S/T/R/I/P/P/E/R
『S/T/R/I/P/P/E/R』 | ||||
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沢田研二 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | EDEN Studio Chiswick London | |||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル |
ポリドール(LP) アポロン(音楽テープ) | |||
プロデュース |
加瀬邦彦 森本精人 利岡和孝 | |||
チャート最高順位 | ||||
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沢田研二 アルバム 年表 | ||||
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『S/T/R/I/P/P/E/R』収録のシングル | ||||
STRIPPER(ストリッパー)は、日本の歌手である沢田研二の16作目となるオリジナルアルバム。
1981年6月10日にポリドールK.K. (現・ユニバーサル ミュージックLLC)からLP盤で、アポロン(現・バンダイナムコアーツ)から音楽テープ(コンパクトカセット)でそれぞれリリースされた。
その後CD化され、1991年と1996年に東芝EMI(イーストワールドレーベル、現・ユニバーサル ミュージックLLC)から、また2005年にはユニバーサル ミュージックLLCから再リリースされている。
解説
[編集]沢田が初めて率いたバックバンドである井上堯之バンドが1980年1月に解散、その後率いたALWAYSを母体として生まれた新しいバックバンドがEXOTICS(エキゾティクス)であった。このバンドには後にプロデューサー、アレンジャーとして活躍する吉田建、西平彰が在籍しており、当時まだ若手ながら高度な演奏技術と先鋭性、先覚性を持つミュージシャンが集ったバンドであった(詳細はエキゾティクスの項目を参照)。沢田もことのほか思い入れが深く、本作からシングルカットされた「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」や後の「晴れのちBLUE BOY」ではバンドメンバーと共にジャケットを飾っており、また「JULIE&EXOTICS」と大きくクレジットするなどしていた。
そして本作はそのEXOTICSを率いての第1弾リリースとなった作品で、ロンドンで演奏、レコーディングしている。早川タケジのデザインによるジャケット写真(タイトルを想起させる、半裸の沢田が横たわる裏表続きのもの)も話題となった。編曲は前作と同様に伊藤銀次が1曲を除いて担当しているが、既に吉田も作曲に参加しており加瀬邦彦、かまやつひろしらベテランと並び立つ活躍を見せている。また他に佐野元春、小田裕一郎も作曲しており、作詞では三浦徳子が大半を手がけた他、近田春夫が1曲提供している。
三浦徳子が朝日新聞に掲載した当時のコラムによると、1981年9月に三浦作詞の「ロカビリー症候群」(未発表)という曲がシングルリリース予定されていたが沢田が了承せず、自作の「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」をシングルカットした。なお本作のシングルリリース曲は「渚のラブレター」と「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」で、共に沢田本人の作曲である。
本作の冒頭には宮川泰の作、編曲による短いインストゥルメンタルが収録されており、他の楽曲はブリティッシュ・ロックンロールのテイストが強い。
収録曲
[編集]- オーバチュア - OVERTURE
- 作曲・編曲:宮川泰
- ストリッパー - STRIPPER
- 作詞:三浦徳子/作曲:沢田研二/編曲:伊藤銀次
- BYE BYE HANDY LOVE
- 作詞・作曲:佐野元春/編曲:伊藤銀次
- そばにいたい - SOBA NI ITAI
- 作詞:三浦徳子/作曲:小田裕一郎/編曲:伊藤銀次
- DIRTY WORK
- 作詞:三浦徳子/作曲:小田裕一郎/編曲:伊藤銀次
- バイバイジェラシー - BYE BYE JEALOUSY
- 作詞:三浦徳子/作曲:加瀬邦彦/編曲:伊藤銀次
- 「渚のラブレター」のB面曲。
- 想い出のアニー・ローリー - OMOIDE NO ANNIE LOLLY
- 作詞:三浦徳子/作曲:かまやつひろし/編曲:伊藤銀次
- FOXY FOX
- 作詞:近田春夫/作曲:吉田建/編曲:伊藤銀次
- テーブル4の女 - TABLE FOUR NO ONNA
- 作詞:三浦徳子/作曲:加瀬邦彦/編曲:伊藤銀次
- 渚のラブレター - NAGISA NO LOVE LETTER
- 作詞:三浦徳子/作曲:沢田研二/編曲:伊藤銀次
- テレフォン - TELEPHONE
- 作詞:三浦徳子/作曲:加瀬邦彦/編曲:伊藤銀次
- シャワー - SHOWER
- 作詞:三浦徳子/作曲:吉田建/編曲:伊藤銀次
- バタフライ・ムーン - BUTTERFLY MOON
- 作詞:三浦徳子/作曲:沢田研二/編曲:伊藤銀次