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李嘉誠

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李 嘉誠
生誕 (1928-07-29) 1928年7月29日(96歳)
中華民国の旗 中華民国広東省潮州市
国籍 カナダの旗 カナダ
香港の旗 中華人民共和国香港
職業 実業家
配偶者 荘月明
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李 嘉誠(り かせい、広東語読み:レイ・カーセン、Sir Li Ka-shing GBM KBE Commander, 英語:Li Ka Shing, 1928年7月29日 - )は、香港最大の企業集団・長江実業グループ創設者兼会長である。2013年度世界長者番付によれば、その資産は310億米ドルとされ、世界8位の富豪である[1]。かつてはアジア全域で最も富裕な人物であり、華人としては世界一の資産家であった[2]

経歴

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1928年中華民国広東省潮州市に生まれ、日中戦争の戦火から逃れ1940年家族とともにイギリスの植民地香港に逃れた[3]。しかし、太平洋戦争の勃発により、1941年には香港も日本軍の占領下に入り、栄養失調と病気に苦しめられた。父も間もなく結核で亡くなったため、一家を養うために15歳前にして学業を断念、プラスチックの貿易会社で働きだした[4]。最終学歴は中卒(高校中退)。

1949年香港にプラスティックの工場を作り、造花を売り出したところ、「ホンコンフラワー」として大当たりとなった。1958年不動産業に転身し、1967年香港暴動中国語版で暴落した土地を買い漁り[5]長江実業有限公司を設立して香港最大の不動産ディベロッパーとなった。1979年に和記黄埔(ハチソン・ワンポア)、1985年香港島の電力供給を独占する香港電灯を買収し規模を拡大した。

1989年天安門事件が発生して外国企業が中華人民共和国から避難したとき、逆に中華人民共和国への投資を拡大して香港最大の企業集団として台頭した。主に中華人民共和国の発電所建設に当る長江基建などを所有し、中華人民共和国の指導者とも深いつながりがある。左派資本家の霍英東や、マカオのカジノ王(香港でもグループ企業を持つ)スタンレー・ホーとも親しい。ただし、北米などへも投資していることから、中国人民政治協商会議副主席への就任を断ったとも言われている一方[6]、息子の李沢楷[7][8]李沢鉅[9]は全国政協で委員を務めている。

2002年11月に長江商学院を設立、アリババ集団馬雲ら次世代の中国人実業家を育成した[10]

フィランソロピー

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アメリカフォーブス誌2008年3月に李嘉誠を世界富豪番付11位にランクしているが、李の日常生活は質素で、李嘉誠基金を通じて多額の献金を行っている。1981年には20億香港ドルを投じて故郷の潮州の近くに汕頭大学を創設し、2004年スマトラ沖地震では300万米ドルを寄付した。

愛用車

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香港では高級車ロールス・ロイスが好まれる傾向にあるとされるが、李嘉誠は日産自動車の最高級乗用車である日産・プレジデントを愛車にしたことで中国で知られる[11][12][13][14]

家族

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長男のヴィクター・リー(李沢鉅)は長江実業の副会長兼社長として後継者の地位にある。1996年拉致され、身代金10億香港ドルを払ったとされる。犯人は後に中国で逮捕・処刑された。

次男のリチャード・リー(李沢楷)は香港最大の通信会社であるPCCW(パシフィック・センチュリー・サイバー・ワークス)を率い、東京丸の内パシフィックセンチュリープレイス丸の内を建設したことで日本でも知られる。

妻の荘月明は既に亡くなっているが、自殺ではないかとも噂されている。

伝記・関連書籍

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  • 西原哲也「秘録・華人財閥=日本を踏み台にした巨龍たち」(NNA、2008年7月) 

脚注

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  1. ^ The World's Billionaires. Forbes. 2013年3月4日
  2. ^ アジア一の富豪に王健林氏が返り咲き-李嘉誠、馬雲両氏と激しい争い”. ブルームバーグ. 2016年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月2日閲覧。
  3. ^ 潮州難民成巨富,李嘉誠退休交棒 天下雑誌 2023年3月22日閲覧。
  4. ^ 伝説の香港大富豪、習主席との「長く特殊な関係」”. ロイター (2019年12月2日). 2019年12月2日閲覧。
  5. ^ Entrepreneurship and Economic Development of Hong Kong, Routledge, Tony Fu-Lai Yu, 1997 page 64.
  6. ^ [1]
  7. ^ 十一届-历届委员-北京市政协”. 中国人民政治協商会議北京市委員会. 2017年12月22日閲覧。
  8. ^ 李家誠、李澤楷等港澳富商擔任北京政協委員_”. 大公網 (2013年1月15日). 2017年11月24日閲覧。
  9. ^ 全国政協、香港委員から16人が常務委員に”. 香港ポスト (2013年3月13日). 2017年12月22日閲覧。
  10. ^ [2], "About Us" page of English Website.
  11. ^ 秦浦著「李嘉誠大全集」第69章 中国华侨出版社、2011年
  12. ^ 李嘉诚偏爱日产总统型房车”. 捜狐 (2006年2月28日). 2017年12月18日閲覧。
  13. ^ 李嘉诚十多年前就用柴油车”. 新浪 (2006年2月28日). 2017年12月18日閲覧。
  14. ^ 中国10大名人、富豪坐拥车榜揭秘”. 中国網 (2007年8月3日). 2017年12月18日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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