大須ういろ
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大須ういろ本店 | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒459-8009 愛知県名古屋市緑区清水山2-1619 北緯35度2分49.29秒 東経136度57分12.31秒 / 北緯35.0470250度 東経136.9534194度座標: 北緯35度2分49.29秒 東経136度57分12.31秒 / 北緯35.0470250度 東経136.9534194度 |
本店所在地 |
〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3丁目15番1号 北緯35度9分37.4秒 東経136度54分7.7秒 / 北緯35.160389度 東経136.902139度 |
設立 | 1949年(昭和24年)2月17日[1] |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 3180001062341 |
代表者 | 村山賢祐(代表取締役)[1] |
資本金 | 5,000万円[1] |
発行済株式総数 | 4,000株[1] |
売上高 | 10億8900万円(2010年)[1] |
従業員数 | 120人[1] |
外部リンク | https://osuuiro.co.jp/ |
株式会社大須ういろ(おおすういろ)は、愛知県名古屋市にある企業。同市緑区に本社を、中区大須に本店を置き、生菓子などを製造・販売している。
概要
[編集]名古屋名物のういろうを中心とした和菓子や味噌煮込みうどん、きしめんなどを製造・販売している。
2つの赤い提灯をあしらったシンボルマークで知られ、主力商品の大須ういろ・大須ないろは名古屋名物とされる。東海地区では「ぼんぼんぼ〜んと時計が三つ」の歌いだしで始まるCMソングで知られている。
同じ名古屋市にはライバル企業として青柳ういろうがある。
沿革
[編集]- 1947年(昭和22年) - 大須で創業[2]。
- 1949年(昭和24年)2月 - 合資会社大須ういろ設立[1]。
- 1957年(昭和32年) - 東京駅八重洲口に出店[3]。同時に看板商品ういろにこしあんを入れた新商品として、ないろを発売[3]。
- 1980年(昭和55年) - みいろ発売[4]。
- 1987年(昭和62年) - ういろないろパイ発売[4]。
- 1997年(平成9年) - ういろケーキ・ないろケーキ発売[4]。
- 2003年(平成15年) - 名古屋市緑区大高に本社を移転。
- 2004年(平成16年) - シューういろ発売[4]。
- 2015年(平成27年) - ウイロバー販売開始[5]。
- 2020年(令和2年)12月 - 松坂屋名古屋店に新ブランド「初ーうい」の専門店を開設[6]。
主な商品
[編集]和菓子類
[編集]- ういろ
- 白
- 茶
- 桜
- 黒
- 柚
- 栗蒸し羊羹
- ないろ
- 大須ないろはこしあんを元にしたういろうで、大須ういろが独自に開発した商品である。
- 手造りみいろ
- 三種類のういろを一つにまとめて作られたもの。
- ばななういろ
- 2008年(平成20年)に発売される。
- ういろうの中にバナナクリームをいれたもの。プレーンバナナとチョコバナナの2種類。
麺類
[編集]- きしめん
- 温かいきしめんの発売と同時に、冷しきしめんも発売している。
- みそ煮込
- 味噌煮込みうどん用に適したうどん麺。
直営店
[編集]全て愛知県名古屋市に所在。
本店および大須北店は同じ場所で、それぞれ仁王門通り・万松寺通り(観音通り)沿いに面して店舗がある。
メディア提供番組
[編集]2局同時CM
[編集]名古屋市に本社を持つ民放AMラジオ局であるCBCラジオ及び東海ラジオ(両局とも中日新聞系)では、月曜 - 土曜の15:00の時報直後(15:00:03)から季節によって異なる大須ういろ・ないろのラジオ時報CMが約60年間にわたって流されていたが、広報宣伝の見直しにより2020年(令和2年)3月31日を以ってすべてのCM・スポンサーを終了させた[8](なお、該当時間に野球中継などスポーツ中継を行っている時には流れなかった)。同じく名古屋市のFM局であるエフエム愛知(FM AICHI)でも1990年代まで流されていた。特に有名なフレーズが、「一番はじめは一の宮・・・」ではじまるわらべ歌をバックに流すCMである。
番組スポンサー
[編集]- タクマのHAPPY TIMES!!(東海ラジオ、月曜 - 木曜:9:00 - 12:00)
- かにタク言ったもん勝ち(東海ラジオ、金曜 9:00 - 12:00)
- 10:00の数分間の提供である。時報後CMが流れ、同番組のパーソナリティーである蟹江篤子が「ここからは……」とスポンサーを初めのみ紹介する。10:00スタート時代にはコーナー終了後に「ここまでは…」とスポンサーを紹介していた。なお番組表上ではどちらの時期も、この時間帯に「かにタク言ったもん勝ち」という、番組名と同一のコーナー名がついており、大須ういろはこのコーナーのスポンサーという扱いとなってきる。
- チビッコ作文教室(CBCラジオ、日曜:12:00)
- 以前は「小堀勝啓の新栄トークジャンボリー」の中で放送されていたこともあったが、2014年4月より独立番組になった。ただ、現在は提供スポンサーから降板をしている。
- 茶の間の新聞(CBCラジオ、月曜 - 土曜:15:00 - 15:10、中日新聞ニュース)
- 先述の2局同時CMの後で放送される定時ニュース。現在は他の時間帯の定時ニュースとさほど変わりないが、以前はタイトルの通り、ソフトなニュースが流れることが多かった。またかつては一社提供だったこともあり、ニュースの後にもCMが流れ、スポンサー紹介を行っていた(上記の記述通り、2020年3月31日を以ってCM終了、提供スポンサーも終了した)。
- 土曜スペシャル(テレビ愛知。ローカルスポンサー枠。複数提供。)
- ※ 年に数回土曜日にドラゴンズ戦のナイターゲーム中継に差し替えて放送される際は、土曜スペシャルのスポンサーもそのまま移動する。
- キャッチ!(中京テレビ。17時台、金曜スポンサー。)
- 所さんの目がテン!(中京テレビ、ローカルスポンサー枠、2015年4月 - 2016年3月。)
- その他(在名各局のテレビCMなど。かつては在名民放テレビ各局で放送されていたが、現在はテレビ愛知のみで放送されることが多くなっている。)
脚注
[編集]- ^ a b c d e f g 中部経済新聞社 2011, p. 250.
- ^ 大須ういろのあゆみ 大須ういろ
- ^ a b なごやめし研究会 2005, p. 128.
- ^ a b c d なごやめし研究会 2005, p. 129.
- ^ 春奈 (2021年12月28日). “名古屋で買いたい斬新なお土産菓子3選 - 意外性や遊び心の魅力たっぷり!”. マイナビ. 2021年12月28日閲覧。
- ^ “大須ういろ、ブランド再構築 こだわりのひと口サイズ展開 松坂屋名古屋店に専門店”. 中部経済新聞社 (2021年1月13日). 2021年12月28日閲覧。
- ^ a b “店舗について”. 大須ういろ. 2021年12月28日閲覧。
- ^ 小原智恵 (2020年4月9日). “「名古屋の名物が…」 ういろうCM、惜しまれつつ終了”. 朝日新聞デジタル 2020年4月9日閲覧。
参考文献
[編集]- なごやめし研究会 編『なごやめし それはパラダイス』双葉社〈双葉文庫〉、2005年3月。ISBN 4-575-71293-0。
- 中部経済新聞社 編『中部企業年鑑2012』中部経済新聞社、名古屋、2011年11月1日。ISBN 978-4-88520-156-1。
関連項目
[編集]- 村山きぬ(創業者)
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- 大須ういろ (@osu_uiro) - X(旧Twitter)