コンテンツにスキップ

通町筋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
熊本県道28号標識
水道町交差点から見た通町筋
熊本城方面を望む

通町筋(とおりちょうすじ)は、熊本県熊本市にある通りの名称。熊本県道28号熊本高森線日本郵政九州支社付近から水道町交差点までの愛称である。

概要

[編集]

南九州地区最大の繁華街上通下通の間を東西に貫く通りで、車道は片側3車線に加え中央を複線熊本市電が走っており、平日の夕方や休日には買い物客や学生で賑わいを見せている。熊本市郊外から車やバス電車が一極集中するため、朝夕のラッシュ時は渋滞が激しく、熊本桜町バスターミナルが近いため車道両端のバスレーンも路線バス高速バスが数珠のように連なって走っている。

上記の様に平日の夕方や休日になると多くの人々が訪れる。通行人の多くは上通下通鶴屋百貨店での買い物客である。上通下通、その間に位置する通町筋電停を結ぶスクランブル交差点(大型の横断歩道)が設けられている。上通入口と下通入口、鶴屋地下1階を結ぶ地下道も設けられている。

なお、通町の熊本市交通局軌道水道町花畑町間の一部)は芝生が植えられている(緑のじゅうたん計画)。

歴史

[編集]
江戸時代
  • 熊本城完成後に白川及び坪井川の改修が行われ、同時期に武家屋敷が坪井川の西側に移転する。この地域も大部分が武家屋敷となっていた。当時の武士たちが熊本城に登城するためのメインルートであったことから、通町筋と呼ばれるようになったという。また、当時は厩橋から上通までの地域を指す名称であったと言われている。
明治時代以降
昭和時代後半(戦後
平成時代
  • 通町筋電停を改装、屋根が設置された。
  • 2009年平成21年)になると、下通アーケードの掛け替えが完了し、以前よりも位置が高くなった。
令和時代
  • 2019年令和元年)通町筋電停(辛島町方面側ホーム)の改修工事完了。停留場が拡幅され、停留場全体を覆う屋根を設置、バリアフリー化が図られた。なお、これに伴い手取本町側の歩道幅を狭めたり、電柱を移設するなどの工事が行われている。

周辺

[編集]

九州有数の規模を誇る繁華街で、市役所百貨店商業施設オフィスビルビジネスホテルシティホテルなどが立ち並んでいる。

接続する主な通り

[編集]

関連項目

[編集]