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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
各種表記
繁体字
簡体字
拼音
注音符号 ㄩˊ
ラテン字 Yu
広東語発音: Jyu4
上海語発音: Yu1
台湾語白話字 Î, Û
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(う、)は、漢姓のひとつ。『百家姓』の82番目。

中国の姓

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2020年の中華人民共和国第7回全国人口調査中国語版国勢調査)に基づく姓氏統計によると中国で42番目に多い姓であり、663.86万人がいる[1][2]。北方系の姓であるため、台湾の2018年の統計では第105位で、12,958人がいる[3]

中国語普通話 と発音する姓には、ほかに「」がある。そのため、「干にかぎの于」と呼ぶことが多い[4]。また、簡体字では「おける」の意味を表す介詞の「於」が「于」に統一されたが、姓の「」(ピンイン:Yū)は「于」と別の姓であり、誤記は注意すべきである[5]

由来

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武王の子を邘国(現在の河南省沁陽市)に封じたが、のちにその子孫がおおざとを抜いた「于」を氏としたのが由来であるという[6]

鮮卑の八姓のひとつにも于氏があるが、『魏書』官氏志によると勿忸于氏が単姓化したものであるという。

また、代には淳于氏の「淳」字が憲宗の「淳→純」と同音であるため、避諱して「于」一字のみにしたという[7]

著名な人物

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朝鮮の姓

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各種表記
ハングル
漢字
発音:
日本語読み:
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(ウ、: )は、朝鮮人の姓の一つである。2015年の韓国の国勢調査による人口は756人[8]

著名な人物

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氏族

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氏族(地域) 創始者 人数(2015年)[8]
慶州于氏 11
丹陽于氏 11
木川于氏 466
釜山于氏 11
山東于氏 15
安山于氏 5
玉川于氏 6
龍仁于氏 5
仁川于氏 18
全州于氏 11
忠州于氏 5
漢陽于氏 31

脚注

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  1. ^ 中国信息报 2022年11月11日 2版 - “百家姓”规模及其占全国总人数比重” (中国語). 中国信息报 (2022年11月11日). 2023年2月11日閲覧。
  2. ^ “百家姓”人口占全国人口比重达84.55%” (中国語). 中国信息报 (2022年11月11日). 2023年2月11日閲覧。
  3. ^ 全國姓名統計分析”. 中華民国内政部. p. 280 (2018年10月). 2023年1月19日閲覧。
  4. ^ 王树人 (2007年4月12日). “毛泽东说名道姓中的智慧与幽默 (3)--期刊选粹--中国共产党新闻-人民网” (中国語). cpc.people.com.cn. 2023年1月17日閲覧。
  5. ^ 姓氏新闻 - “于”姓跟“於”姓是什么关系?”. jp5000.com. 2024年12月7日閲覧。
  6. ^ 元和姓纂』 上平十虞・于https://archive.org/stream/06065088.cn#page/n82/mode/2up。「周武王第二子邘叔子孫以国為氏、後去「邑」為于。」 
  7. ^ 鄭樵通志』 巻二十六・氏族略・淳于氏、1161年https://archive.org/stream/06058575.cn#page/n130/mode/2up。「『風俗通』曰、春秋時小国也。桓五年不復其国。子孫以国為氏。唐元和初、避憲宗嫌名改于氏。」 
  8. ^ a b KOSIS”. kosis.kr. 2022年11月24日閲覧。