国民革命忠烈祠
国民革命忠烈祠(こくみんかくめいちゅうれつし)は、中華民国台北市中山区剣潭山にある、辛亥革命を始めとする中華民国建国および革命、中国大陸での日中戦争などにおいて戦没した中国革命家や中国兵士の英霊を祀る祠で、国防部の管轄下にある。一般には台北忠烈祠、圓山忠烈祠あるいは大直忠烈祠とも呼ばれている。
概要
[編集]日本統治時代は台湾護国神社が当地に建立された。その跡地に1969年に創建された。大門をくぐると中央広場があり、その奥に中国の宮殿様式の大殿があり、左右の文烈士祠、武烈士祠がある。武烈士祠には、革命・建国の為に亡くなった志士約33万人が祀られている。
衛兵交代
[編集]忠烈祠は、衛兵交代のセレモニーで有名である。陸・海・空軍より選抜された兵士が、1時間交代で大門と大殿を各2人ずつで守っている[1]。任務に就くと1時間微動だにせず、瞬きも控えている。側には世話係がつき、ハンカチで衛兵の汗を拭いたりしている。
衛兵交代は1時間毎に行われる[2]。毎時ちょうどになると引率の兵士1人を含む5人(任務に就いていた兵士とこれから就く兵士)で隊列を組んだ儀杖兵が、大門から大殿に向かって銃を背中に背負ってゆっくりと行進を開始する。大殿に到着すると、儀杖兵は任務に就いていた衛兵2名と合流して、殿内の位牌に向かい敬礼をする。その後、銃を交換、またそれを振り回す儀式(衛兵が持っている銃の状態を確認する動作が半ば形式化したもの)を行い、次に任務に就く2名を残して、3名で大門に戻って行く。そして、大門に行くと大門守護の任務に就く2人が門の前に行き台の上で任務に就く。セレモニーの所要時間は約20分間。
所在地
[編集]- 台北市中山区北安路139号
- 交通アクセス
- 台北市聯営公車208、213、247、267、287、21、42 - 忠烈祠バス停
- 台北市聯営公車21、47、40、42、203、208、240、260、291、301、304、308、310 - 圓山バス停
ギャラリー
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大門牌楼
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大門牌楼内で任務に就く衛兵
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山門
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忠烈祠大殿
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大殿の飾り
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鼓楼
脚注
[編集]外部リンク
[編集]座標: 北緯25度4分49.65秒 東経121度31分57.91秒 / 北緯25.0804583度 東経121.5327528度