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神恵内村

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
かもえないむら ウィキデータを編集
神恵内村
神恵内村旗 神恵内村章
1968年5月15日制定
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道後志総合振興局
古宇郡
市町村コード 01404-4
法人番号 2000020014044 ウィキデータを編集
面積 147.79km2
総人口 740[編集]
住民基本台帳人口、2024年10月31日)
人口密度 5.01人/km2
隣接自治体 古宇郡泊村古平郡古平町
積丹郡積丹町
村の木 トドマツ
他のシンボル
神恵内村役場
村長 高橋昌幸
所在地 045-0301
北海道古宇郡神恵内村大字神恵内村81-20
北緯43度08分36秒 東経140度25分50秒 / 北緯43.14347度 東経140.43069度 / 43.14347; 140.43069座標: 北緯43度08分36秒 東経140度25分50秒 / 北緯43.14347度 東経140.43069度 / 43.14347; 140.43069
外部リンク 神恵内村 公式ホームページ

神恵内村位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
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神恵内村中心部周辺の空中写真。1976年撮影。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。

神恵内村(かもえないむら)は、北海道後志総合振興局管内、古宇郡にある漁業を中心に明治から発展してきた。村名の由来は、アイヌ語の「カムイナイ」(神の沢)。 2005年の観測開始以来、震度1以上の地震が一度も観測されたことがない日本で唯一の自治体であったが、2018年9月6日北海道胆振東部地震で震度3が計測された[1]。その後2019年2月21日の余震で2回目となる震度1が観測された。

地理

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積丹半島の西側に位置する。

  • 山 : 滝ノ沢山、天狗岳、当丸山、両古美山、ポンネアンチシ山、珊内山、大天狗山
  • 河川 : 古宇川、キナウシ川、珊内川、オネナイ川、オブガル石川、ノット川、大森川、二ノ目川

気候

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ケッペンの気候区分では西岸海洋性気候に属する。日本海に面しているため、冬の冷え込みは北海道内では最も弱く、暖かい地域の一つである。

神恵内(1991-2020)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 9.2
(48.6)
12.5
(54.5)
16.2
(61.2)
22.7
(72.9)
30.0
(86)
29.1
(84.4)
33.5
(92.3)
33.1
(91.6)
32.2
(90)
26.1
(79)
19.6
(67.3)
15.0
(59)
33.5
(92.3)
平均最高気温 °C°F 0.0
(32)
0.5
(32.9)
4.2
(39.6)
10.0
(50)
15.6
(60.1)
19.6
(67.3)
23.6
(74.5)
25.4
(77.7)
22.5
(72.5)
16.1
(61)
8.8
(47.8)
2.3
(36.1)
12.4
(54.3)
日平均気温 °C°F −2.3
(27.9)
−1.9
(28.6)
1.4
(34.5)
6.7
(44.1)
11.7
(53.1)
15.7
(60.3)
19.8
(67.6)
21.4
(70.5)
18.3
(64.9)
12.5
(54.5)
5.9
(42.6)
−0.2
(31.6)
9.1
(48.4)
平均最低気温 °C°F −4.7
(23.5)
−4.4
(24.1)
−1.3
(29.7)
3.6
(38.5)
8.3
(46.9)
12.4
(54.3)
16.9
(62.4)
18.3
(64.9)
14.7
(58.5)
9.1
(48.4)
2.9
(37.2)
−2.8
(27)
6.1
(43)
最低気温記録 °C°F −13.2
(8.2)
−13.8
(7.2)
−9.6
(14.7)
−3.1
(26.4)
1.1
(34)
5.0
(41)
9.8
(49.6)
12.0
(53.6)
6.4
(43.5)
0.2
(32.4)
−8.3
(17.1)
−12.2
(10)
−13.8
(7.2)
降水量 mm (inch) 94.8
(3.732)
72.1
(2.839)
59.8
(2.354)
65.1
(2.563)
88.0
(3.465)
69.4
(2.732)
140.3
(5.524)
142.8
(5.622)
153.8
(6.055)
133.4
(5.252)
122.1
(4.807)
117.4
(4.622)
1,257.6
(49.512)
平均降水日数 (≥1.0 mm) 18.3 15.3 12.6 10.5 10.5 9.4 10.0 10.0 11.9 14.1 16.0 19.0 157.6
平均月間日照時間 42.4 58.8 123.5 173.7 198.1 171.5 157.6 166.5 169.6 129.0 65.8 35.5 1,487.5
出典:気象庁

歴史

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神恵内村役場旧庁舎(2009年)

行政

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地区

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  • (大字)神恵内村 - 小字で定住者がいるのは「横澗」「ツボ石」「大川」「川向」「山ノ上」「トラセ」「浜中」「長屋の沢」
    • ※住所では「古宇郡神恵内村大字神恵内村○番地」という表記になる
  • (大字)赤石村 - 小字で定住しているのは「大森」のみ
  • (大字)珊内村 - 小字で定住しているのは「川白」「ヲネナイ」のみ
    • ※以前は「ノット」も定住者がいたが全員転出し集落の道路の入口は封鎖されている)

経済

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漁協

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  • 古宇郡漁業協同組合:神恵内村支所(大字神恵内村)

郵便局

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  • 神恵内郵便局(集配局、大字神恵内村)

※かつては珊内地区に無集配特定局の珊内郵便局が存在したが1998年に廃局となった。

なお村内には郵便局以外の金融機関はない。かつては「神恵内漁業協同組合」に漁協の金融窓口があったが統合で「古宇郡漁業協同組合」となると金融窓口は無くなってしまっている。

宅配便

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公共機関

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警察

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消防

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地域

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人口

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2012年12月に人口が1,000人を割り込んだ。北海道内では1,000人以下の自治体は、音威子府村に次いで2ヶ所目となった。

神恵内村と全国の年齢別人口分布(2005年) 神恵内村の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 神恵内村
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
神恵内村(に相当する地域)の人口の推移
1970年(昭和45年) 2,606人
1975年(昭和50年) 2,230人
1980年(昭和55年) 2,014人
1985年(昭和60年) 1,797人
1990年(平成2年) 1,596人
1995年(平成7年) 1,481人
2000年(平成12年) 1,325人
2005年(平成17年) 1,319人
2010年(平成22年) 1,122人
2015年(平成27年) 1,004人
2020年(令和2年) 870人
総務省統計局 国勢調査より


教育

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※かつては赤石小学校、珊内小中学校、川白小中学校、安内小学校もあったがいずれも閉校になっている。

交通

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鉄道

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村内に鉄道路線は走っていない。最寄駅はJR北海道函館本線小沢駅である[4]

バス

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  • 岩宇地域公共交通活性化協議会 - 岩内町と神恵内村を泊村経由で結ぶ岩宇地域海岸線「しおかぜライン」を運行する。
    • 岩内高校 - 岩内ターミナル - 茅沼 - 泊 - 茂岩 - 神恵内役場前 - 川白

道路

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道の駅

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通信

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市外局番は0135(岩内MA地域)、尚、同じ0135である余市MA地域へは市外局番からかける必要がある。

市内局番は、神恵内中心部、赤石村で66、76。珊内村で77。

携帯電話は、珊内村の一部(珊内村ノット、珊内村川白、珊内村ヲネナイ)で、まったく通じない機種がある。

2007年平成19年)6月18日フレッツADSL開通により、ブロードバンドが利用可能になる。

観光

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※かつては 神恵内温泉 リフレッシュプラザ温泉998があったが機材故障のため2020年春に閉館した[5]

出身者

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脚注

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出典

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関連項目

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外部リンク

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