690445″[3]
視線速度 (Rv) -54±2 km/s[3]
固有運動 (μ) 赤経: 930.879 ミリ秒/[3]
赤緯: -479.403 ミリ秒/年[3]
年周視差 (π) 80.4512 ± 0.1211ミリ秒[3]
(誤差0.2%)
距離 40.54 ± 0.06 光年[注 1]
(12.43 ± 0.02 パーセク[注 1]
TRAPPIST-1の位置。
TRAPPIST-1の位置。
他のカタログでの名称
EPIC 246199087 i[3]
K2-112i[3]
2MASS J23062928-0502285 i[3]
2MUCD 12171 i[3]
Template (ノート 解説) ■Project

TRAPPIST-1iとは、恒星 TRAPPIST-1 の周囲を公転している可能性がある、太陽系外惑星候補である[4]

概要 

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赤色矮星であるTRAPPIST-1には、7つの惑星が発見されていたが[5]2018年7月27日、8番目の未知の惑星(TRAPPIST-1i)が存在する可能性があるという論文がarXivに投稿された[2]。TRAPPIST-1iの公転周期は25.345日または28.699日とされている[2]。これは、TRAPPIST-1の既に存在が確認されている7つの惑星よりも外側を公転していることになる[6]

2019年3月15日に公開された論文では、TRAPPIST-1系においてTRAPPIST-1bより内側に1つ、TRAPPIST-1hの外側にいくつかの未知の惑星が存在する可能性が示された[1]。ここでは、公転周期が27.3日、軌道長半径が0.07649天文単位の惑星の存在が示されており、これはTRAPPIST-1iの2018年に予測された公転周期と非常に類似している。

脚注

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注釈

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  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年は1÷年周視差(秒)×3.2615638より計算

出典

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  1. ^ a b c Predicting Additional Planets in TRAPPIST-1”. IOP science (2019年3月15日). 2020年10月15日閲覧。
  2. ^ a b c Predicting the Orbit of TRAPPIST-1i”. arXiv (2018年7月27日). 2020年10月15日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j TRAPPIST-1”. Simbad. 2020年10月15日閲覧。
  4. ^ Planet TRAPPIST-1 i”. 太陽系外惑星エンサイクロペディア (2018年12月5日). 2020年10月15日閲覧。
  5. ^ 太陽系外惑星系TRAPPIST-1の7つの地球型惑星の発見についてのコメント”. 国立天文台 (2017年2月23日). 2020年10月15日閲覧。
  6. ^ Catalog”. 太陽系外惑星エンサイクロペディア. 2020年10月15日閲覧。

外部リンク

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