愛の亡霊
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愛の亡霊 | |
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L'Empire de la passion | |
監督 | 大島渚 |
脚本 | 大島渚 |
原作 | 中村糸子 |
製作 | 若槻繁 |
製作総指揮 | アナトール・ドーマン |
出演者 |
吉行和子 藤竜也 田村高廣 |
音楽 | 武満徹 |
撮影 | 宮島義勇 |
編集 | 浦岡敬一 |
製作会社 |
アルゴス・フィルム 大島渚プロダクション |
配給 | 東宝東和 |
公開 |
1978年5月20日(CIFF) 1978年10月28日 |
上映時間 | 105分 |
製作国 |
フランス 日本 |
言語 | 日本語 |
製作費 | 1億円 |
『愛の亡霊』(あいのぼうれい、仏題:L'Empire de la passion)は、1978年に公開された日仏合作映画である。大島渚監督作品。
概要
[編集]フランスのアルゴス・フィルム社と日本の大島渚プロダクションの合作映画で、前作『愛のコリーダ』に引き続きフランスのプロデューサーのアナトール・ドーマンが製作し、大島渚がメガホンをとった。スタッフは製作代表:若槻繁、撮影:宮島義勇、音楽:武満徹、美術:戸田重昌、編集:浦岡敬一といったように、小林正樹の映画『怪談』と同じ顔ぶれとなっている。
原作は中村糸子の小説『車屋儀三郎事件』であり、前作の『愛のコリーダ』同様、性をテーマに描いている。日本では東宝東和の配給で公開された。
第51回アカデミー賞外国語映画部門に出品されたが、候補から漏れた[1]。しかし、大島渚は第31回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した[2]。
スタッフ
[編集]- 監督・脚本:大島渚
- 製作:アナトール・ドーマン
- 製作代表:アナトール・ドーマン、若槻繁
- 製作協力:若松孝二
- 原作:中村糸子
- 撮影:宮島義勇
- 音楽:武満徹
- 美術:戸田重昌
- 照明:岡本健一
- 編集:浦岡敬一
キャスト
[編集]- 塚田儀三郎:田村高廣
- 塚田せき:吉行和子
- 田中豊次:藤竜也
- 堀田重五郎:川谷拓三
- 西の家のお内儀:小山明子
- ツン東:殿山泰司
- 西の家の若旦那:河原崎建三
- おだめ / 語り:佐々木すみ江
- 倉造:山本麟一
- 山の店の親父:北村英三
- 西の家の花嫁:伊佐山ひろ子
- 田中伝三:杉浦孝昭
- 西の家の手伝いの女房:新屋英子
- 西の家の婚礼の客:佐藤慶
エピソード
[編集]吉行和子の周囲は、40歳を過ぎてのハードコア作品への出演に対して猛反対した[3]。
脚注
[編集]- ^ “List of Japanese films nominated for Academy Award for Best Foreign Language Film” (Japanese). Motion Picture Producers Association of Japan. 2008年6月22日閲覧。
- ^ “Festival de Cannes: Empire of Passion”. festival-cannes.com. 2009年5月10日閲覧。
- ^ 週刊アサヒ芸能 2012年6月28日特大号 熟裸身を堪能する映画ベスト10
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 愛の亡霊 - 日本映画データベース
- 愛の亡霊 - allcinema
- 愛の亡霊 - KINENOTE
- L'Empire de la passion - オールムービー
- L'Empire de la passion - IMDb
- Empire of Passion: Love’s Phantom an essay by Tony Rayns at the Criterion Collection