阪本是丸
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阪本 是丸 | |
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生誕 |
1950年2月7日 日本 熊本県鹿本郡植木町(現・熊本市北区) |
死没 | 2021年4月18日(71歳没) |
国籍 | 日本 |
研究分野 |
歴史学 神道学 |
研究機関 | 國學院大學 |
出身校 | 國學院大學 |
主な業績 | 国家神道の研究 |
影響を 受けた人物 | 藤井貞文、阪本健一 |
影響を 与えた人物 | 武田秀章、松本久史、齊藤智朗など |
プロジェクト:人物伝 |
阪本 是丸(さかもと これまる、1950年2月7日[1] - 2021年4月18日[2])は、日本の歴史学者・神道学者。國學院大學名誉教授。専門は近代日本宗教史・政教関係史。
経歴
[編集]熊本県鹿本郡植木町鎮座(現在、熊本県熊本市北区)の元郷社・正院厳島神社の社家に生まれる[3]。1977年國學院大學文学部神道学科卒業。1979年同大学院修士課程修了。1995年「国家神道形成過程の研究」で博士(神道学)の学位を取得。
神社新報社記者、國學院大學日本文化研究所助手、講師、助教授、文学部教授を経て、神道文化学部教授、同大研究開発推進機構長、同大副学長を歴任した。2020年定年退職、名誉教授[4]。神社本庁教学委員、神社新報社論説委員長。
父・阪本健一も、神道学者(幕末維新期の神道・国学史)で研究の一面を継いでいる。静岡県祭務官などとして戦前の神社行政に直接携わった。
著書
[編集]単著
[編集]- 『東京大神宮百年のあゆみ』(東京大神宮、1980年)
- 『角田忠行翁小伝』(熱田神宮宮庁、1989年)
- 『明治維新と国学者』(大明堂、1993年)
- 『国家神道形成過程の研究』(岩波書店、1994年)
- 『近代の神社神道』(弘文堂、2005年)
- 『近世・近代神道論考』(弘文堂、2007年)
- 『神道と学問』(神社新報社〈神社新報ブックス〉、2015年)。藤本頼生編
共著・編著
[編集]- 宇野正人共編著『お伊勢さま百話』(財団法人神道文化会、1984年)
- 井上順孝共編著『日本型政教関係の誕生』(第一書房、1987年)
- 阪本健一『天皇と明治維新』 (暁書房、1983年/皇學館大学出版部、2000年)。父の遺著を編んだ
- 大原康男・百地章 『国家と宗教の間―政教分離の思想と現実』 (日本教文社〈教文選書〉、1989年)
- 葦津珍彦 『国家神道とは何だったのか』 (註解、神社新報社、旧版は1987年、新版は2006年)
- 『全国神職会会報』(復刻版、ゆまに書房、1991‐1993年)。全52巻、監修
- 『国家神道再考 祭政一致国家の形成と展開』(弘文堂〈久伊豆神社小教院叢書〉、2006年)
- 『プレステップ 神道学』(石井研士との共編、弘文堂、2011年)
- 『昭和前期の神道と社会』(弘文堂、2016年)。責任編集
- 『近代の神道と社会』(弘文堂、2020年)。責任編集
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ 『現代物故者事典 2021〜2023』日外アソシエーツ、2024年、p.249。
- ^ 阪本是丸氏(神社本庁教学委員、國學院大名誉教授)中外日報 2021年4月26日
- ^ 神社新報ブックス 神道と学問
- ^ 6氏に名誉教授の称号を授与 國學院大學学報691号 2020年6月20日
参考文献
[編集]- 阪本是丸著、『近世・近代神道論考』、弘文堂、2007年8月17日。ISBN 978-4-335-16049-3 (著者略歴:引用)