藤巻忠俊
ふじまき ただとし 藤巻忠俊 | |
---|---|
生誕 |
1982年6月9日(42歳) 日本・東京都 |
国籍 | 日本 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 2006年 - |
ジャンル | 少年漫画 |
代表作 | 『黒子のバスケ』 |
受賞 | 第44回:十二傑新人漫画賞(『黒子のバスケ』) |
藤巻 忠俊(ふじまき ただとし、1982年6月9日 - )は、日本の漫画家。男性[1]。東京都出身[2]。上智大学中退[3]。血液型はAB型[2]。
経歴
[編集]高校は東京都立戸山高等学校[4]、大学は上智大学に進学した。大学中退後は漫画の読切作品を投稿するようになる[2]。第36回(2006年3月期)ジャンプ十二傑新人漫画賞(審査員:空知英秋)にて、『GEKISHIN!虎徹』で最終候補。
第44回(2006年11月期)ジャンプ十二傑新人漫画賞(審査員:矢吹健太朗)に読切『黒子のバスケ』を投稿し、十二傑賞を受賞。『赤マルジャンプ』(集英社)2007 SPRINGに同作品が掲載され、漫画家デビューを果たす。
『週刊少年ジャンプ』(集英社)2009年2号より、『黒子のバスケ』を連載し、新人賞受賞作から一足飛びで連載まで漕ぎ着けた。『黒子のバスケ』は2012年4月のアニメ版放送開始を機に人気が急上昇し、当時を代表するヒット作の一つとなる[5]。
2012年10月頃より、藤巻の関係先各所などが脅迫される黒子のバスケ脅迫事件が起こったが、2013年12月に容疑者が逮捕され終息した[6][7]。
『週刊少年ジャンプ』2014年40号で『黒子のバスケ』本編の連載を終了した。その後、『少年ジャンプ+』(集英社)2014年9月22日(創刊日)から12月15日まで「黒子のバスケ番外編」を隔週連載した。また、『少年ジャンプNEXT!!』(集英社)2014 vol.6より、『黒子のバスケ EXTRA GAME』を連載開始し、2016 vol.1にて完結。
人物
[編集]趣味・特技は「麻雀」「ゴルフ」[2]。好きな漫画は『SLAM DUNK』・『ジョジョの奇妙な冒険』・『3×3 EYES』[2]。2005年頃、共に『SLAM DUNK』が「根底」にある者として高橋一郎とも仲良くなった[8]。
歌にコンプレックスを持っている。『黒子のバスケ』連載中、アシスタントの川田にダイエット対決で負けたため、罰ゲームとして忘年会のカラオケで『黒子のバスケ』主題歌を泣きそうになりながら歌った[9]。
作品
[編集]
- 凡例
- 太字は連載作品
- 〈掲載誌〉WJ:週刊少年ジャンプ、NEXT!!:少年ジャンプNEXT!!、J+:少年ジャンプ+(いずれも集英社)
- 〈収録〉CB:黒子のバスケ オフィシャルファンブック CHARACTERS BIBLE、K:黒子のバスケ、EG:黒子のバスケ EXTRA GAME 、RL:ROBOT×LASERBEAM、KB:キルアオ
タイトル | 形式 | 掲載号 | 収録 | 備考 |
---|---|---|---|---|
黒子のバスケ | 読切 | WJ 2013年26号 | CB | デビュー作 第44回十二傑新人漫画賞佳作 |
黒子のバスケ | 連載 | WJ 2009年2号 - 2014年40号 | K | 連載版本編 |
黒子のバスケ番外編 | J+ 2014年9月22日 - 2014年12月15日 | EG | 本編の続編 | |
黒子のバスケ EXTRA GAME | NEXT!! 2014 vol.6 - 2016 Vol.1 | |||
黒子のバスケ×火ノ丸相撲 | 読切 | WJ 2015年50号 | 未 | 本編と火ノ丸相撲とのコラボマンガ |
前衛のアーチャー | 読切 | WJ 2016年5・6合併号 | 未 | |
ROBOT×LASERBEAM | 連載 | WJ 2017年16号[10] - 2018年30号 | RL | |
狐日和の紺次郎 | 読切 | WJ 2020年6・7合併号 | 未 | |
キルアオハル | 読切 | WJ 2022年3・4合併号 | 未 | |
キルアオ | 連載 | WJ 2023年20号[11] - | KB |
原作担当
[編集]- 黒子のバスケ Replace - 『黒子のバスケ』小説版。小説:平林佐和子〈JUMP j BOOKS〉、全6巻
- 黒子のバスケ Replace PLUS - 小説版のコミカライズ。漫画:高橋一郎。『少年ジャンプ+』2015年1月27日 - 2018年4月24日。全10巻。
その他
[編集]関連人物
[編集]- 担当編集者
- 齊藤優[18]
- 井坂尊(2010年10月[19] - 2010年12月[20])
- 大西恒平[21](2011年2月 - 2012年1月)
- 嶋崎崇夫[22](2012年2月 - 2013年6月)
- 門司健吾(2013年7月[23] - )
- 井坂尊(2015年8月)
脚注
[編集]- ^ 第5回八大学ゴルフ部懇親競技会 - 男子団体名簿より。
- ^ a b c d e 『赤マルジャンプ』2007 SPRING「新人紹介」560P、集英社
- ^ 『黒子のバスケ オフィシャルファンブック CHARACTERS BIBLE』, p187, 「「大学ではゴルフ部」の発言より中退して、読切を一本作って応募した」
- ^ 【「黒子のバスケ」脅迫】妄想で逆恨み? 50カ所に脅迫状届く 「怨恨」捜査におもわぬ壁 産経新聞 2012年12月26日
- ^ 「黒子のバスケ」 アニメ第2期放送で続く快進撃 日経エンタテインメント!
- ^ 黒子バスケ事件で実刑判決 連続脅迫、懲役4年6月 派遣社員の男に東京地裁 - MSN産経ニュース
- ^ 時事ドットコム:控訴取り下げ、実刑確定=黒子のバスケ脅迫の男
- ^ 高橋一郎twitter 2015年11月6日
- ^ 高橋一郎twitter 2015年11月10日[1][2][3]
- ^ “藤巻忠俊のゴルフマンガ、満を持してジャンプで始動!黒バス映画は本日公開”. コミックナタリー (株式会社ナターシャ). (2017年3月18日) 2017年3月18日閲覧。
- ^ “藤巻忠俊が描く学園アサシンやり直しコメディ、39歳の殺し屋が中学生に”. コミックナタリー (ナターシャ). (2023年4月17日) 2023年4月17日閲覧。
- ^ 江尻立真『P2! - let's Play Pingpong! -』集英社〈ジャンプ・コミックス〉各巻、最終ページスタッフクレジット
- ^ 火ノ丸相撲公式Twitter 2014年9月3日
- ^ テレビ朝日でバラエティ番組のチーフディレクターとして働く北嶋一喜 テレ朝POST 2019年3月17日
- ^ 『黒子のバスケ』元アシスタントの新連載はラグビー漫画 自身初の週刊連載、ジャンプで開始 ORICON NEWS 2019年5月27日
- ^ 高橋一郎Twitter 2020年1月3日
- ^ “『switch』作者、波切敦氏インタビュー「渡邊君や八村君に負けないぐらい夢のある世界を描きたい」”. バスケットボールキング (2018年7月25日). 2021年1月20日閲覧。
- ^ 週刊少年ジャンプ 2009年19号 空知英秋による巻末コメントより「担当が藤巻先生と間違えてメールを送ってくる。」
- ^ 『週刊少年ジャンプ』2010年46号
- ^ 『週刊少年ジャンプ』2011年3・4合併号
- ^ 単行本18巻より。
- ^ 「オフィシャルファンブック CHARACTERS BIBLE」より。
- ^ 『週刊少年ジャンプ』2013年31号