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吉原信之

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吉原 信之(よしはら のぶゆき、1916年11月5日 - 2007年3月15日)は、日本実業家アパレルメーカー三陽商会の創業者。

略歴

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家族・親族

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兄は信之が創業した三陽商会の会長や取締役相談役を歴任した吉原敬一[1]、末妹は詩人吉原幸子[1]。敬一の長女、すなわち信之の姪は音楽プロデューサー下河辺晴三に嫁ぎ1女をもうけた[1][2]

エピソード

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  • 『最後の江戸っ子』の異名を持ち、べらんめえ口調で喧嘩っ早く、形式主義への反抗心が強かったが、人一倍の人情家で義侠心の厚い人物だったとされている。
  • 幼少のころは人の遊んでいるのを遠くから黙って見ているような子供だったが、気が強かった。母親が押し入れに入れて人にとりなしをさせると「入れた奴が出しに来い」と言って出てこなかった。
  • 兄妹そろって読書家であり、佐藤春夫室生犀星萩原朔太郎西条八十などの詩集を愛読した。妹である吉原幸子が詩人になったのは兄姉の影響が大きいと言われている。
  • 早大の学生時代には思想家の柳宗悦が提唱した民藝運動の工芸美論に多大な影響を受ける。「物の美醜・真贋を見分ける眼力を養い会得するには、正しい真に美しい物をたびたび繰りかえして見るという他に無い」。
  • モットーは「セールスは同時にアフターサービスをしっかりやることだ」「客をがっかりさせるな」。

参考文献

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  • 日経BP社日経ビジネス 第529号』1989年
  • サバイバル出版 『DECIDE 4月号』1991年
  • 思潮社 吉原幸子『花のもとにて春』1983年
  • 立風書房 佐藤朝泰『閨閥 日本のニュー・エスタブリッシュメント』1981年
  • 現代名士家系譜刊行会 『財界家系譜大観 第6版』1984年、432頁
  • 現代名士家系譜刊行会 『財界家系譜大観 第7版』1986年、382頁
  • 現代名士家系譜刊行会 『財界家系譜大観 第8版』1988年、404頁

脚注・出典

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  1. ^ a b c 『財界家系譜大観』 第6版 - 第8版。
  2. ^ 佐藤『閨閥』、293頁。

関連項目

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外部リンク

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