鶴田大樹
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基本情報 | ||||
国籍 | 日本 | |||
生年月日 | 1991年7月13日(33歳) | |||
出身地 | 福岡県三井郡大刀洗町 | |||
ラテン文字 | Taiki Tsuruda | |||
身長 | 177cm | |||
体重 | 80kg | |||
血液型 | B型 | |||
選手情報 | ||||
愛称 | つる、ツルダ | |||
ポジション | L | |||
指高 | 227cm | |||
利き手 | 右 | |||
スパイク | 307cm[1] | |||
ブロック | 300cm[2] |
鶴田 大樹(つるだ たいき、1991年7月13日 - )は、日本の元男子バレーボール選手である。
来歴
[編集]福岡県三井郡大刀洗町出身[2]。小1の頃、姉の影響を受けてバレーボールを始める[2]。父母もバレーボールをしているバレーボール一家であった[3]。
中学は隣町である朝倉市立南陵中学校に進学。朝妻監督のレシーブの指導に大きな影響を受けたと言う[3]。高校は東福岡高等学校に進学し、県大会で敗退だったチームが春の高校バレー出場を果たす原動力となった[3]。学生時代はアウトサイドヒッターのエースとして活躍していて、2009年には春高で決勝進出に貢献した[4]。大学は東海大学に進学。
大卒後は中学の頃からの夢である教員になるつもりであったが、サントリーサンバーズからオファーを受けたため、2014年に入団[1][3][5]。同時にリベロ転向も依頼され、それも受け入れた[4]。入団を決断したのも、指導者(教員)としてのキャリアを積むことを目的にしたのが大きかったという[3][6]。内定選手として2013/14シーズンの試合にも出場し、当初はアウトサイドヒッターとしてプレーすることも多かった[7][8]。ルーキーイヤーの2014/15シーズンに最優秀新人賞を受賞[9]。
2015-2017年、日本代表登録メンバーに選出される[10][11][12]。2017年にはワールドリーグに出場しチームに貢献した[13][4]。
2018年、リベロとしてチームを支えていた酒井大祐が引退し、その後継者としてリベロに定着[7]。
2019年、入団2年目の大宅真樹と共にサントリーとプロ契約を結ぶ[14]。プロ選手の酒井や柳田将洋の影響を受けてプロへの意識が強まり決断した[4][5]。プロ1年目、優勝を目指して2019-20シーズンに取り組み、サーブレシーブ賞とレシーブ賞に輝く活躍をしたが、セミファイナルで敗れ3位となり、これだけやってもダメだったと大宅と共に悔しさを露わにした[5][15]。悔しさをバネに次こそは優勝だとプロ2年目に意気込み、2020-21シーズンで優勝した。優勝が決まったときはホッとした気分になったという[5]。
2022年1月27日、サントリーは、鶴田が2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 MENをもって勇退すると発表した[16]。監督の山村宏太からは何度も引き留めたが、教員になりたい気持ちは強く、山村も勇退を受け入れた[7]。最後のシーズンもチームの連覇に貢献し、有終の美を飾った。連覇が決まった瞬間は思わず号泣した[4]。引退後は高校教諭になり鹿児島県徳之島の樟南第二高等学校で女子バレーボール部の指導者を務める[17][18][6]。
人物
[編集]- サントリーサンバーズに入団後、徳之島出身の知人の誘いでバレーボール教室に参加し、そこで学生達のバレーボールに向き合う姿勢と運動能力の高さに感銘を受け、それ以来、毎年のようにバレーボール教室に参加し、徳之島でバレーボールを指導したい気持ちが次第に強まったという[4]。
- 現役引退後の高校での指導について、指導を受けている学生からは、「丁寧に教えてくれる」と評された[6]。
球歴
[編集]所属チーム
[編集]- 東福岡高等学校(2007-2010年)
- 東海大学(2010-2014年)
- サントリーサンバーズ(2014-2022年)
受賞歴
[編集]- 2015年 - 2014/15V・プレミアリーグ 最優秀新人賞
- 2020年 - 2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 サーブレシーブ賞、レシーブ賞
脚注
[編集]- ^ a b “鶴田 大樹”. サントリーサンバーズ. 2021年2月22日閲覧。
- ^ a b c 「サントリーサンバーズ」『2020-21 V.LEAGUE公式プログラム チームの顔 男子 2020年11月号』、日本文化出版、2020年11月、50頁、ASIN B08KH3RD97。
- ^ a b c d e “ザムストPresents”Vの肖像”Vol.4 今季で引退のサントリーサンバーズ鶴田大樹「中学の朝妻先生の指導があって今がある。体の横でもレシーブをという当時画期的なもの」前編”. バレーボールマガジン. (2022年2月24日) 2022年4月19日閲覧。
- ^ a b c d e f 米虫紀子「30歳Vリーガーが“離島の教師”に転身…エリート街道を歩んできた“守護神”がバレー部員10人と目指す春高「一回、連れてってあげたい」」『Sports Graphic Number』、文藝春秋、2022年4月28日、2022年4月28日閲覧。
- ^ a b c d “ザムストPresents“Vの肖像”Vol.4後編 サントリーサンバーズ鶴田大樹「連覇して引退したら中学生の頃からの夢である指導者になって経験を伝えたい」”. バレーボールマガジン. (2022年3月2日) 2022年4月19日閲覧。
- ^ a b c 徳之島総局 (2022年5月5日). “話題の最前線 元日本代表が新監督に 子どもたちをいつか全国へ 樟南第二高女子バレー部”. 南海日日新聞 2022年5月7日閲覧。
- ^ a b c “鶴田 大樹”. Vリーグ機構. 2021年2月22日閲覧。
- ^ “試合結果速報 V・プレミアリーグ男子 2013/14 レギュラーラウンド パナソニックパンサーズ VS サントリーサンバーズ”. Vリーグ機構 (2013年12月21日). 2021年2月22日閲覧。
- ^ “2014/15V・プレミアリーグ男子大会 個人賞表彰選手”. Vリーグ機構 (2015年4月9日). 2021年2月22日閲覧。
- ^ “2015年度男子日本代表チーム 選手・監督・スタッフ”. 日本バレーボール協会. 2021年4月4日閲覧。
- ^ “2016年度男子日本代表チーム 選手・監督・スタッフ”. 日本バレーボール協会. 2021年4月4日閲覧。
- ^ “2017年度男子日本代表チーム 選手・監督・スタッフ”. 日本バレーボール協会. 2021年4月4日閲覧。
- ^ “FIVBワールドリーグ2017 予選ラウンド”. 日本バレーボール協会. 2022年4月28日閲覧。
- ^ “鶴田大樹選手・大宅真樹選手 プロ転向のお知らせ”. サントリーサンバーズ (2019年8月1日). 2022年4月19日閲覧。
- ^ “2019-20 V.LEAGUE DIVISION1 MEN V・ファイナルステージ ファイナル 試合結果のお知らせ”. Vリーグ機構 (2020年2月29日). 2021年2月22日閲覧。
- ^ “サントリーサンバーズ 勇退選手のお知らせ”. サントリーサンバーズ (2022年1月27日). 2022年3月12日閲覧。
- ^ “サントリー 鶴田大樹ら3選手が2021-22 V.LEAGUEを限りに勇退”. 月バレ.com (日本文化出版). (2022年1月28日) 2022年3月12日閲覧。
- ^ “鶴田選手から皆さまへ”. サントリーサンバーズ (2022年4月22日). 2022年4月23日閲覧。
外部リンク
[編集]- サントリーサンバーズの公式プロフィール - ウェイバックマシン(2022年4月19日アーカイブ分)
- V.LEAGUEの公式プロフィール - ウェイバックマシン(2022年4月19日アーカイブ分)