三頭山 (東京都)
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三頭山 | |
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大菩薩峠より望む三頭山 | |
標高 | 1,531 m |
所在地 |
日本 東京都西多摩郡奥多摩町、檜原村 山梨県上野原市、北都留郡小菅村 |
位置 | 北緯35度44分19秒 東経139度00分51秒 / 北緯35.73861度 東経139.01417度座標: 北緯35度44分19秒 東経139度00分51秒 / 北緯35.73861度 東経139.01417度 |
山系 | 奥多摩 |
三頭山の位置 | |
プロジェクト 山 |
三頭山(みとうさん)は、東京都西多摩郡奥多摩町・檜原村、山梨県上野原市、北都留郡小菅村にまたがる標高1,531mの山。日本三百名山、山梨百名山の一つに選定されている。古くは山の神々が集まる場所で鹿妻山と呼ばれていた。
概要
[編集]3つの頂上があるので三頭山と言う。西峰(1,527m)・中央峰(1,531m)・東峰(1,528m)があり、三角点は東峰に置かれている。また、2016年(平成28年)には山の日の制定を記念して標石が設置された[1]。奥高尾縦走路、笹尾根の北端。奥多摩三山の最高峰。また多摩川最大の支流、秋川の源頭の山でもある。
約800万年前に地下から溶岩が突き上げ、およそ8合目までが石英閃緑岩でしめられている。この閃緑岩を数馬御影石と称している[2]。
三頭山周辺は、檜原村都民の森水源林として保護されており、山頂周辺にはブナ林が残っている。山頂は眺望に恵まれ富士山や雲取山、奥秩父山塊、丹沢山地などを望むことができる。
山頂周辺のブナ林は一見の価値がある。東面一帯は「檜原都民の森」として自然観察路や遊歩道が整備されている。[3]
東京都の奥多摩山域の代表的な山の一つで、多摩百山に選ばれている。
登山
[編集]登山ルートは檜原村側にある「都民の森」を経由するルートがよく歩かれている。その他、北側の奥多摩湖側からヌカザス山・入小沢ノ峰やイヨ山を経由するルート、西側の小菅村から向山・鶴峠を経由するルート、南東側の槇寄山方面から笹尾根をたどるルート等がある。
- 都民の森コース
- 武蔵五日市駅よりバス「数馬」行きにて数馬バス停下車、数馬より無料バスにて「都民の森」バス停下車(冬期運休)。三頭大滝経由(ブナの路コース)の場合、登り1時間55分、下り1時間30分[4]。数馬バス停より都民の森までの登山道は登り1時間、下り50分[4]。
- 都民の森は三頭山の中腹にある。都民の森駐車場から入ると、森林館、木材工芸センター、鞘口峠、見晴小屋、展望台、東峰、中央峰(山頂)と良く整備された登山道を上がっていくことができる。都民の森公式サイトでは森林館から山頂までの往復周遊コース(三頭大滝や鞘口峠経由)で健脚向き4〜5時間のコースとして案内している[5]。
- 笹尾根(数馬より)
- 武蔵五日市駅よりバス「数馬」行きにて数馬バス停もしくは仲の平バス停下車。槇寄山経由で登り3時間50分、下り2時間30分[4]。
- ヌカザス尾根コース[6]
- 奥多摩駅よりバス(奥09, 奥10, 奥11, 奥12など)にて小河内神社バス停下車。イヨ山、ヌカザス山経由で登り3時間35分、下り2時間40分[4]。
- 山のふるさと村コース[6]
- 奥多摩駅よりバス(奥09, 奥10, 奥11, 奥12など)にて小河内神社バス停下車。山のふるさと村、鞘口峠経由で登り3時間40分[6]。
- ムロクボ尾根
- 奥多摩駅よりバス(奥09, 奥10, 奥11, 奥12など)にて深山橋バス停下車。ヌカザス山経由で登り3時間25分、下り2時間30分[4]。
- 余沢より
- 奥多摩駅よりバス「小菅」行きにて余沢バス停下車。登り3時間15分、下り2時間25分[4]。
- 笹尾根(郷原より)
- 上野原駅よりバス「飯尾」行きにて郷原バス停下車。槇寄山経由で登り4時間、下り2時間40分[4]。
- 鶴峠より
- 上野原駅よりバス「松姫峠」行きにて鶴峠バス停下車(春秋のみ)。登り2時間25分、下り1時間50分[4]。
浅間尾根からの奥多摩三山
[編集]登山設備
[編集]- 三頭山避難小屋
- 見晴小屋
- 展望台(東峰)
脚注
[編集]- ^ 環境局都民の声窓口に寄せられた都民の声(令和5年12月分) 東京都 2024年10月4日閲覧
- ^ 毎日新聞社編著 『日本三百名山』 毎日新聞社、1997年、117頁。
- ^ 登山ルート・山旅スポット. “奥多摩三山の最高峰 三頭山の登山ルート・難易度”. 山旅旅. 2020年10月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h 山と高原地図 23.奥多摩 2013 昭文社
- ^ 東京都檜原都民の森|コース紹介
- ^ a b c 奥多摩町観光案内-奥多摩トレッキングコース-御前山・三頭山