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根出葉

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

根出葉(こんしゅつよう、: radical leaf[1])は、植物の形態の一種。根生葉(こんせいよう)、根葉(こんよう)とも言う。地上茎の基部についた葉のことで、地中の根から葉が生じているように見える[2]

植物の中には非常に短いを持つがあり、その葉はまるでから出ているように見える。植物の根が葉を付けることはないが、外観からこのように呼ばれる。また、地下茎が付けた葉も同様。

シダ植物草本性被子植物に多く見られる[2]

ダイコンスミレは茎が短く、太い葉柄に葉を付けるため、代表的な根出葉をもつ植物である。カブは丸い「根」から直接葉柄を伸ばし茎がないように見えるが、丸い部分は根ではなく胚軸と呼ばれる茎の一種である。

根出葉の中でも特に、タンポポなどは地面に貼り付く様に広がり立ち上がらず、放射状に重なり合って地面に密着する。冬になっても壊死することがなく、多年草越年草が冬越しのために取るこの形態は特にロゼット葉(座葉)と呼ばれる[2]

脚注

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  1. ^ 文部省日本植物学会編『学術用語集 植物学編』(増訂版)丸善、1990年。ISBN 4-621-03376-X 
  2. ^ a b c 植物用語事典・140頁

参考文献

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関連項目

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