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晋語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
晋語
晋語/晋语
話される国 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
地域 山西省全域
内モンゴル自治区中部
河北省の一部
河南省の一部
陝西省の一部
話者数 6305万人
話者数の順位 22
言語系統
表記体系 漢字
言語コード
ISO 639-1 zh
ISO 639-2 chi (B)
zho (T)
ISO 639-3 cjy
テンプレートを表示
晋語
繁体字 晉語
簡体字 晋语
漢語拼音Jìn Yǔ
発音記号
標準中国語
漢語拼音Jìn Yǔ

晋語(しんご、拼音: Jìnyǔ)は、シナ・チベット語族シナ語派言語の一つである。山西省陝西省の北部、河北省西部、内蒙古自治区の西部および河南省の一部で話される。太原語が晋語の代表とされる。1987年の調査によると話者は4500万人。官話方言(北方話)の一部とされることもあるが、官話からは独立した大方言区とすべきであるとの説もある。

命名

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「晋語」の「晋」は山西省の略称であるが、方言区画としての「晋語区」は行政区画としての山西省=「晋」と同一ではない。「晋語区」の中心地域が、山西省即ち「晋」にあるゆえに、「晋語区」と命名された。[1]

起源

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晋語の起源には2つの説がある。1つの見解は、晋語の起源は秦晋方言に由来すると考えられている。なぜなら、「切韻序」によると、「秦陇則去声為入」という特徴が現代の晋語に合致しているからである。もう1つの見解は、晋語の起源は趙魏方言に由来すると考えられている。古代の趙国の三代都城が現在も晋語圏に属しているためである。現在の晋語圏は、春秋時代の晋国、戦国時代の趙国の大部分領土、および戦国時代の韓国北部、魏国西北部領土を含んでいる。

下位方言

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下位方言として以下の8個が挙げられる。

特徴

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  • 入声 - [-ʔ]として保存されている。
  • 鼻韻尾 - 歯茎鼻音[n]軟口蓋鼻音[ŋ]の区別があるが、[m]はなく、[n]に合流している。また[ŋ][n]に合流する傾向にある。
  • ほとんどの晋方言には 5 つの声調があり、地域によっては 6 つ、7 つ、または 4 つの声調がある。
  • 晉語の全有声無声音の進化方法は4種類ある。
  • 晉語には、官話方言と大きく異なる特徴的な単語や古語が多く残っている。

脚注

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  1. ^ 張 麟声「中国語における「晉方言」のイエス•ノー疑問文の構文パターンについて」


外部リンク

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