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丸石製薬

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
丸石製薬株式会社
Maruishi Pharmaceutical Co.Ltd
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
538-0042
大阪府大阪市鶴見区今津中2-4-2(本社事務所)
設立 1936年
業種 医薬品
法人番号 8120001089922 ウィキデータを編集
事業内容 吸入麻酔薬を主とする麻酔・鎮静領域薬剤、及び殺菌消毒剤の製造
代表者 代表取締役会長 井上慶一
代表取締役社長執行役員 井上勝人
資本金 2億8500万円
売上高 398億円
(2016年度3月期)
純利益 11億9300万円
(2023年3月期)[1]
純資産 411億1300万円
(2023年3月期)[1]
総資産 564億5200万円
(2023年3月期)[1]
従業員数 467人
決算期 3月末
主要子会社 目黒研究所
関係する人物 井上治兵衛
井上隆治
外部リンク http://www.maruishi-pharm.co.jp/
特記事項:同社の主力製品である吸入麻酔薬は、同効医薬品国内シェア90%以上を占め、さらに、Abbott社を通じて海外に輸出され、全世界で使用されている。当該医薬品の輸出により、同社の売上高の半数以上は輸出で構成され、他の製薬企業と比して輸出の占める割合が高くなっている
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ペンタゾシン注射液(ソセゴン)

丸石製薬株式会社(まるいしせいやく)は、大阪市鶴見区今津中に本店を置く製薬会社である。1888年創業。

会社概要

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本社

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  • 本店所在地:大阪府大阪市中央区伏見町2丁目3番5号
  • 本社事務所ならびに中央研究所:大阪府大阪市鶴見区今津中2丁目4番2号

事業内容

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医療用消毒薬、吸入麻酔剤・鎮静剤などの医薬品製造販売を行う。麻酔・消毒等の手術に関連する薬品についての取り扱いが多く、麻酔・消毒薬の分野では国内最大手に位置する。

中でも「ウエルパス」は病院のみならず、近年では化粧室や外食産業向けへの需要も伸びており、同社の主力商品の一つでもある。「ウエルパス」は医療用医薬品として厚生労働省から承認を受けている。かつては、シリーズ品として、一般消費者向けに第3類医薬品の「ホームウエルパス」が発売されていたが、2022年時点で同社での販売が終了しており、第一三共ヘルスケアが同社の一般消費者向け殺菌消毒薬のブランドである「マキロン」とのダブルブランドへ移行して「マキロン ウエルパス」の商品名で店舗限定で販売されている。

また、医療用医薬品として日本薬局方 白色ワセリン「プロペト」がある。かつては、一般消費者向けに第3類医薬品の「プロペト ベール」や「プロペト ホーム」が発売されていたが、2021年時点で同社での販売が終了しており、2019年8月に第一三共ヘルスケアが「プロペト ベール」から名称を変更した「プロペト ピュアベール」の商品名で一般消費者向けの販売を行っている。

社章の由来

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丸石製薬の社章「赤色の円に赤色の石を配した印」は同社の礎となった丸石商会の創業者石浜豊蔵[注釈 1]より初代社長の井上治兵衛が社名と共に引き継いだものである[2]1910年6月以来の登録商標である[2]。円の中にある“石”の文字は「いかなる風雪にも耐え得る、不動磐石の巌、そして同社の経営方針である堅実さ」を表している[2]

売上構成

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年間売り上げの半分以上をセボフレンの原料であるヘキサフルオロイソプロパノール原末の輸出で占めるが、製造はセントラル硝子である。その他、全身吸入麻酔剤、擦込式手指消毒剤等の医療用医薬品の国内販売が占める。

その他

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資本金基準では、大会社に分類されない会社であり、株式は公開していない。また、定款で株式の譲渡制限が課されており、いわゆる「非公開会社」であるが、株主数は100名を超え、この種の会社ではめずらしい。

沿革

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脚注

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注釈

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  1. ^ 豊蔵の長男は東洋史学者の石浜純太郎(1888~1968)。小説家、作詞家の石浜恒夫(1923~2004)は孫に当たる。

出典

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  1. ^ a b c 丸石製薬株式会社 第87期決算公告
  2. ^ a b c 丸石製薬社章の由来、2014年12月14日閲覧
  3. ^ a b c d e f g h i j 丸石製薬年表、2014年12月14日閲覧

外部リンク

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