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坂篤郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
さか あつお

坂 篤郎
内閣官房により
公表された肖像写真
生誕 (1947-04-14) 1947年4月14日
日本の旗 日本 東京都
死没 (2024-04-29) 2024年4月29日(77歳没)
日本の旗 日本 東京都
国籍 日本の旗 日本
出身校 東京大学法学部卒業
職業 大蔵官僚
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坂 篤郎(さか あつお、1947年〈昭和22年〉4月14日[1] - 2024年〈令和6年〉4月29日)は、日本大蔵官僚実業家森ビル株式会社特別顧問。

関東信越国税局長、大蔵省主計局次長(筆頭)、経済企画庁官房長内閣府政策統括官(経済財政・経済社会システム担当)、内閣府審議官農林漁業金融公庫副総裁、内閣官房副長官補、社団法人日本損害保険協会副会長、日本郵政株式会社社長などを歴任した。

略歴

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日本郵政時代

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民主党が既に総選挙で敗北し、政権を失うことが確定していた2012年12月20日、駆け込む形で日本郵政代表取締役社長に就任。この人事には政権復帰を目前に控えた自由民主党が事前に説明がなかったとして強く批判し、菅義偉幹事長代行は財務省出身者によるたらい回し人事と批判。後任人事が難航した後、2013年6月に更迭された[14]。しかし、坂は日本郵便の顧問にとどまった。

2014年2月下旬にみんなの党代表の渡辺喜美が当時官房長官となっていた菅に対して、坂が日本郵便の顧問になっていることを告げ[15]、菅は3月の国会審議でこの人事を確認した時のことを「唖然とした」と批判[16]。その翌日、坂は顧問を退任した。

著書

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  • 『巨大地震 首都直下地震の被害・防災シミュレーション』(角川書店、2005年)

同期

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旧大蔵省同期入省者には、細川興一(元財務事務次官)、筑紫勝麿(元財務省造幣局長)、妹尾喜三郎(元ビックカメラ取締役副会長)、原口恒和イオン銀行会長)、松谷明彦政策研究大学院大学名誉教授)、岩下正(元国際協力銀行理事)など。

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s 日本損害保険協会の役員改選について
  2. ^ 日本損害保険協会の役員改選について
  3. ^ 日本郵政陰の実力者・坂篤郎(下)
  4. ^ 巨大地震 首都直下地震の被害・防災シミュレーション 角川oneテーマ21
  5. ^ 『東大人名録,第1部』1992年発行、p.47
  6. ^ 『職員録 第1部』大蔵省印刷局、1978年発行、488頁
  7. ^ 『職員録 第1部』大蔵省印刷局、1983年発行、497頁
  8. ^ 内閣官房副長官補
  9. ^ a b 「再就職状況の公表」について
  10. ^ a b 9880 イノテック | 役員の状況 - 坂篤郎
  11. ^ 郵政顧問・坂氏の退任劇 渡辺代表が菅長官に「通報」きっかけ”. 産経ニュース (2014年3月7日). 2014年3月28日閲覧。
  12. ^ 坂篤郎氏死去 元日本郵政社長”. 共同通信 (2024年5月9日). 2024年5月9日閲覧。
  13. ^ 『官報』第1236号P5頁 令和6年6月5日
  14. ^ “日本郵政の坂篤郎社長を政府が更迭 郵政民営化をめぐる暗闘史”. ビジネスジャーナル/サイゾー. (2013年5月13日). https://biz-journal.jp/company/post_2093.html 2020年9月30日閲覧。 
  15. ^ “郵政顧問・坂氏の退任劇 渡辺代表が菅長官に「通報」きっかけ”. 産経新聞. (2014年3月7日). https://www.sankei.com/article/20140307-VHDGFPGM35IKHPA7Q7OVMN5WEI/ 2020年9月30日閲覧。 
  16. ^ “官房長官「あぜん」 坂・郵政前社長の顧問就任批判”. 日本経済新聞. (2014年3月4日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASFL040PU_U4A300C1000000/ 2020年9月30日閲覧。 

参考文献

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  • 『全国官公界名鑑』(同盟通信社、2003年)
  • 『大蔵省名鑑』(時評社、1987年)
ビジネス
先代
斎藤次郎
日本郵政株式会社社長
第3代:2012 - 2013
次代
西室泰三
公職
先代
伏屋和彦
内閣官房副長官補(内政担当)
第3代:2006 - 2008
次代
福田進