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夏木順平

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
なつき じゅんぺい
夏木 順平
本名 尾崎 寿雄
生年月日 (1918-06-15) 1918年6月15日
没年月日 (2010-02-21) 2010年2月21日(91歳没)
出生地 日本の旗 日本福岡県北九州市
職業 俳優
ジャンル 映画テレビドラマ
活動期間 1949年 - 1990年代
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夏木 順平なつき じゅんぺい[1][2][3]1918年大正7年〉6月15日[1][4] - 2010年平成22年〉2月21日[5])は、日本の俳優。本名は尾崎 寿雄。福岡県北九州市出身[1][3]

来歴・人物

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専属制が固まる前の1949年から東宝で俳優として活躍[6]。同じく東宝で活動していた加藤茂雄によれば、当初は演技協社(全国映画演劇労働組合東宝演技者支部)と契約しており、1954年に第一次専属俳優が集められた際に加藤らとともに東宝専属になったという[7]

痩けた頬が特徴[3]。あまり目立たず、クレジットすらされないような端役ばかりを演じているが、特撮映画のほとんどに出演しているほか[1]黒澤明岡本喜八などの作品にも頻繁に登場している。

1971年、東宝専属制度の崩壊後は新星プログループに所属し[7]1990年代まで多くの映画やテレビドラマに出演していた[6]

2010年2月21日、死去した。満91歳没。

出演作品

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映画

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テレビドラマ

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  • ウルトラQ
    • 第3話「宇宙からの贈りもの」(1966年) - 大蔵島自警団[注釈 1]
    • 第4話「マンモスフラワー」(1966年) - 野次馬[注釈 1]
    • 第17話「1/8計画」(1966年) - 1/8都市の警官[注釈 1]
  • 桃太郎侍 第2話「二人の女」(1967年)
  • マイティジャック 第10話「爆破指令」(1968年) - 労務者[注釈 1]
  • 帰ってきたウルトラマン 第1話「怪獣総進撃」(1971年) - 老人
  • 愛の戦士レインボーマン 第19話「空転! ムササビ殺法」(1973年) - 孫作
  • 太陽にほえろ!
    • 第31話「お母さんと呼んで」(1973年) - 靴磨きの男
    • 第75話「仕掛けられた銃声」(1973年)
    • 第76話「おふくろ」(1973年)
    • 第649話「ラストダンス」(1985年) - 目撃者の老人
  • 魔人ハンター ミツルギ 第7話「動く大要塞ロードス!!」(1973年) - 爺様
  • 花王 愛の劇場 放浪記 第28話(1974年)
  • 日本沈没
    • 第5話「いま、島が沈む」(1974年) - 島民
    • 第20話「沈みゆく北海道」(1975年) - 逃げ遅れた住民[注釈 1]
  • 傷だらけの天使 第11話「シンデレラの死に母の歌を」(1974年)
  • 電人ザボーガー 第42話「魔神三ツ首竜 その謎をあばけ!」(1975年) - 老人
  • 伝七捕物帳 (NTV)
    • 第69話「明暗二筋道」(1975年) - 竹松
    • 第71話「むすめ捕物花ざかり」(1975年)
    • 第84話 「子はかすがい情けの絆」(1975年)
    • 第92話 「涙にかくす親ごころ」(1975年) - 参詣人
    • 第110話「父と呼ばれて15年」(1976年) - 茂助
    • 第114話「鳩笛恨み唄」(1976年)
    • 第135話「江戸の悪太郎」(1977年)
    • 第144話「男一匹度胸が御座る」(1977年)
    • 第154話「狙われた赤ン坊」(1977年)
    • 第156話「江戸母恋い唄」(1977年)
    • 第157話「恋の掛け橋情の涙」(1977年) - 茶屋の主人
  • 江戸の旋風II 第33話「悲しい幼な妻」(1976年)
  • 気まぐれ天使 第4話「笛吹けど……」(1976年)
  • 大江戸捜査網
    • 第291話「いのち笛を吹く殺し屋」(1977年)
    • 第311話「父子同心復讐の子守唄」(1977年)
    • 第370話「汚名に賭けた目明し無情」(1978年)
    • 第516話「意地悪婆さん、危機一髪」(1981年)
    • 第523話「危機一発 貝になった娘」(1981年)
  • 破れ奉行 第34話「難波屋おきたが二人いた!」(1977年)
  • ご存知!女ねずみ小僧 第22話「お京さん旅みやげ」(1977年) - 番頭
  • 新五捕物帳
    • 第27話「愛の調べに架ける虹」(1978年)
    • 第38話「友の情けに廻る独楽」(1978年)
    • 第49話「葵頭巾参上」(1978年)
    • 第162話「間抜けな英雄」(1981年)
  • 若さま侍捕物帳 第4話「参上!! 悲恋の罠」(1978年)
  • 西遊記
    • 第3話「三兄弟・天竺への誓い」(1978年) - 村人
    • 第7話「日照り妖怪の子守唄」(1978年) - 村人
    • 第21話「豚教国 翠蓮王女いざ出陣!」(1979年) - 朱紫国の民
  • ふしぎ犬トントン
    • 第3話「消えたエンドマーク」(1978年)
    • 第22話「カミシバイの名探偵」(1979年)
  • 同心部屋御用帳 江戸の旋風IV 第24話「兄ちゃんがくれた風車」(1979年)
  • 江戸の激斗(1979年)
    • 第4話「地獄の虫を叩っ斬れ!」
    • 第8話「宿場の対決」
  • 新・江戸の旋風 第2話「山吹色は悪の色」(1980年)
  • 西遊記II 第18話「悟空叛乱 一人ぼっちの妖怪」(1980年)
  • 猿飛佐助 第6話「巨大軍船の恐怖」(1980年) - 村の男
  • 江戸の朝焼け 第8話「遥かなる母」(1980年)
  • 火曜サスペンス劇場球形の荒野」(1981年)
  • 同心暁蘭之介
    • 第12話「密会の女」(1981年)
    • 第19話「仇討浪人うらみ花」(1982年)
  • 大河ドラマ / 峠の群像(1982年) - 村松喜兵衛
  • 誇りの報酬 第15話「刑事になった理由」(1986年) - アパート管理人

脚注

[編集]

注釈

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad ae af ag ah ai aj ak al am an ao ap aq ar as at au av aw ax ay az ノンクレジット。

出典

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  1. ^ a b c d e 東宝特撮映画全史 1983, p. 532, 「怪獣・SF映画俳優名鑑」
  2. ^ a b c d ゴジラ大百科 1993, p. 126, 構成・文 岩田雅幸「決定保存版 怪獣映画の名優名鑑」
  3. ^ a b c d e
  4. ^ a b c
  5. ^ a b c d e ゴジラ365日 2016, p. 159, 「6月15日」
  6. ^ a b 初代ゴジラ研究読本 2014, p. 114, 「オール初代ゴジラ俳優大図鑑」
  7. ^ a b モスラ映画大全 2011, pp. 103–105, 構成・友井健人「東宝脇役俳優大全 インタビュー 加藤茂雄
  8. ^ 東宝特撮映画大全集 2012, p. 13, 「『ゴジラの逆襲』作品解説/俳優名鑑」
  9. ^ 空の大怪獣ラドン”. 東宝 WEB SITE. 東宝. 2022年3月12日閲覧。
  10. ^ 日本誕生”. 東宝 WEB SITE. 東宝. 2022年3月12日閲覧。
  11. ^ 東宝特撮映画全史 1983, pp. 536–537, 「主要特撮作品配役リスト」

参考文献

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  • 『東宝特撮映画全史』監修 田中友幸東宝出版事業室、1983年12月10日。ISBN 4-924609-00-5 
  • 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大百科 [メカゴジラ編]』監修 田中友幸、責任編集 川北紘一Gakken〈Gakken MOOK〉、1993年12月10日。 
  • 洋泉社MOOK 別冊映画秘宝洋泉社
    • 『別冊映画秘宝 モスラ映画大全』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2011年8月11日。ISBN 978-4-86248-761-2 
    • 『別冊映画秘宝 初代ゴジラ研究読本』洋泉社〈洋泉社MOOK〉、2014年8月24日。ISBN 978-4-8003-0452-0 
  • 『東宝特撮映画大全集』執筆:元山掌 松野本和弘 浅井和康 鈴木宣孝 加藤まさし、ヴィレッジブックス、2012年9月28日。ISBN 978-4-86491-013-2 
  • 野村宏平、冬門稔弐『ゴジラ365日』洋泉社〈映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日。ISBN 978-4-8003-1074-3