REDEE
REDEE(レディー)は、2020年3月1日に大阪府吹田市の「ららぽーとEXPOCITY」内にオープンした日本最大級のデジタル教育施設。[1]
ビデオゲームを通じてプログラミングや映像編集といった知識を学ぶことができる。
概要
[編集]REDEEは、レッドホースコーポレーションと以下3社で協業し、2019年11月に閉館した「オービィ大阪」跡地に日本最大のゲーム/ eスポーツ専用施設として開業した。
- ウェルプレイド株式会社(本社:東京都渋谷区):eスポーツ専門会社としてeスポーツ大会の企画・運営からプロ選手のマネジメントまで行う
- Next Group Holdings株式会社(本社:京都府京都市):全国で若者の教育・将来設計を支援するプラットフォームを展開する
- 株式会社電通(本社:東京都港区):専任代理店
「REDEE」の語源は、Ready(準備する、整える)から、レッドホース(Red Horse)社の「red」、当該施設のコンセプトである教育(Education)とeスポーツの「e」を含む。
配色で利用されているビビットな赤はレッドホース社のイメージカラーであるとともに主役である子供達が遊び、学ぶ情熱を意味する。
2021年7月より、「メンバーシップ」というデジタル教育を中心とした新たな月額制サービスを開始。
2023年閉館
コンセプト
[編集]REDEEはビデオゲームを通じてデジタル技術に関する知識を学ぶための施設。子供たちが大好きなゲームを学び、ゲームで遊ぶ。遊ぶと学びが出会う場所。
重点的な取り組み
[編集]小学校から高校まで、幅広い世代を受け入れ
[編集]府内・府外から校外学習や修学旅行目的の団体を受け入れ。プログラミング、映像編集や生徒が一丸となって取り組めるeスポーツ体験など、デジタル技術を包括的に学べるプランを展開している。
50名以下〜300名まで受け入れ可能。グループに分かれてコンテンツをローテーションで回り、半日を学んで楽しめる。
大阪府ならびに行政団体との連携
[編集]デジタル教育の観点から観光需要促進のため、大阪府企画観光課と連携。
大阪府公認イベントを行うなど、府を代表するデジタル教育施設としての 認知拡大を図っている。
2021年10月には、大阪府吹田市後援のもと、3ヵ月かけて吹田市小学生への無償プログラミング体験を実施。[2]2022年3月にかけて摂津市、茨木市、箕面市の小学生にも無償プログラミング体験を実施した。
オンラインイベントの開催
[編集]2020年11月よりREDEE主催でオンラインイベントを開催。2020年12月には『グランツーリスモ』、『ストリートファイターV』、『コンパス』も開催した。[3]
メンバーシップ
[編集]概要
[編集]「メンバーシップ」とは、月額制のデジタル技術を学べるサービスで、小学生をメインターゲットとしたカリキュラム構成を組んでいる。
ブロックプログラミングをはじめ、コードプログラミング、ドローンプログラミング、ゲーム制作、タイピング、ゲーミング英会話など、様々なカリキュラムを月額制の中で全て受講することができる。
講義の他にも、自分のペースで課題に取り組める「自己学習」という制度もある。
ゲーム×プログラミングで楽しく学ぶ
[編集]2021年7月より、『マインクラフトエデュケーション』や『Unity』をはじめゲームをつかってプログラミングを学ぶコンテンツを提供。
ゲーム×英会話で楽しく学ぶ
[編集]- eスポーツを楽しみながら英語を学ぶ小学生向けの講座を2021年4月11日に始めた。[4]ボイスチャットで英会話講師や他の参加者とコミュニケーションをとりながら、英会話を学ぶ。普段でも使える挨拶や、ゲームでよく使う単語を題材にすることにより、英会話に苦手意識を持つ子供でも長続きしやすい。
- ゲームを楽しみながら英語を学べるeスポーツ英会話「FORTNITE(フォートナイト)英会話」を「メンバーシップ」のサービスとして9月19日から開始した。[5]
- 2021年11月には、月額制「メンバーシップ」のサービスとして「マインクラフト英会話」を開始した。[6]
一般コンテンツ
[編集]高さ8m、横40mの大画面に対戦中のゲームと選手の映像が映し出さる。選手入場からゲームの実況、対戦後のヒーローインタビューまで行われ、一般の利用者がプロゲーマーになった気分でゲームを体験することができる。
YouTubeの動画制作に必要な、企画・撮影・編集といったスキルを簡単に楽しく学ぶことができる。撮影・編集した動画は持ち帰ることができる。学校関係者などからは、プレゼンの練習としても校外学習として注目されている。
日本初VR機器「KATWALK」(キャットウォーク)を体験できる。立ったまま、体を機器に固定し、ゴーグルの他にハンディーを使用して体全体でVRを体験できる。現在は、「FancySkiing」(スキー)と「RUSH」(ムササビスーツ)の2種類を体験することができる。
HTC VIVE®の最高のVRプラットフォームを使用してアートや文化、災害をVRで体験できる。
バーチャルスポーツアプリ「Rouvy」を使用してツールドフランスなどの過酷なコースなどを体験できる。
施設に入ってすぐ、2階エリアには株式会社サードウェーブのゲーミングPCが多数配置され、ハイスペックな環境で『フォートナイト』などのオンラインタイトルが体験できるようになっています。隣にはヘッドマウントディスプレイに加えて、実際に体を動かして操作する体感型のVRゲームも配置され、なかなか普段自宅では味わえないゲーム体験が可能になっています。[7]
ゲーミングPCはプロゲーマーが実際に使っている「ガレリア」で統一されている。最新PCのほかにも、AOCのモニター、プロ仕様のゲーミングチェア「AKRACING」などプロゲーマーになった気分でプレイに浸ることができる。
DJI製品の「EDU」(飛行型ドローン)、「RoboMaster S1」(陸上型ドローン)の操縦をすることができる。タブレットでドローンを操作するので、初心者でも簡単に操作することができる。
LEGO®エデュケイションシリーズの「LEGO WeDo」を使用したプログラミング体験。LEGOブロックを組み立て、自分で作ったプログラミングで動かしてみることができる。通常時は自由に体験できるエリアとなっているが、毎月定期的に講師が説明しなが体験する授業形式のイベントを開催している。
Minecraft Education Edition(マインクラフトエデュケーション)を体験できるフリーエリア。
マインクラフト特有のクリエイティブな空間でプログラミングを学ぶことができる。
プレミアム ゲーミングパソコンブランドであるALIENWAREのパソコンとモニターが提供され、実際にプレイすることができる。2020年は格闘ゲーム『ストリートファイターV』、2021年は『ギルティギアストライヴ』を練習するエリアとして運用されている[8]。
eモータースポーツスタジアムは、初めてeモータースポーツに触れる方から上級者まで、幅広いユーザーが気軽に利用できるフリーエリアとして2021年4月に開設した。
オートバックス店舗との連動イベントや、親子向けのeモータースポーツイベントなどを実施するスペースにもなっている。[9]
アクセス
[編集]大阪モノレール万博記念公園駅より徒歩3分[10]
掲載メディア
[編集]- “掲載”. 日経クロストレンド. 2020年5月閲覧。
- 関西テレビ「ちゃちゃ入れマンデー」(2020年8月11日放送)
- “掲載”. OSAKA修学旅行ログ. 2020年12月閲覧。
- 関西テレビ「フットマップ」(2021年10月9日放送)
- 関西テレビ「ちゃちゃ入れマンデー」(2021年10月13日放送)
- “ICT教育ニュース”. 株式会社アウトソーシングテクノロジー. 2021年10月26日閲覧。
脚注
[編集]- ^ “REDEE”. ららぽーとEXPOCITY. 2021年2月2日閲覧。
- ^ “デジタル教育施設「REDEE」、吹田市教育委員会後援でプログラミング体験会を開催”. ict-enews.net. 2021年11月19日閲覧。
- ^ “REDEE Esports チャンネル - YouTube”. www.youtube.com. 2021年11月19日閲覧。
- ^ “eスポーツで楽しく英語学習 大阪・吹田で”. 日本経済新聞 (2021年4月9日). 2021年4月10日閲覧。
- ^ “楽しみながら英語を学ぼう! 「Fortnite(フォートナイト)英会話スクール」開講”. ドリームニュース. 2021年11月19日閲覧。
- ^ “「REDEE」、ゲーミング英会話カリキュラム「マインクラフト英会話」開講”. ict-enews.net. 2021年11月19日閲覧。
- ^ “大阪に「学べる」eスポーツ施設“REDEE”が誕生 | トピックス | extreme 株式会社エクストリーム”. www.e-xtreme.co.jp. 2021年2月2日閲覧。
- ^ “日本最大のeスポーツ専用施設「REDEE」にALIENWAREが製品提供!”. ALIENWAREZONE | PCゲーム&eスポーツで勝ち抜くためのメディア. 2021年2月2日閲覧。
- ^ “日本最大級のデジタル教育施設『REDEE』にeモータースポーツスタジアムを開設 | ニュース | 株式会社オートバックスセブン”. www.autobacs.co.jp. 2021年11月19日閲覧。
- ^ “日本最大級のデジタル教育施設「REDEE」”. 日本最大級のデジタル教育施設「REDEE」. 2021年2月2日閲覧。