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国道342号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
一般国道
国道342号標識
国道342号
地図
地図
総延長 148.3 km
実延長 136.5 km
現道 135.9 km
制定年 1975年昭和50年)
起点 秋田県横手市
安田交差点(北緯39度17分55.56秒 東経140度33分51.03秒 / 北緯39.2987667度 東経140.5641750度 / 39.2987667; 140.5641750 (安田交差点)
主な
経由都市
秋田県雄勝郡東成瀬村
岩手県一関市
終点 宮城県登米市北緯38度36分11.98秒 東経141度18分7.62秒 / 北緯38.6033278度 東経141.3021167度 / 38.6033278; 141.3021167
接続する
主な道路
記法
国道13号標識 国道13号
国道397号標識 国道397号
国道4号標識 国道4号
国道284号標識 国道284号
国道346号標識 国道346号
国道398号標識 国道398号
国道45号標識 国道45号
テンプレート(ノート 使い方) PJ道路
全ての座標を示した地図 - OSM
全座標を出力 - KML
横手市増田町増田付近(2016年5月

国道342号(こくどう342ごう)は、秋田県横手市から宮城県登米市に至る一般国道である。

概要

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秋田県横手市を通る国道13号十文字バイパスの佐賀会沖田交差点から東へ向かい、岩手県一関市を経由して北上川に沿って南下し、宮城県登米市国道45号までを結ぶ一般国道路線。一関市内では、東北自動車道一関ICと接続し、一関市 - 登米市間は、一関街道ともよばれる。秋田県と岩手県の県境には奥羽山脈があり、栗駒山の北側の山腹を越えてゆく。

岩手県では、災害が発生した場合に優先的に交通の確保を図る緊急輸送道路にも指定されている重要路線であり、東北地方太平洋沖地震東日本大震災)津波からの「復興支援道路」に位置付けられている[1]。また、岩手県内陸南部の工業団地と宮城県沿岸北部に位置する石巻港を結ぶ物流ルートであるとともに、世界遺産である平泉から日本三景で知られる松島三陸復興国立公園を結ぶ観光ルートでもある[2]

路線データ

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一般国道の路線を指定する政令[3][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。

歴史

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国道指定以前

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横手・一関間

  • 1959年(昭和34年)3月31日 - 岩手県より須川温泉山目線として県道に認定される[6]
  • 1964年(昭和39年)12月28日 - 県道一関横手線が、一関横手線(岩手県一関市 - 秋田県横手市)として主要地方道の指定を受ける[7]

一関・登米間

  • 1954年(昭和29年)
    • 1月20日 - 県道一関登米線の一部、県道登米一関線および県道登米石巻線の一部が、一関柳津線(岩手県一関市 - 宮城県本吉郡柳津町(現・登米市))として主要地方道の指定を受ける[8]
    • 8月16日 - 岩手県より一関石巻線として県道に認定される[9]
    • 12月27日 - 宮城県より一関石巻線として県道に認定される[10]
  • 1964年(昭和39年)12月28日 - 県道一関石巻線の一部が、一関津山線(岩手県一関市 - 宮城県本吉郡津山町(現・登米市))として主要地方道の指定を受ける[7]

国道指定以後

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成瀬ダム付替国道342号全線開通式

路線状況

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バイパス

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重複区間

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  • 国道13号(秋田県横手市安田(起点) - 横手市十文字町佐賀会・新古内交差点)
  • 国道397号(秋田県横手市十文字町佐賀会・新古内交差点 - 雄勝郡東成瀬村・合居橋交差点)
  • 国道4号(岩手県一関市・大槻交差点 - 一関市十二神)
  • 国道284号(岩手県一関市十二神 - 一関市・新大町交差点)
  • 国道398号(宮城県登米市・新小路交差点 - 長谷山三差路)

道の駅

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道の駅厳美渓近く(2023年)

冬季閉鎖区間

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  • 岩手県一関市厳美町真湯温泉(真湯ゲート) - 秋田県雄勝郡東成瀬村椿川(椿川ゲート)間
    • 期間:11月上旬 - 翌年5月中旬

地理

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通過する自治体

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岩手県一関市真柴八幡付近(2019年)

交差する道路

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道路施設

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主な橋梁

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トンネル

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  • 秋田県
    • 夢仙人トンネル(雄勝郡東成瀬村)

脚注

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注釈

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  1. ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
  2. ^ a b 2005年4月1日、登米郡石越町・登米郡東和町・登米郡登米町・登米郡豊里町・登米郡中田町・登米郡迫町・登米郡南方町・登米郡米山町本吉郡津山町が合併して、登米市発足。
  3. ^ 2005年10月1日、横手市平鹿郡大森町・平鹿郡雄物川町・平鹿郡十文字町・平鹿郡大雄村・平鹿郡平鹿町・平鹿郡増田町・平鹿郡山内村が合併して、新横手市発足。
  4. ^ a b c d e f g 2022年3月31日現在

出典

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  1. ^ a b 一般国道342号『花泉バイパス』全線開通!』(プレスリリース)岩手県、2014年9月1日。オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160304092652/https://www.pref.iwate.jp/douro/kaitsuu/29986/029988.html2015年6月13日閲覧 
  2. ^ a b 一般国道342号『花泉バイパス』(一関市)部分開通!』(プレスリリース)岩手県、2014年9月30日。オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20160304115738/https://www.pref.iwate.jp/douro/kaitsuu/28252/028255.html2015年6月22日閲覧 
  3. ^ 一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2019年10月31日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g 表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月19日閲覧。
  5. ^ 一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年10月26日閲覧。
  6. ^ 県道路線の認定(昭和34年岩手県告示第280号)
  7. ^ a b 道路法の規定に基づき主要な都道府県道又は市道を指定する等の件(昭和39年建設省告示第3620号)
  8. ^ 昭和29年建設省告示第16号
  9. ^ 県道路線の認定(昭和29年岩手県告示第649号)
  10. ^ 県道の路線認定(昭和29年宮城県告示第934号)
  11. ^ 一般国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令(昭和49年政令第364号)
  12. ^ 平成20年6月14日 平成20年岩手・宮城内陸地震(第一報)” (PDF). 国土交通省東北地方整備局 (2008年6月23日). 2020年5月6日閲覧。
  13. ^ 「平成20年岩手・宮城内陸地震」からの復興―国道342号須川~真湯間が待望の開通!―”. 全国知事会 (2010年7月). 2020年5月6日閲覧。
  14. ^ 岩手・宮城内陸地震からの復興 この2年 - 新祭畤大橋が待望の開通”. 広報いちのせき 平成23年1月1日号. 一関市 (2011年1月1日). 2020年5月6日閲覧。
  15. ^ 「成瀬ダム付替国道342号全線開通式」を開催します 〜令和5年4月29日(土) 12時供用開始〜” (PDF). 国土交通省東北地方整備局 成瀬ダム工事事務所 (2023年4月18日). 2023年4月29日閲覧。

参考文献

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秋田県
  • 建設部道路課(起点終点) (1 April 2015). 路線起点終点調書 (PDF) (Report). 秋田県. 2016年5月29日閲覧

関連項目

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外部リンク

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