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国忍富神

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国忍富神

十七世神 第八代
先代 鳥鳴海神
次代 速甕之多気佐波夜遅奴美神

神祇 国津神
全名 国忍富神(クニオシトミノカミ)
別名 國忍富神、国忍冨神、國忍冨神
神格 農耕
鳥鳴海神
日名照額田毘道男伊許知邇神
配偶者 葦那陀迦神
速甕之多気佐波夜遅奴美神
神社 富神社
記紀等 古事記
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国忍富神(クニオシトミ)とは、日本神話

概要

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『古事記』において大国主神の孫とされるが、名前のみ登場の神。『日本書紀』に記載はない。十七世神(とおまりななよのかみ)の一柱の国津神。

「国」は「国土」、「忍」は「威圧的」、「富」は「豊富」を表し、名義は「国土が威圧的に豊富になること」と考えられ、母[注 1]の田の豊作を受け継いでいる[1]

大国主神の後裔を称する須佐神社社家・須佐氏の系譜に、大国主神の御子神賀夜奈流美命の御子神に「国忍富命」が登場する。

系譜

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大国主の系図(『古事記』による)。青は男神、赤は女神、黄は性別不詳
  • 鳥鳴海神系譜
    • 大国主神八島牟遅能神の娘の鳥取神を娶って生まれた鳥鳴海神が、日名照額田毘道男伊許知邇神を娶って生んだ神。国忍富神は葦那陀迦神を娶り、速甕之多気佐波夜遅奴美神を生んでいる。
  • 賀夜奈流美命系譜(神)
    • 大国主神の御子神賀夜奈流美命の御子神で、須佐神社の社家須佐氏の始祖。子は雲山命となっているが、妃神及び母神は不明。

祀る神社

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脚注

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注釈

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  1. ^ 日名照額田毘道男伊許知邇神で、名義は良田の神を親に持つ神霊。

出典

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  1. ^ 西宮 2014, p. 382.

参考文献

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  • 西宮一民 校注『古事記』新潮社新潮日本古典集成(新装版)〉、2014年10月30日。ISBN 978-4-10-620801-0 

関連項目

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外部リンク

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