必殺仕事人III
必殺仕事人III | |
---|---|
ジャンル | 時代劇 |
脚本 |
吉田剛 保利吉紀 石森史郎 |
監督 |
田中徳三 松野宏軌 貞永方久 広瀬襄 関本郁夫 |
出演者 |
藤田まこと 三田村邦彦 鮎川いずみ ひかる一平 山内敏男 白木万理 菅井きん 中条きよし 山田五十鈴 |
ナレーター | 中村梅之助 |
オープニング | 作曲:平尾昌晃「浜の真砂は尽きるとも」 |
エンディング | 鮎川いずみ「冬の花」 |
製作 | |
製作総指揮 | 山内久司(朝日放送) |
プロデューサー |
仲川利久(朝日放送) 辰野悦央(朝日放送) 櫻井洋三(松竹) |
制作 | 朝日放送 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1982年10月8日 - 1983年7月1日 |
放送時間 | 金曜22:00 - 22:54 |
放送分 | 54分 |
回数 | 38 |
『必殺仕事人III』(ひっさつしごとにんスリー)は、1982年10月8日から1983年7月1日まで、テレビ朝日系で毎週金曜日22:00 - 22:54に放送された、朝日放送と松竹(京都映画撮影所、現・松竹撮影所)共同製作のテレビ時代劇。全38話。主演は藤田まこと。
必殺シリーズの第19作、必殺仕事人シリーズの第3作、中村主水シリーズの第9作である。
概要
[編集]本作は、前作『新・必殺仕事人』の続編であり直結する作品世界を持つ。前作の最終話で解散したはずの主水たち仕事人グループが本作第一話では解散などなかったかのように引き続き活動しているが、これは本作の放送開始直前(前週)に『必殺シリーズ10周年記念スペシャル 仕事人大集合』というテレビ特番が放送されこの中で仕事人グループ再始動に至る前作と本作をつなぐエピソードが既に描かれたからである。なお本作のオープニングナレーション時の映像は前作と同じものを使い回し、そこに新登場の西順之助のカットを加えただけとなっている(ナレーションは新規)。
本作も、藤田まこと演ずる中村主水を筆頭に、三田村邦彦演ずる秀、中条きよし演ずる勇次、鮎川いずみ演ずる加代、山田五十鈴演ずるおりくが、前作より何ら変わることなく登場している。
本作の特徴は異色の受験生仕事人 西順之助の仕事人グループへの加入である。順之助役には、TBS『3年B組金八先生』第2シリーズで人気を得た、ジャニーズ事務所所属の当時のアイドル ひかる一平が起用された。順之助は『必殺からくり人』のとんぼに続いて、2人目となる10代の若者の殺し屋だが、『からくり人』放送当時、20代のジュディ・オングが10代の設定のとんぼを演じていたのとは異なり、ひかる一平は劇中の順之助同様、10代であり、「演じる役者も10代の殺し屋」は順之助が初めてである。当初、三田村邦彦が『太陽にほえろ!』(日本テレビ)への出演決定に伴って、必殺シリーズの降板が内定したため、秀に代わる新しいキャラクターとして設定されたのが、順之助である。その後、女性ファンからの強い要望で、三田村は引き続き出演することになり、『新・必殺仕事人』のメンバー+順之助という形に納まった。
順之助は受験生であり、当然、人間としては未熟な青年で、仕事人としてもまだアマチュア意識がある。彼は当初仕事人を悪人を倒す正義のヒーローのようにみており「世の中が悪いからひっくり返したい」という観念的理想主義者であり、金で仕事を請け負う殺し屋らしからぬ「正義のために」「世直しのために」という大義名分で殺しに参加しようとして主水たちを怒らせたり[1]、かといってその理想に燃えているわけでもなく率先的に行動するタイプではなく受動的で、やる気もあまりなく塾の試験勉強のために平気で裏の仕事を休んだりといった、歴代の殺し屋たちが多少なりとも持ち合わせていたプロ意識が大幅に欠如しており[2]、主水たちから呆れられたり鉄拳制裁される描写もあった[3]。常に敬語で話すライトな性格もあって主水たち仕事人グループの中では浮いた存在で、現代っ子のような場違い感もあった。
10代の若者の順之助を仲間入りさせたことで作品内容が甘くなったのかと言えば、そのようなことは決して無く、自分が恋した女が殺しの標的となり、やむなく始末したことで、仕事人稼業から足を洗いたいと泣きながら言い出す順之助を主水と勇次が殴り飛ばし、厳しく叱責したり(第3話)、主水とおりくを除いた他の3人(秀、勇次、加代)が、足手まといの彼を始末しようと相談する描写などもあり(第9話)、この時期『必殺シリーズ』自体がマイルド路線に変化していったことも事実である反面、登場女性への性暴行描写など、前作『新・必殺仕事人』以上のハードな描写も多々見られる。一方、先述のようにあまりシリアスなキャラクター性ではなくプロ意識も足りない順之助は簡単な理由(試験前であるなど)で殺しを休んだり、多少のコメディ感もあって主水たち大人との感覚のズレが面白さを生んでいた。
必殺ファンで知られる、作家の田辺聖子が雑誌のエッセイで「最近の必殺には子供が出てきて殺しをしているが、あれは中途半端で嫌い」とコメントしたことがある。山内久司プロデューサーはこの意見を参考にし、本作後半からは順之助を殺し担当ではなく、エレキテルで見張りを気絶させるなど、ややマイルドな役割に微調整していった。これを発展させて『必殺仕事人IV』では、順之助は完全に殺しの下準備係となった。田辺の順之助への苦言と、必殺シリーズに対するリスペクトの強さは映画『必殺! THE HISSATSU』パンフレットに寄せたエッセイでも確認することができる。順之助を演じた、ひかる自身も、辰巳出版刊『時代劇マガジン』VOL9のインタビューで、「テレビとはいえ、10代の受験生が殺しを行うのは良くないというクレームが視聴者から寄せられた」と語っている。
1983年3月4日放送の第21話で、必殺シリーズの歴代最高視聴率37.1%を記録している。
本作の主題歌「冬の花」は『暗闇仕留人』の主題歌「旅愁」以来の大ヒットを記録。唄った鮎川いずみは、当時の日本有線大賞新人賞を受賞した。
あらすじ
[編集]『仕事人大集合』で、多くの仕事人の犠牲と協力の元で、大仕事を完遂した中村主水、秀、勇次、加代、おりくは仕事人チームを再び組むこととなった。
ある日の夜、主水たちは殺しの現場を目撃されてしまう。この目撃者 - 西順之助は蘭方医 西順庵の息子で、西洋医学所に合格するために日々、塾に通って勉強する受験生であった。主水たちは裏稼業の掟により順之助を始末しようとするが、仕事人の面々を前にしても臆すること無く、仕事人は正義の味方と憧れる彼の言葉を聞いて、どうしても手に掛けることは出来なかった。結局、誰にも口外しないことを条件に順之助は助けられた。
その後、ある事件が起こり、その噂を聞きつけた順之助は主水たちの仲間に入りたいと志願するも、主水たちから、全く相手にされない。順之助はそれでも諦めず、加代を煽って事件の真相を探ろうとするが、一味の一人に勘付かれてしまい、二人の人相書が市中に貼られてしまった。主水は順之助を殺そうとするが、泣きじゃくる彼を殺すことが出来ない。
おりくの提案で、異色の受験生仕事人 西順之助が誕生。彼とともに、主水たちは一味を闇に葬った。新たな仲間を加えた仕事人たちの暗闘は続く。
登場人物
[編集]仕事人
[編集]- 中村主水
- 演 - 藤田まこと
- 南町奉行所の定町廻り同心。TVスペシャル『仕事人大集合』で、セクンデ一味との戦いをきっかけに闇の世界に再び身を投じる決意をする。未熟な順之助には基本的に厳しい態度を取りつつも、その成長を見守る。
- 秀
- 演 - 三田村邦彦
- 飾り職人。『仕事人大集合』の時点で、知らぬ顔の半兵衛と裏稼業を組み、彼と別れた後、セクンデ一味との戦いを終え、主水と再び組む。順之助にはあまり、いい印象を持たなかった。
- 最後の仕事を行った後、依頼人の線から足がつくと主水から言われたことで江戸を離れることとなる。
- 加代
- 演 - 鮎川いずみ
- 何でも屋で、仕事人の密偵。まだ若く、素人同然の順之助のサポートを行う。金にがめつく、図々しい性格も相変わらずである。
- 最終話で敵が仕掛けた仕事を請け負ったことで素性がばれ、最後の仕事を行った後に奉行所から追われることとなり、チーム解散と同時に江戸を離れた。
- 西順之助
- 演 - ひかる一平
- 蘭方医の息子で、西洋医学所に合格し、自身も医者になることを夢見て学問に励む受験生。塾帰りに偶然、仕事人たちの殺しの現場を目撃。以前から仕事人を「悪政を正す正義の味方」として英雄視しており、主水たちのグループに仲間入りする。
- 若さ故にいい加減なところがあり、「塾の試験が近いから」という理由などで殺しの仕事を休むことがあり、主水たちの反感を買ったこともある(第2、9話)。
- 最後の仕事を終えた後、チーム解散と同時に赤の他人だと主水から告げられ、元の受験生生活に戻っていった。最後まで仕事を世直しと勘違いしている節があり、秀に叱責される場面もあった。
- なお、解散前の集まりに主水に言われて毒を用意してきたが、世直しのためではなく、捕まった時の自害用だと聞かされ驚いていた。この毒は秀と勇二は主水に返している。
- 勇次
- 演 - 中条きよし
- 三味線屋。前作に続き、小唄の師匠として中村家へ出入りしている。
- 最後の仕事を行った後、秀と同様の理由で主水から忠告を受け、江戸を離れることにした。
- おりく
- 演 - 山田五十鈴[4][5]
- 三味線屋で、仕事人の元締。勇次の母親。他の仲間が順之助の存在を疎む一方で、彼女一人が順之助に優しく諭すことがあった。最後の仕事には参加していない。
その他
[編集]- 中村せん
- 演 - 菅井きん
- 主水の姑。あいかわらず、婿養子の主水をいびる。
- 中村りつ
- 演 - 白木万理 [6]
- 主水の妻。せんとともに、婿養子の主水をいびる。
- 筆頭同心 田中
- 演 - 山内敏男(現・山内としお)
- 南町奉行所の筆頭同心で、主水の上司。相変わらず、口煩い。前作に比べ、性格、言動ともにオカマっぽくなっている。
- 西順庵
- 演 - 溝田繁[7]
- 西巴
- 演 - 三浦徳子[8]
- 塾の先生
- 演 - 北村光生[9]
- 塾生
- 演 - 久米学[10]、土屋八大[11]
ゲスト
[編集]- 第1話「殺しを見たのは受験生」
- 第2話「下駄をはかせたのは両替屋」
- 第3話「アルバイトをしたのは同級生」
- 第4話「火つけを見たのは二人のお加代」
- 第5話「夢の女に惚れたのは秀」
- 第6話「女牢に目をつけたのは主水」
- 第7話「捨て子をされたのは三味線屋の勇次」
- 第8話「窓際族に泣いたのは主水」
- 第9話「年末賞与を横取りしたのはせんとりつ」
- 第10話「子供にいたずらされたのは主水」
- 第11話「恋の重荷を背負ったのは秀」
- 第12話「つけ文をされたのは主水」
- 第13話「上役の期待を裏切ったのは主水」
- 第14話「婦女暴行を見たのはおりく」
-
- 高野ぬい - 白石奈緒美
- 小万 - 上原実千代
- 鳥居一弥 - 草木宏之
- おきぬ - 淡城みゆき
- 第15話「加代に死の宣告をしたのは主水」
- 第16話「饅頭売って稼いだのはお加代」
- 第17話「花嫁探しをしたのは勇次」
- 第18話「月の船を待っていたのは秀」
- 第19話「にせ物に踊らされたのはせんとりつ」
- 第20話「厄払いしたかったのは主水」
- 第21話「赤ん坊を拾ったのは三味線屋おりく」
- 第22話「湯女に惚れられたのは勇次」
- 第23話「ギックリ腰で欠勤したのは主水」
- 第24話「三味線二重奏したのは勇次」
- 第25話「殺しを見られたのは秀」
- 第26話「嫁の勤めを果たしたのは加代」
- 第27話「暴力塾生にいじめられたのは順之助」
- 第28話「相撲取りに惚れられたのは加代」
- 第29話「老眼鏡を買わされたのは主水」
- 第30話「スギの花粉症に苦しんだのは主水」
- 第31話「全財産をなくしたのは加代」
- 第32話「誘拐犯の娘に惚れたのは秀」
- 第33話「囮になったのはおりく」
- 第34話「大名になったのは同級生」
- 第35話「金融札に手を出したのはお加代」
- 第36話「ニセ占いで体力消耗したのは主水」
- 第37話「芝居見物したかったのはせんとりつ」
- 第38話「淋しいのは主水だけじゃなかった」
殺し技
[編集]- 中村主水
- 悪人を油断させながら、一瞬の隙を付いて、脇差を相手の急所に刺す。
- 秀
- 金属製の房が付いた金色の簪で、悪人の首筋を刺す。
- 勇次
- 三味線の三の糸を悪人の首筋目掛けて投げ、首に巻き付け締め上げ、宙吊りにして、窒息死させる。
- 西順之助
- エレキテルで高圧電流を充填させたライデン瓶を使い、悪人を感電死させる[16]。第8、16、25話は気絶等に用いている。ライデン瓶は加代が使用することがあった(第2話)。
- おりく
- 三味線の撥で、悪人の首筋を斬る。第6話は仕込み針を使用した。
スタッフ
[編集]- 制作 - 山内久司(朝日放送)
- プロデューサー - 仲川利久(朝日放送)、辰野悦央(朝日放送)、櫻井洋三(松竹)
- 脚本 - 吉田剛、篠崎好、加田藤穂、石森史郎、仁多雪郎、三田純市、保利吉紀、中原朗、鶉野明彦、林千代、萩田寛子
- 音楽 - 平尾昌晃
- 監督 - 田中徳三、松野宏軌、八木美津雄、黒田義之、貞永方久、家喜俊彦、水野純一郎、関本郁夫、広瀬襄、都築一興
- ナレーション
- 語り - 中村梅之助
- 作 - 山内久司
- 協力 - エクラン演技集団、新演技座
- 制作協力 - 京都映画撮影所(現・松竹撮影所)
- 制作 - 朝日放送、松竹
主題歌
[編集]- 主題歌 - 鮎川いずみ「冬の花」(CBSソニー(現・ソニー・ミュージックレコーズ))
- 挿入歌 - 中条きよし「忘れ草」(テイチクレコード(現・テイチクエンタテインメント))
放送日程
[編集]- 強調部は、サブタイトルのフォーマット。
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 監督 |
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第1話 | 1982年10月8日 | 殺しを見たのは受験生 | 吉田剛 | 田中徳三 |
第2話 | 1982年10月15日 | 下駄をはかせたのは両替屋 | 松野宏軌 | |
第3話 | 1982年10月22日 | アルバイトをしたのは同級生 | 篠崎好 | 田中徳三 |
第4話 | 1982年10月29日 | 火つけを見たのは二人のお加代 | 加田藤穂 | 松野宏軌 |
第5話 | 1982年11月5日 | 夢の女に惚れたのは秀 | 吉田剛 | |
第6話 | 1982年 11月12日 | 女牢に目をつけたのは主水 | 加田藤穂 | 田中徳三 |
第7話 | 1982年 11月19日 | 捨て子をされたのは三味線屋の勇次 | 篠崎好 | 松野宏軌 |
第8話 | 1982年11月26日 | 窓際族に泣いたのは主水 | 八木美津雄 | |
第9話 | 1982年12月3日 | 年末賞与を横取りしたのはせんとりつ | 石森史郎 | 黒田義之 |
第10話 | 1982年12月10日 | 子供にいたずらされたのは主水 | 仁多雪郎 | 八木美津雄 |
第11話 | 1982年12月17日 | 恋の重荷を背負ったのは秀 | 吉田剛 | 貞永方久 |
第12話 | 1982年12月24日 | つけ文をされたのは主水 | 三田純市 | 田中徳三 |
第13話 | 1983年1月7日 | 上役の期待を裏切ったのは主水 | 保利吉紀 | 黒田義之 |
第14話 | 1983年1月14日 | 婦女暴行を見たのはおりく | 吉田剛 | 八木美津雄 |
第15話 | 1983年1月21日 | 加代に死の宣告をしたのは主水 | 石森史郎 | 松野宏軌 |
第16話 | 1983年1月28日 | 饅頭売って稼いだのはお加代 | 加田藤穂 | 田中徳三 |
第17話 | 1983年2月4日 | 花嫁探しをしたのは勇次 | 吉田剛 | 八木美津雄 |
第18話 | 1983年2月11日 | 月の船を待っていたのは秀 | 家喜俊彦 | |
第19話 | 1983年2月18日 | にせ物に踊らされたのはせんとりつ | 石森史郎 | 水野純一郎 |
第20話 | 1983年2月25日 | 厄払いしたかったのは主水 | 中原朗 | 関本郁夫 |
第21話 | 1983年3月4日 | 赤ん坊を拾ったのは三味線屋おりく | 鶉野明彦 | 広瀬襄 |
第22話 | 1983年3月11日 | 湯女に惚れられたのは勇次 | 中原朗 | 松野宏軌 |
第23話 | 1983年3月18日 | ギックリ腰で欠勤したのは主水 | 鶉野明彦 | 田中徳三 |
第24話 | 1983年3月25日 | 三味線二重奏したのは勇次 | 石森史郎 | |
第25話 | 1983年4月1日 | 殺しを見られたのは秀 | 中原朗 | |
第26話 | 1983年4月8日 | 嫁の勤めを果たしたのは加代 | 吉田剛 | 松野宏軌 |
第27話 | 1983年4月15日 | 暴力塾生にいじめられたのは順之助 | 中原朗 | 八木美津雄 |
第28話 | 1983年4月22日 | 相撲取りに惚れられたのは加代 | 篠崎好 | 松野宏軌 |
第29話 | 1983年4月29日 | 老眼鏡を買わされたのは主水 | 三田純市 | |
第30話 | 1983年5月6日 | スギの花粉症に苦しんだのは主水 | 鶉野明彦 | 家喜俊彦 |
第31話 | 1983年5月13日 | 全財産をなくしたのは加代 | 中原朗 | 松野宏軌 |
第32話 | 1983年5月20日 | 誘拐犯の娘に惚れたのは秀 | 篠崎好 | 田中徳三 |
第33話 | 1983年5月27日 | 囮になったのはおりく | 石森史郎 | 八木美津雄 |
第34話 | 1983年6月3日 | 大名になったのは同級生 | 中原朗 | |
第35話 | 1983年6月10日 | 金融札に手を出したのはお加代 | 鶉野明彦 | 松野宏軌 |
第36話 | 1983年6月17日 | ニセ占いで体力消耗したのは主水 | 林千代 | |
第37話 | 1983年6月24日 | 芝居見物したかったのはせんとりつ | 萩田寛子 | 家喜俊彦 |
第38話 | 1983年7月1日 | 淋しいのは主水だけじゃなかった | 中原朗 | 都築一興 |
ネット局
[編集]※途中で打ち切られた局や、しばらくの間放送する他系列ネットの局がある。
- 系列は放送当時のもの。
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 備考 |
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近畿広域圏 | 朝日放送 | テレビ朝日系列 | 制作局 |
関東広域圏 | テレビ朝日 | ||
北海道 | 北海道テレビ | ||
青森県 | 青森放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
岩手県 | テレビ岩手 | 日本テレビ系列 | |
宮城県 | 東日本放送 | テレビ朝日系列 | |
秋田県 | 秋田テレビ | フジテレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
山形県 | 山形放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
福島県 | 福島放送 | テレビ朝日系列 | |
新潟県 | 新潟総合テレビ | フジテレビ系列 テレビ朝日系列 |
現・NST新潟総合テレビ |
長野県 | テレビ信州 | テレビ朝日系列 日本テレビ系列 |
|
山梨県 | テレビ山梨 | TBS系列 | |
富山県 | 富山テレビ | フジテレビ系列 | |
石川県 | 北陸放送 | TBS系列 | |
福井県 | 福井テレビ | フジテレビ系列 | |
静岡県 | 静岡けんみんテレビ | テレビ朝日系列 | 現・静岡朝日テレビ |
中京広域圏 | 名古屋テレビ | ||
鳥取県・島根県 | 山陰放送 | TBS系列 | |
広島県 | 広島ホームテレビ | テレビ朝日系列 | |
山口県 | 山口放送 | 日本テレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
徳島県 | 四国放送 | 日本テレビ系列 | |
香川県・岡山県 | 瀬戸内海放送 | テレビ朝日系列 | |
愛媛県 | 南海放送 | 日本テレビ系列 | |
高知県 | テレビ高知 | TBS系列 | |
福岡県 | 九州朝日放送 | テレビ朝日系列 | |
長崎県 | 長崎放送 | TBS系列 | |
熊本県 | テレビ熊本 | フジテレビ系列 テレビ朝日系列 |
|
大分県 | 大分放送 | TBS系列 | |
宮崎県 | 宮崎放送 | ||
鹿児島県 | 鹿児島放送 | テレビ朝日系列 | |
沖縄県 | 琉球放送 | TBS系列 |
脚注
[編集]- ^ 『必殺仕事人』時代の秀や『新・必殺仕置人』の正八のように情に流されてしまう傾向のあった裏稼業者はそれまでのシリーズに存在したものの、「正義、あるいは世直しのために裏稼業を行う」という観念的理想主義に基づいた理念を持つことは『必殺シリーズ』の世界観では御法度とされることである。
- ^ 歴代の殺し屋たちは表稼業で重大な仕事や抜けることが難しい仕事の最中であっても、妻子持ちの殺し屋に至っては家族サービスや家族旅行の最中であっても、裏稼業関連の仕事は行っていた。
- ^ 『必殺シリーズ』のチーフ プロデューサーを務めた、朝日放送の山内久司(当時)は、洋泉社刊『必殺シリーズを創った男』のインタビューで「この当時、若い人たちの変質があって、一生懸命「必殺」のモラルにこだわっている奴を客観的に笑う人物が(メンバーに)欲しかった」とコメントしている。
- ^ 第1、2、6、7、12 - 14、21、33、34話
- ^ クレジットは「起こし」(かつてのロート製薬のオープニングキャッチと同じ形)
- ^ 前作までクレジットタイトルは菅井、白木の並びだったが、本作から白木、菅井に入れ替わる。
- ^ 第1、27話。第1話のエンディングでは、「順庵」と表記。
- ^ 第1、3、4、6、15、22、24、33話。エンディングでは「巴」と表記。
- ^ 第1 - 4、14話。第1話のエンディングでは、「先生」と表記。
- ^ 第1 - 4話
- ^ 第1 - 4、14話。第14話のエンディングでは、「高野弥太郎」と表記。
- ^ エンディングでは、隆雅堂と表記。
- ^ エンディングでは、おゆりと表記。
- ^ エンディングでは、権元と表記。
- ^ 梅津はオカマの舞台役者役で出演。この役柄は『必殺仕事人IV』の玉助のキャラクターのモチーフとなった。
- ^ 第2、4、7、9、10、12 - 15、19 - 22、24、32 - 35、37話を除く。
- ^ 山田誠二『必殺シリーズ完全百科』p74
前後番組
[編集]テレビ朝日系 金曜22時台(当時はABCの制作枠) | ||
---|---|---|
前番組 | 番組名 | 次番組 |
新・必殺仕舞人
(1982年7月2日 - 1982年9月24日) |
必殺仕事人III
(1982年10月8日 - 1983年7月1日) |
必殺渡し人
(1983年7月8日 - 1983年10月14日) |