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地球防衛軍シリーズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
地球防衛軍シリーズ
ジャンル 3Dアクションシューティング
開発元 サンドロット
シンクアーツ
インタラクティブブレインズ
ギガ連射
Vicious Cycle Software英語版
クラウズ
エスカドラ
ユークス
発売元 ディースリー・パブリッシャー
主な製作者 岡島信幸(ディースリー・パブリッシャー)
本間毅寛(サンドロット)
野口俊雄(サンドロット)
五十嵐雅継(サンドロット)
冨田大道(サンドロット)
1作目 THE 地球防衛軍
2003年6月26日
最新作 地球防衛軍6
2022年8月25日
公式サイト 地球防衛軍 ポータルサイト
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地球防衛軍シリーズは、 ディースリー・パブリッシャーから発売された3Dアクションシューティングを中心に様々なジャンルからなる一連の作品群。ナンバリングタイトルの開発はサンドロットが担当し、その他のスピンオフ作品やアプリゲームの開発は別会社が担当する。バカゲーとして紹介されることもある[1]

概要

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プレイヤーは地球防衛軍(EDF)の兵士となり、宇宙からの侵略者に対する戦いに身を投じる。敵となる異星体は一様に巨大かつ大群で、昆虫に酷似した巨大生物や巨大怪獣、巨大ロボット兵器などが登場する。プレイヤーが選択できる武器の種類は豊富で『THE 地球防衛軍』の時点で100種類を超え、『地球防衛軍5』では1000種類を超える。

当初は廉価ソフトシリーズのSIMPLEシリーズ作品として発売され、タイトルも他のSIMPLEシリーズ同様に「THE」を付けた『THE 地球防衛軍』とされていたが、『地球防衛軍3』からは独立したフルプライス作品となり、タイトルから「THE」が取り払われた。また、シリーズ初期はサンドロットの処女作『ギガンティック ドライブ』のゲームエンジンを流用して開発されており、SIMPLEシリーズ時代の低価格を実現していた。

ナンバリングタイトルでは2作品ごとに世界観を一新している。『THE 地球防衛軍』と『THE 地球防衛軍2』でストーリーは完結し、『地球防衛軍3』では新たな世界観を舞台にストーリーが始まり、次作の『地球防衛軍4』で完結している[1]。『地球防衛軍5』でも新たな世界観で始まり、『地球防衛軍6』も同じ世界観でストーリーが続いている。

『1』では選択できる兵科はアサルトライフルロケットランチャーなどの兵器を用いる「陸戦兵」のみであったが、続編の『2』からレーザー兵器やプラズマ兵器などを扱う女性飛行兵士の「ペイルウイング」が開発され追加された。新シリーズの『3』では陸戦兵のみになったが、外伝作品の『EARTH DEFENSE FORCE: INSECT ARMAGEDDON』では4種類のアーマーからプレイスタイルを選ぶ方式となり、『地球防衛軍3 PORTABLE』ではペイルウイングが復活を果たした。続編の『4』は陸戦兵の特徴を引き継ぐ「レンジャー」とペイルウイングの特徴を引き継ぐ「ウイングダイバー」に加え、味方に空爆ビークルの投下を要請して戦う「エアレイダー」と、強化外骨格を身にまとい両手に武器を持って戦う「フェンサー」が追加され、4兵科体制となった。『5』『6』は最初から4兵科体制である。

世界観が異なる外伝作品も数多く制作されており、舞台をアメリカのニューデトロイトにした『EARTH DEFENSE FORCE: INSECT ARMAGEDDON』や、異星体の攻撃で文明が後退した世界での戦いを描く『EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN』が発売されている。また、THE 地球防衛軍2の世界観を土台にしたウォーシミュレーションの『THE 地球防衛軍タクティクス』、『地球防衛軍4.1』のスピンアウト作品として制作された縦スクロールシューティングの『地球防衛軍4.1 ウイングダイバー・ザ・シューター』といったゲームジャンルが異なる作品も展開されている。その他に地球防衛軍シリーズに登場する兵科や敵が一堂に会する異世界オールスター作品の『デジボク地球防衛軍』が制作されている。

ナンバリングタイトルは様々なプラットフォームに移植されているが、移植はクラインコンピュータエンタテインメントが担っている[2]

シリーズ作品

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発売日・配信開始日は日本国内のものを記述。

発売の年表
2003SIMPLE2000シリーズ Vol.31 THE 地球防衛軍
2004
2005SIMPLE2000シリーズ Vol.81 THE 地球防衛軍2
2006SIMPLE2000シリーズ Vol.103 THE 地球防衛軍タクティクス
THE 地球防衛軍 MOBILE(襲来編)
地球防衛軍3
2007THE 地球防衛軍 MOBILE(地底突入編)
THE 地球防衛軍シューティング 出撃! ペイルウイング
2008
2009地球防衛軍3 Mobile
2010地球防衛軍3D Mobile
2011地球防衛軍 LEGEND
地球防衛軍2 PORTABLE
EARTH DEFENSE FORCE: INSECT ARMAGEDDON
2012地球防衛軍3 PORTABLE
2013地球防衛軍4
2014地球防衛軍2 PORTABLE V2
2015地球防衛軍4.1 THE SHADOW OF NEW DESPAIR
2016TAP WARS: 地球防衛軍4.1
2017地球防衛軍4.1 ウイングダイバー・ザ・シューター
地球防衛軍5
2018小説「地球防衛軍 ラムダチームの戦い」
2019EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN
2020デジボク地球防衛軍
2021地球防衛軍2 for Nintendo Switch
地球防衛軍3 for Nintendo Switch
2022地球防衛軍6
地球防衛軍4.1 for Nintendo Switch
2023
2024デジボク地球防衛軍2
タイトル バージョン別タイトル 発売日・配信開始日 プラットフォーム 開発会社 備考
地球防衛軍 SIMPLE2000シリーズ Vol.31 THE 地球防衛軍 2003年6月26日 PS2 サンドロット
地球防衛軍2 SIMPLE2000シリーズ Vol.81 THE 地球防衛軍2 2005年7月28日 PS2
地球防衛軍2 PORTABLE 2011年4月7日 PSP
地球防衛軍2 PORTABLE V2 2014年12月11日 PS Vita
地球防衛軍2 for Nintendo Switch 2021年7月15日 Switch
地球防衛軍3 地球防衛軍3 2006年12月14日 X360
地球防衛軍3 PORTABLE 2012年9月27日 PS Vita
地球防衛軍3 for Nintendo Switch 2021年10月14日 Switch
地球防衛軍4 地球防衛軍4 2013年7月4日 PS3/X360
地球防衛軍4.1 THE SHADOW OF NEW DESPAIR 2015年4月2日
2016年7月19日
PS4
Steam
地球防衛軍4.1 for Nintendo Switch 2022年12月22日 Switch
地球防衛軍5 地球防衛軍5 2017年12月7日
2019年7月11日
PS4
Steam
地球防衛軍6 地球防衛軍6 2022年8月25日
2024年7月25日
PS5/PS4
Steam/EGS
外伝・スピンオフなど
SIMPLE2000シリーズ Vol.103 THE 地球防衛軍タクティクス 2006年7月27日 PS2 シンクアーツ
EARTH DEFENSE FORCE: INSECT ARMAGEDDON 2011年7月7日
2011年12月15日
PS3/X360
Steam
Vicious Cycle Software英語版 Steam版は日本語非対応
地球防衛軍4.1 ウイングダイバー・ザ・シューター 2017年11月22日
2018年4月26日
PS4
Steam
クラウズ / ギガ連射(共同開発)
EARTH DEFENSE FORCE: IRON RAIN 2019年4月11日
2019年10月15日
PS4
Steam
ユークス
デジボク地球防衛軍[注 1] 2020年12月24日
2021年5月27日
Switch/PS4
Steam
デジボク地球防衛軍2[注 2] 2024年5月23日
2024年9月26日
Switch/PS5/PS4
Steam/EGS
モバイル・アプリゲーム
THE 地球防衛軍 MOBILE(襲来編) 2006年12月4日 iモード/EZweb/Y!ケータイ インタラクティブブレインズ サービス終了
THE 地球防衛軍 MOBILE(地底突入編) 2007年1月22日 iモード/EZweb/Y!ケータイ サービス終了
THE 地球防衛軍シューティング 出撃! ペイルウイング 2007年4月13日 iモード/EZweb/Y!ケータイ ギガ連射 サービス終了
地球防衛軍3 Mobile 2009年8月17日
2013年1月4日
iモード
Android
サービス終了
地球防衛軍3D Mobile 2010年12月4日 Android サービス終了
地球防衛軍 LEGEND 2011年2月1日 iモード/EZweb/Y!ケータイ/Android/iOS サービス終了
TAP WARS: 地球防衛軍4.1 2016年12月26日 Android/iOS エスカドラ サービス終了

小説

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小説「地球防衛軍 ラムダチームの戦い」

2018年2月17日にポニーキャニオンより発刊。著者は真米栄吉

記念企画

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2023年6月26日、EDFシリーズ20周年を記念してスペシャルサイトと特別トレーラーを公開した[3]。9月23日および24日の東京ゲームショウ2023では記念グッズが先行販売され、同年11月9日にはD3P WEB SHOPにて販売が開始された。Tシャツや大判フェイスタオル、タンブラー、クリアファイル、GR(グリムリーパー)トートバッグ、エンブレムハンドタオル、ステッカーが品目であり、12月上旬からはアクリルグッズランダム封入セットが加わった。11月30日にはナンバリングタイトルの楽曲、およびオリジナルブックレットを収録した「地球防衛軍 サウンドトラックコレクション 2003-2023」がD3P WEB SHOPとエビテン(ebiten)にて発売された[4]

その他

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2008年頃、Nokia端末のSNAP Mobileにて海外向けに「EARTH DEFENSE FORCE」が開発された。実際に配信されたかは不明である。Series 60をベースに開発され、サンドロットの監修を受けている[5]

脚注

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注釈

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  1. ^ 正式タイトルは「ま~るい地球が四角くなった!? デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS」。
  2. ^ 正式タイトルは「四角い地球に再びシカク現る!? デジボク地球防衛軍2 EARTH DEFENSE FORCE: WORLD BROTHERS」。

出典

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  1. ^ a b Posted 2022年9月23日14:01, by馬淵寛昭 (2022年9月23日). “『地球防衛軍6』レビュー シリーズ史上もっとも熱く過酷な戦いが繰り広げられる”. IGN Japan. 2022年11月8日閲覧。
  2. ^ 業務実績”. クラインコンピュータエンタテインメント公式サイト. 2022年5月16日閲覧。
  3. ^ 「地球防衛軍」シリーズは今年で20周年。シリーズの20年を振り返るスペシャルサイトと特別トレイラーを公開”. 4Gamer.net (2023年6月26日). 2023年11月27日閲覧。
  4. ^ 「地球防衛軍」シリーズ20周年記念グッズが公式オンラインショップで発売。12月上旬にはアクリルグッズのランダム封入セットも登場”. 4Gamer.net (2023年11月9日). 2023年11月27日閲覧。
  5. ^ GDC Mobileセッションレポート 海外向けに作られた「地球防衛軍」と、日本独自の仕組みを欧米に伝えるセッション”. GAME Watch (2008年2月21日). 2021年11月13日閲覧。

外部リンク

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関連項目

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