石井虎之助
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石井 虎之助(いしい とらのすけ、1851年5月27日(嘉永4年4月27日[1][2]) - 1933年(昭和8年)1月23日[2][3])は、日本の政治家・貴族院多額納税者議員[4]、実業家。武相貯蓄銀行頭取[1][5]。江之島電氣鐵道監査役[5]。族籍は神奈川県平民[1][5]。
経歴
[編集]相模国大住郡石田村(中郡成瀬村、伊勢原町を経て現伊勢原市石田)に生まれる[2][6]。石井作右衛門の長男[1][5]。農業を営む[7]。1878年(明治11年)、家督を相続[5]。
1881年(明治14年)7月、補欠選挙で神奈川県会議員に当選し[2][6]、その後、1888年(明治21年)1月まで4期在任した[2]。1884年(明治17年)7月、戸長、1890年(明治23年)10月、2代成瀬村長を歴任[2][6]。成瀬村長を1894年(明治27年)10月まで務め、同年から1897年(明治30年)まで成瀬村会議員に在任した[2]。
1901年(明治34年)神奈川県多額納税者として補欠選挙で貴族院議員に互選され、同年12月4日[8][9]から翌年の5月6日[10]まで在任した[3]。江ノ島電気鉄道、武陽銀行に関与[11]。墓所は伊勢原市石田の東光寺[11]。
人物
[編集]家族・親族
[編集]- 石井家
- 父・作右衛門[1][5]
- 母・ミツ[1][5]
- 妻・キヨ(1869年 - ?、神奈川、山田孝之助の三女)[1][5]
- 長女・ツネ(1879年 - ?、養子・博の妻)[1][5]
- 養子・博(1876年 - ?、長女・ツネの夫、神奈川、神崎孝司の弟[1]、農業[12])
- 孫[1]
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l 『人事興信録 第4版』い128頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年11月26日閲覧。
- ^ a b c d e f g 『神奈川県史 別編1』56-57頁。
- ^ a b 『議会制度七十年史 第1』180頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年11月26日閲覧。
- ^ 『吾等の神奈川縣』732頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年11月26日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k 『人事興信録 第3版』い225-226頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年11月29日閲覧。
- ^ a b c 竹内ほか 1993, 285頁.
- ^ a b 『神奈川文庫 第五集 百家明鑑』中郡之部366頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年11月26日閲覧。
- ^ 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、11頁。
- ^ 『官報』第5528号、明治34年12月5日。
- ^ 『官報』第5649号、明治35年5月7日。
- ^ a b 竹内ほか 1993, 286頁.
- ^ 『神奈川県銘鑑録』375頁(国立国会図書館デジタルコレクション)。2019年11月26日閲覧。
参考文献
[編集]- 小幡宗海編『神奈川文庫 第五集 百家明鑑』神奈川文庫事務所、1900年。
- 人事興信所編『人事興信録 第3版』人事興信所、1903-1911年。
- 人事興信所編『人事興信録 第4版』人事興信所、1915年。
- 『神奈川県銘鑑録』帝国芳銘会、1916年。
- 神奈川縣『吾等の神奈川縣』神奈川縣、1928年。
- 『貴族院要覧(丙)』昭和21年12月増訂、貴族院事務局、1947年。
- 衆議院、参議院編『議会制度七十年史 第1』大蔵省印刷局、1960年。
- 神奈川県県民部県史編集室編『神奈川県史 別編1』人物 : 神奈川県歴史人名事典、神奈川県、1983年。
- 竹内理三ほか 編纂『神奈川県姓氏家系大辞典』角川日本姓氏歴史人物大辞典14、角川書店、1993年。ISBN 4040021401。