コンテンツにスキップ

田中晴也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
田中 晴也
千葉ロッテマリーンズ #35
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 新潟県長岡市
生年月日 (2004-06-06) 2004年6月6日(20歳)
身長
体重
186 cm
92 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 投手
プロ入り 2022年 ドラフト3位
初出場 2024年6月1日
年俸 1100万円(2025年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

田中 晴也(たなか はるや、2004年6月6日 - )は、新潟県長岡市出身のプロ野球選手投手)。右投左打。千葉ロッテマリーンズ所属。

経歴

[編集]

プロ入り前

[編集]

長岡市立四郎丸小学校で野球を始め、長岡市立南中学校では軟式野球部に所属。3年時には新潟県選抜に選出され、全国大会で3位の成績を残した[2]

日本文理高等学校に進学し、1年秋からベンチ入り。2年春からエースとなり、打者としても中軸を担った。同年夏の第103回全国高等学校野球選手権大会に出場し、初戦(2回戦)で敦賀気比と対戦。当時の自己最速となる147km/hを計測したが、8回8失点と打ち込まれ敗れた[3]。3年夏は新潟県大会準決勝で自己最速を更新する150km/hを計測した[2]。同大会で優勝して第104回全国高等学校野球選手権大会に出場したが、海星との1回戦で右手人差し指のマメが潰れて流血するなど本調子ではなく、6回7失点[4]。チームも大敗した[5]

大学進学も検討していたが、2022年9月9日にプロ志望届を提出し[6]、10月20日に開催されたドラフト会議にて千葉ロッテマリーンズからドラフト3巡目で指名された[7]。11月24日、契約金5000万円、年俸600万円で入団に合意した[8]。背番号は35[8]。担当スカウトは小林敦[9]

ロッテ時代

[編集]

2023年はコンディション不良により出遅れ、キャンプは二軍スタートとなった。体づくりを中心に行い、8月10日のイースタン・リーグ公式戦(対日本ハムファイターズ戦)で実戦デビューを果たした[10]。この年は二軍で5試合に登板し、0勝1敗、防御率1.13の数字を残した[11]

2024年6月1日の阪神タイガース戦(ZOZOマリンスタジアム)でプロ初先発し、5回無失点の好投を見せた[12]。2度目の登板となった7月3日の北海道日本ハムファイターズ戦(エスコンフィールドHOKKAIDO)で先発し、5回5安打5失点(自責点0)でプロ初勝利を挙げた[13]

選手としての特徴

[編集]

持ち球は最速150km/hのストレート[14]スライダーカーブフォークチェンジアップ[15]

高校通算20本塁打と打撃でも非凡な才能を見せていたが、プロでは投手一本に絞り、ロッテからも投手としてドラフト指名を受けた[16]

詳細情報

[編集]

年度別投手成績

[編集]




















































W
H
I
P
2024 ロッテ 4 4 0 0 0 1 1 0 0 .500 79 20.0 14 2 6 0 0 17 0 0 9 4 1.80 1.00
通算:1年 4 4 0 0 0 1 1 0 0 .500 79 20.0 14 2 6 0 0 17 0 0 9 4 1.80 1.00
  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

[編集]


投手












2024 ロッテ 4 0 1 0 0 1.000
通算 4 0 1 0 0 1.000
  • 2024年度シーズン終了時

記録

[編集]
初記録

背番号

[編集]
  • 35(2023年 - )

脚注

[編集]
  1. ^ ロッテ - 契約更改 - プロ野球」『日刊スポーツ』。2024年11月20日閲覧
  2. ^ a b 日本文理の150キロ右腕・田中 クレバーさ武器に09年準V超え導く!」『スポニチ Sponichi Annex』2022年8月5日。2022年10月17日閲覧
  3. ^ 【甲子園】日本文理2年田中晴也「詰めが甘かった」8失点も意地の148球」『日刊スポーツ』2021年8月20日。2022年10月17日閲覧
  4. ^ この夏の主役候補、日本文理・田中晴也の短すぎた夏。甲子園での敗戦は「伝説」の序章にすぎない」『web Sportiva』2022年8月9日。2022年10月17日閲覧
  5. ^ 【甲子園】日本文理・田中晴也、右手のまめがつぶれ出血し6回7失点「もっと粘りたい回だった」」『日刊スポーツ』2022年8月8日。2022年10月17日閲覧
  6. ^ 日本文理・田中晴也「活躍するイメージを描くことができた」プロ志望届提出」『日刊スポーツ』2022年9月10日。2022年10月17日閲覧
  7. ^ 【ドラフト】ロッテ3位指名の日本文理・田中晴也、20本塁打の二刀流も「プロでは投手で」」『日刊スポーツ』2022年10月21日。2024年1月8日閲覧
  8. ^ a b 【ロッテ】ドラ3田中晴也、憧れ佐々木朗希と「1日でも早く肩を並べてローテに」背番号は35」『日刊スポーツ』2022年11月24日。2024年6月2日閲覧
  9. ^ <ロッテ編>2022年ドラフト指名選手、スカウトが注目したポイントは? 球団コメントを公開」『ベースボールチャンネル』2022年10月21日。2024年6月2日閲覧
  10. ^ ロッテ・田中晴也インタビュー 昨夏の甲子園で注目を浴びた大器の現在地/武田千怜のアナザーストーリー(65)」『サンケイスポーツ』2023年9月8日。2023年11月15日閲覧
  11. ^ 2023年度 千葉ロッテマリーンズ個人投手成績」『NPB.jp 日本野球機構』。2023年11月15日閲覧
  12. ^ a b c 【ロッテ】田中晴也、プロ初登板初先発で5回無失点 吉井監督「本当に素晴らしいピッチング」」『日刊スポーツ』2024年6月1日。2024年6月2日閲覧
  13. ^ a b ロッテ”鬼門”エスコンで今季初勝利 藤原V打&佐藤4打点、田中晴プロ初勝利」『BASEBALL KING』2024年7月3日。2024年7月3日閲覧
  14. ^ 【動画】日本文理の150キロ右腕が入寮 ドラフト3位からの活躍目指す」『高校野球ドットコム』2023年1月8日。2023年2月11日閲覧
  15. ^ 【ドラフト注目選手】日本文理・田中晴也(たなかはるや)の特徴、成績、評価は?」『ベースボールチャンネル』2022年10月12日。2023年2月11日閲覧
  16. ^ 【ドラフト】ロッテ3位指名の日本文理・田中晴也、20本塁打の二刀流も「プロでは投手で」」『日刊スポーツ』2022年10月21日。2023年2月11日閲覧

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]