コンテンツにスキップ

今栄蔵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

今 栄蔵(今 榮藏、こん えいぞう、1924年大正13年)1月1日[1] - 2012年6月9日[1])は、日本国文学者。専門は日本近世文学、特に松尾芭蕉[1]中央大学名誉教授。なお「今」の字は「𫝆」を用いる場合がある。

青森県青森市生まれ[1]小樽高等商業学校[1]北海道大学文学部[1]。戦後、京都大学旧制大学院修了[1][2]杉浦正一郎野間光辰に師事。鹿児島大学助教授大谷女子大学教授を経て、1972年中央大学文学部教授[1][2]。1992年退職[1]、同大学名誉教授。2003年『初期俳諧から芭蕉時代へ』(笠間書院、2002年)で角川源義賞を受賞した[1][2]

著書

[編集]
  • 『芭蕉 その生涯と芸術 NHK市民大学日本放送出版協会、1985、新版・新書、1989
  • 『芭蕉伝記の諸問題』新典社研究叢書、1992
  • 『芭蕉年譜大成』角川書店、1994、新版2005
  • 『新芭蕉講座 第7巻 書簡篇』三省堂、1995
  • 『初期俳諧から芭蕉時代へ』笠間書院、2002 - 角川源義賞(第25回・文学研究部門)受賞
  • 『芭蕉研究の諸問題』笠間書院、2004

校注・編纂など

[編集]

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j 鈴木俊幸「今先生の「文学」」『中央大学国文』第56巻、中央大学、2013年3月、1頁。 
  2. ^ a b c 『初期俳諧から芭蕉時代へ』(笠間書院刊) | 第25回(2003年)”. 公益財団法人 角川文化振興財団. 角川文化振興財団. 2023年10月31日閲覧。

参考

[編集]