コンテンツにスキップ

鶴屋怜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
鶴屋 怜
基本情報
本名 鶴屋 怜
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (2002-06-22) 2002年6月22日(22歳)
出身地 千葉県松戸市
所属 パラエストラ松戸
THE BLACKBELT JAPAN
身長 168cm
体重 56.7kg
リーチ 173cm
階級 フライ級
バックボーン レスリング
ブラジリアン柔術
家族 鶴屋浩(父)
鶴屋健人(兄)
テンプレートを表示

鶴屋 怜(つるや れい、2002年6月22日[1] - )は、日本男性総合格闘家千葉県松戸市出身。THE BLACKBELT JAPAN所属。元フライ級キング・オブ・パンクラシスト。Road to UFC Season 2フライ級トーナメント優勝。

父はTHEパラエストラ千葉ネットワーク代表の鶴屋浩

来歴

[編集]

松戸市で生まれ柏市で育つ。

3歳頃からレスリングを始めた。レスリングでは、小学4年、6年で全国優勝。レスリング強豪校の日本体育大学柏高等学校では、高校2年時にジュニアオリンピック準優勝、世界大会出場。高校3年時に2020年全国高校選抜大会フリースタイル60kg級で準優勝に輝き、団体戦ではインターハイ、全国選抜で3年連続団体戦全国優勝をしている[2]

レスリング以外の格闘技でも、幼少期からレスリングの合間に週末に趣味程度にやっていたブラジリアン柔術では小学4年時に世界大会のアブダビワールドプロ柔術2013ジュニアの部で優勝、サンボでは全日本キッズサンボ選手権中学生の部で優勝などの実績がある[3]

元々はレスリングを続けオリンピックで金メダルを獲りたいという目標を持っていたが、父親にやらされていたという感じもあり、中学2年の時にUFC 189のUFC世界フェザー級暫定王座決定戦でコナー・マクレガーチャド・メンデスに勝利した試合を見て、マクレガーに憧れ、UFCのチャンピオンになることに目標が変わった[4]。そのため高校に進学せず総合格闘技を始めようとするが、父親に止められたため、高校ではレスリングの練習が終了した後に総合格闘技の練習をするという毎日を送った。

アマチュア総合格闘技で6戦6勝の戦績でプロへ転向した。

プロ時代

[編集]

2021年2月21日、高校3年の時にDEEP 100 IMPACT~20th Anniversary~でプロデビュー。

2022年4月29日、PANCRASE 327でランキング3位の秋葉太樹と対戦し、1Rにリアネイキッドチョークによる一本勝ちを収めた[5]

2022年9月11日、PANCRASE 329でランキング1位の上田将竜と対戦し、1RにTKO勝ちを収めフライ級キング・オブ・パンクラシストの猿飛流との挑戦権を獲得した。

2022年12月25日、PANCRASE 330で行われたPANCRASEフライ級タイトルマッチで王者の猿飛流に挑戦し、2Rにリアネイキッドチョークによる一本勝ちを収め、王座獲得に成功した[6]

Road to UFC

[編集]

2023年5月27日、中国上海のUFCパフォーマンス・インスティテュート上海で開催されたRoad to UFC Season 2英語版のフライ級トーナメント1回戦でロナル・シアハーンと対戦し、スカーフホールドアームロックによる一本勝ちを収め準決勝に進出した[7]

2023年8月27日、シンガポール・カランのシンガポール・インドア・スタジアムで開催されたRoad to UFC Season 2のフライ級トーナメント準決勝でマーク・クリマコと対戦し、3-0の判定勝ちを収め決勝に進出した。

2024年2月4日、ネバダ州ラスベガスUFC APEXで開催のRoad to UFC Season 2のフライ級トーナメント決勝でジー・ニウシュイエと対戦し、1Rでパウンドアウトし優勝。UFC契約を勝ち取った。

UFC

[編集]

2024年6月29日、UFC初出場となったUFC 303でカルロス・ヘルナンデスと対戦し、3-0の判定勝ち。

戦績

[編集]

プロ総合格闘技

[編集]
総合格闘技 戦績
10 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
10 4 4 2 0 0 0
0 0 0 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
スチュワート・ニコル 試合前 UFC 312 2025年2月9日
カルロス・ヘルナンデス 5分3R終了 判定3-0 UFC 303: Pereira vs. Procházka 2 2024年6月29日
ジー・ニウシュイエ 1R 4:59 TKO(グラウンドパンチ) Road to UFC Season 2: Las Vegas英語版
【フライ級トーナメント 決勝】
2024年2月4日
マーク・クリマコ 5分3R終了 判定3-0 Road to UFC Season 2: Singapore英語版
【フライ級トーナメント 準決勝】
2023年8月27日
ロナル・シアハーン 2R 1:19 スカーフホールドアームロック Road to UFC Season 2: Shanghai
【フライ級トーナメント 1回戦】
2023年5月27日
猿飛流 2R 1:03 リアネイキッドチョーク PANCRASE 330
【フライ級キング・オブ・パンクラス タイトルマッチ】
2022年12月25日
上田将竜 1R 2:33 TKO(グラウンドパンチ) PANCRASE 329
【フライ級キング・オブ・パンクラス次期挑戦者決定戦】
2022年9月11日
秋葉太樹 1R 3:42 リアネイキッドチョーク PANCRASE 327 2022年4月29日
久保健太 1R 3:55 TKO(グラウンドパンチ) DEEP 104 IMPACT 2021年10月23日
荒木凌 1R 2:05 ギロチンチョーク DEEP 102 IMPACT 2021年7月4日
竜己 2R 2:17 TKO(グラウンドパンチ DEEP 100 IMPACT~20th Anniversary~ 2021年2月21日

獲得タイトル

[編集]

脚注

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]
前王者
猿飛流
第8代パンクラスフライ級王者

2022年12月25日 - 2024年4月3日(返上)

空位
次タイトル獲得者
伊藤盛一郎