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第54独立機械化旅団 (ウクライナ陸軍)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
第54独立機械化旅団
創設 2014年12月1日
所属政体  ウクライナ
所属組織 ウクライナ陸軍
部隊編制単位 旅団
兵科 機械化歩兵
兵種/任務 機甲戦
所在地 ドネツィク州バフムート
愛称 イヴァン・マゼーパ
標語 «През шаблю маєм право»
(剣を通して私たちは権利を持っています)
上級単位 東部作戦管区
戦歴 ドンバス戦争
ロシアのウクライナ侵攻
指揮官 オレクシー・マイストレンコ大佐
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第54独立機械化旅団(だい54どくりつきかいかりょだん、ウクライナ語: 54-та окрема механізована бригада)は、ウクライナ陸軍旅団東部作戦管区隷下。

概要

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ドンバス戦争

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2014年12月1日、ドンバス戦争の影響に伴い、第24独立機械化旅団隷下の1個機械化大隊、第30独立機械化旅団隷下の1個機械化大隊、第17独立戦車旅団隷下の1個機械化大隊、第3独立戦車大隊を基幹にドネツィク州アルチェモフスクで創設された[1]

2015年4月、ドンバス戦争に投入され、東部ドネツィク州、ルハーンシク州に配備された。

2015年9月、北部作戦管区隷下の第25独立自動車化歩兵大隊が配属された。

2017年1月、東部作戦管区隷下の第46独立特務大隊ドンバス・ウクライナが配属された。

2020年5月6日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領から、名誉称号「イヴァン・マゼーパ」を授与された[2]

ロシアのウクライナ侵攻

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東部・アウディーイウカ戦線

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2021年11月からドンバス戦争ドネツク人民共和国と接する東部ドネツィク州ポクロウシク地区に配備されていたため、2024年2月24日のロシアのウクライナ侵攻はそのまま開戦し、第1軍団の攻勢をアウディーイウカ南西のマリンカで撃退した[3]。7月に第71独立猟兵旅団と交代で後方に移動した[4]

東部・南ドネツク戦線

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2022年2月、第25独立自動車化歩兵大隊第46独立強襲大隊ドンバスが東部ドネツィク州ヴォルノヴァーハ地区に再配置され、第53独立機械化旅団の救援でヴォルノヴァーハを防御したが、3月に陥落した[5][6]

東部・バフムート戦線

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2022年9月、第46独立強襲大隊ドンバスが激戦地の東部ドネツィク州バフムート地区に再配置され、ロシア軍の攻勢で大損害を受けたが、同月にシヴェルシクで撃退した[7]。11月に全隊が再配置され、バフムート北に接するリシチャンシクに展開した[8]

2022年12月、第46ドンバス大隊が第3機械化大隊に改編された[9]

2022年12月6日、ウォロディミル・ゼレンスキー大統領から、勇気と勇敢さに対する栄誉賞を授与された[10]

北東部・クプヤンシク戦線

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2023年10月、第3機械化大隊が北東部ハルキウ州クプヤンシク地区に再配置され、クプヤンシクに展開した[11]

編制

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  • 工兵大隊
  • 整備大隊
  • 兵站大隊
  • 偵察中隊
  • 狙撃中隊
  • 電子戦中隊
  • 通信中隊
  • レーダー中隊
  • NBC防護中隊
  • 衛生中隊
  • 無人機中隊 魔法省

出典

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外部リンク

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