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森 万吉(萬吉、もり まんきち、1883年(明治16年)3月8日 - 没年不明)は、明治時代後期から昭和時代前期の台湾総督府官僚。台南市尹。花蓮港庁長。
東京府荏原郡馬込村(馬込町、東京市大森区を経て、現東京都大田区)に生まれる。1907年(明治40年)3月、台湾総督府雇となり、同年7月、文官普通試験に合格する。1908年(明治41年)4月、統計講習会を修了し、土木局勤務を拝命する。ついで臨時台湾工事部書記、土木局庶務課勤務、台北庁属、内務局土木課庶務係長などを経て、1924年(大正13年)12月、新竹州苗栗郡守となる。1926年(大正15年)1月、台南州虎尾郡守、1928年(昭和3年)9月、台中州豊原郡守を経て、1932年(昭和7年)4月、台南市尹に就任。1933年(昭和8年)10月、花蓮港庁長に転じ、1934年(昭和9年)9月に退官した。退官後は、嘉南大圳理事や台湾拓殖台南支店長を務めた。
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市尹 |
- 荒巻鉄之助1920.9.1-1926.12.17
- 佐藤矢1926.12.17-1927.3.16
- 田丸直之1927.3.16-1928.9.18
- 遠藤所六1928.9.18-1929.3-31
- 堀内林平1930.3-31-1931.5.16
- 菱村彦十郎1931.5.16-1932.4.21
- 森万吉1932.4.21-1933.10.3
- 古沢勝之1933.10.3-1938.10.7
- 河東田義一郎1938.10.7-1940.10.28
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市長 |
- 那須重徳1940.10.28-1942.4.15
- 羽鳥又男1942.4.15-1944.4.20
- 竹中憲二1944.4.20-1945.10.25
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カテゴリ |
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十二庁時代 |
- 石橋亨1909.10.25-1911.12.4
- 中田直温1911.12.4-1913.11.3
- 飯田章1913.11.3-1919.5.21
- 宇野英種1919.5.21-1920.9.1
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五州三庁時代 |
- 江口良三郎1920.9.1-1926.10.27
- 中田秀造1926.10.27-1929.9.13
- 猪股松之助1929.9.13-1931.9.12
- 浅野安吉1931.9.12-1932.4.21
- 今井昌治1931.9.12-1933.10.3
- 森万吉1933.10.3-1934.9.3
- 政所重三郎1934.9.3-1935.9.2
- 藤村寛太1935.9.2-1938.10.7
- 高原逸人1938.10.7-1941.1.31
- 広谷致員1941.1.31-1943.3.29
- 稲田穣1943.3.29-1943.12.1
- 慶谷隆夫1943.12.1-1944.12.17
- 加藤重喜1944.12.17-1945.10.25
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カテゴリ |