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プラダリア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
プラダリア
2022年テレビ東京杯青葉賞
欧字表記 Pradaria[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2019年4月3日(5歳)[1]
ディープインパクト[1]
シャッセロール[1]
母の父 クロフネ[1]
生国 日本の旗 日本北海道新冠町[1]
生産者 オリエント牧場[1]
馬主 名古屋友豊(株)[1]
調教師 池添学栗東[1]
競走成績
生涯成績 18戦4勝[1]
獲得賞金 2億9102万6000円[1]
(2024年10月6日現在)
WBRR L116 / 2023年[2]
勝ち鞍
GII 青葉賞 2022年
GII 京都大賞典 2023年
GII 京都記念 2024年
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プラダリア(欧字名:Pradaria2019年4月3日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍は2022年青葉賞2023年京都大賞典2024年京都記念

馬名の意味は、草原(ポルトガル語[3]

戦績

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3歳(2022年)

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2022年1月15日3歳新馬中京競馬場芝2000m)で、鞍上池添謙一にてデビュー。好位から競馬をし、勝ち馬から1馬身差の2着に入る。2戦目の3歳未勝利は中団から前に迫ったが2馬身差の2着。400m延長となった3歳未勝利を1.8倍の人気に応え、後続に7馬身差をつける快勝で初勝利を挙げた。次走は、東京優駿トライアルの青葉賞に挑戦。初めての関東遠征で挑んだが、中団あたりでレースを進め、先に抜け出したロードレゼルを半馬身差し切って連勝で重賞制覇となった[4]。昨年に引き続き池添兄弟のタッグで挑んだ東京優駿は3戦連続の2400m出走となり、5番手からしぶとく伸びて、5着を確保した[5]。9月25日の菊花賞トライアル・神戸新聞杯は2番人気に支持されたが、勝ち馬ジャスティンパレスから1秒以上離される8着に完敗。10月23日の菊花賞本番も7着に終わった。

4歳(2023年)

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1月25日の日経新春杯より始動。鞍上は松山弘平に乗り替わった。レースは終始外々を周るロスがありながら、直線で馬場の良いところを上がり最速の脚で伸びて先行勢に肉薄。しかしわずかに届かず、勝ち馬ヴェルトライゼンデからクビ+クビ差の3着に惜敗した[6]。2月12日の京都記念は池添が鞍上に復帰。4コーナーを2番手で回ったが、直線でドウデュースに交わされ、マテンロウレオにもクビ差競り負け2戦連続の3着[7]。5月28日の目黒記念は5着。補欠2番手から繰り上がりで出走(鞍上菱田裕二)した6月25日の宝塚記念はブービーの16番人気ながら、後方から良く伸びて6着に健闘した[8][9]

10月9日に京都競馬場で行われた京都大賞典は鞍上に池添が復帰。道中は好位につけて脚を溜め、直線でのボッケリーニとの激しい追い比べをクビ差制し、青葉賞以来となる重賞2勝目を挙げた[10]

競走成績

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以下の内容は、JBISサーチ[11]およびnetkeiba.com[12]に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上がり3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2022.01.15 中京 3歳新馬 芝2000m(良) 12 3 3 003.00(1人) 02着 R2:04.3(34.3) -0.1 0池添謙一 56 マテンロウボンド 452
0000.01.29 中京 3歳未勝利 芝2000m(良) 11 1 1 003.20(2人) 02着 R2:02.7(34.6) -0.3 0池添謙一 56 ハイコースト 452
0000.03.19 阪神 3歳未勝利 芝2400m(重) 16 1 1 001.80(1人) 01着 R2:29.0(34.9) -1.1 0池添謙一 56 (ニシノクレセント) 454
0000.04.30 東京 青葉賞 GII 芝2400m(良) 14 3 3 006.90(4人) 01着 R2:24.2(34.2) -0.1 0池添謙一 56 (ロードレゼル) 456
0000.05.29 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 18 3 6 020.70(5人) 05着 R2:22.8(35.2) -0.9 0池添謙一 57 ドウデュース 458
0000.09.25 中京 神戸新聞杯 GII 芝2200m(良) 17 7 14 004.00(2人) 08着 R2:12.2(35.2) -1.1 0池添謙一 56 ジャスティンパレス 456
0000.10.23 阪神 菊花賞 GI 芝3000m(良) 18 2 3 010.20(5人) 07着 R3:03.6(37.2) -1.2 0池添謙一 57 アスクビクターモア 458
2023.01.15 中京 日経新春杯 GII 芝2200m(稍) 14 7 12 006.70(4人) 03着 R2:14.3(34.8) -0.1 0松山弘平 56 ヴェルトライゼンデ 464
0000.02.12 阪神 京都記念 GII 芝2200m(良) 13 6 8 008.80(4人) 03着 R2:11.5(34.9) -0.6 0池添謙一 57 ドウデュース 466
0000.05.28 東京 目黒記念 GII 芝2500m(良) 18 3 6 004.90(2人) 05着 R2:31.1(34.3) -0.3 0池添謙一 57 ヒートオンビート 464
0000.06.25 阪神 宝塚記念 GI 芝2200m(良) 17 4 7 262.5(16人) 06着 R2:11.6(35.3) -0.4 0菱田裕二 58 イクイノックス 466
0000.09.03 新潟 新潟記念 GIII 芝2000m(良) 14 8 13 005.00(3人) 04着 R1:59.3(34.1) -0.3 0池添謙一 57 ノッキングポイント 464
0000.10.09 京都 京都大賞典 GII 芝2400m(重) 14 5 7 007.60(5人) 01着 R2:25.3(35.6) -0.0 0池添謙一 57 ボッケリーニ 470
0000.12.24 中山 有馬記念 GI 芝2500m(良) 16 7 14 129.5(12人) 14着 R2:31.9(35.7) -1.0 0B.ムルザバエフ 58 ドウデュース 464
2024.02.11 京都 京都記念 GII 芝2200m(良) 12 3 3 004.00(3人) 01着 R2:12.1(34.8) -0.1 0池添謙一 58 ベラジオオペラ 470
0000.03.31 阪神 大阪杯 GI 芝2000m(良) 16 4 8 006.50(4人) 06着 R1:58.6(34.8) -0.4 0池添謙一 58 ベラジオオペラ 470
0000.06.23 京都 宝塚記念 GI 芝2200m(重) 13 5 7 015.10(6人) 04着 R2:12.4(34.9) -0.4 0池添謙一 58 ブローザホーン 468
0000.10.06 京都 京都大賞典 GII 芝2400m(良) 11 7 8 006.10(3人) 07着 R2:23.3(34.9) -0.4 0池添謙一 58 シュヴァリエローズ 470
  • 競走成績は2024年10月6日現在

血統表

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プラダリア血統 (血統表の出典)[§ 1]

ディープインパクト
2002 鹿毛
父の父
*サンデーサイレンス
Sunday Silence
アメリカ 1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
父の母
*ウインドインハーヘア
Wind in Her Hair
アイルランド 1991 鹿毛
Alzao Lyphard
Lady Rebecca
urghclere Busted
Highclere

シャッセロール
2010 鹿毛
*クロフネ
アメリカ 1998 芦毛
*フレンチデピュティ
French Deputy
Deputy Minister
Mitterand
*ブルーアヴェニュー
Blue Avenue
Classic Go Go
Eliza Blue
母の母
ポポラス
2001 栗毛
*フォーティナイナー
Forty Niner
Mr. Prospector
File
リトルオードリー *グルームダンサー Groom Dancer
* ゲートドクール Gaiete de Coeur
母系(F-No.) ゲートドクール(IRE)系(FN:4-r) [§ 2]
5代内の近親交配 アウトブリード [§ 3]
出典
  1. ^ [13]
  2. ^ [13]
  3. ^ [13]

脚注

[編集]

注釈

[編集]

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o プラダリア”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年10月9日閲覧。
  2. ^ The LONGINES World's Best Racehorse Rankings For 3yos and upwards which raced in 2023”. 国際競馬統括機関連盟. 2024年1月26日閲覧。
  3. ^ 競走馬情報 - プラダリア”. 日本中央競馬会. 2023年10月9日閲覧。
  4. ^ 【青葉賞結果】プラダリアが未勝利からの連勝でダービーの権利獲得 | 競馬ニュース”. netkeiba.com. 2022年7月12日閲覧。
  5. ^ 【日本ダービー】〝兄弟船〟で臨んだプラダリアは気概の5着 池添「皐月賞のメンバーに割って入ったのはこの馬だけ」”. 東スポ競馬. 2022年7月12日閲覧。
  6. ^ 【日経新春杯】プラダリアはクビ+クビ差の3着 松山「何とかしたかったです」」『サンスポZBAT!』2023年1月15日。2023年10月9日閲覧。
  7. ^ 【京都記念】4番人気プラダリアが3着 池添謙一騎手「ダービー馬に一気に来られてしんどくなったが…」」『netkeiba』2023年2月12日。2023年10月9日閲覧。
  8. ^ 【宝塚記念】補欠2番手のプラダリアが繰り上がり 鞍上は菱田裕二騎手」『UMATOKU』2023年6月20日。2023年10月9日閲覧。
  9. ^ 一瞬抜け出すシーンがあったプラダリア、馬体増えてパワーアップすればG1に届く/宝塚記念」『日刊スポーツ』2023年6月27日。2023年10月9日閲覧。
  10. ^ 【京都大賞典結果】プラダリアが青葉賞以来となる重賞2勝目を挙げる」『netkeiba』2023年10月9日。2023年10月9日閲覧。
  11. ^ プラダリア 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年10月9日閲覧。
  12. ^ プラダリアの競走成績”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2022年10月9日閲覧。
  13. ^ a b c 血統情報:5代血統表|プラダリア”. JBISサーチ. 2022年5月1日閲覧。

外部リンク

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