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ペイロニー病

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ペイロニー病
概要
診療科 泌尿器科学
分類および外部参照情報
ICD-10 N48.6
ICD-9-CM 607.85
OMIM 171000
DiseasesDB 29308
MedlinePlus 001278
eMedicine derm/851
MeSH D010411

ペイロニー病(Peyronie's Disease)、または陰茎形成性硬化症(いんけいけいせいせいこうかしょう、Plastic induration of penis)は、陰茎に硬結、彎曲を起こす病気。

海綿体やそれを包む白膜、または中隔に硬結を生じ、即ち組織の柔軟性が失われ、勃起時にこの部分が伸展しないため、勃起時の陰茎は病変側に反り返ることとなる[1]。進行すれば勃起不全(解剖学的勃起障害)に至る場合がある[1]

病名はフランスの医師フランソワ・ジゴ・ド・ラ・ペロニー英語版にちなむ[1]

治療

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投薬治療

患部に副腎皮質ホルモンを注射。および経口投与としてビタミンE[2]を処方。

外科的治療

硬結部を切除するアプローチと、反対側を切り詰め彎曲を矯正するアプローチがある[1]。その他、形成外科的アプローチが試みられる場合もある[1]

出典

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  1. ^ a b c d e 日野原重明、井村裕夫、2008、『看護のための最新医学講座 第2版』、中山書店 pp. 297
  2. ^ 小磯謙吉、武田早苗、藤野美代子(編)、2010、『新体系 看護学全書 23 成人看護学 10 泌尿器』、メヂカルフレンド ISBN 978-4-8392-3183-5 pp. 146

関連項目

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