フクジュソウ属
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フクジュソウ属 | ||||||||||||||||||
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分類(クロンキスト分類体系) | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Adonis L.[1] | ||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||
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フクジュソウ属(フクジュソウぞく、福寿草属、学名:Adonis)は、20 - 30種の種子植物からなるキンポウゲ科の1属である。ヨーロッパからアジアにかけて自生する多年草。
10 - 40cmの高さに成長し、羽毛のような細かく分離された葉をつける。花は赤色、黄色、橙色で、5枚から30枚の花弁からなる。
栽培と利用
[編集]庭用に栽培され、北アメリカに移入された。キンポウゲ科の他の属の植物が持つのと似たような構造の毒性物質を含む。日本ではこの属の1種のフクジュソウ(福寿草)が縁起の良さから江戸時代から正月に飾る花として栽培されていた[2]。
主な種
[編集]日本に分布する種
[編集]日本には以下の4種が分布している[3]。
- フクジュソウ Adonis ramosa Franch.
- 北海道、本州、四国に分布。染色体は4倍体 (2n = 32)。開花時期は2-4月[4]。
- キタミフクジュソウ Adonis amurensis Regel et Radde
- ロシア沿海州から内陸、朝鮮半島と北海道に分布。染色体は2倍体 (2n = 16)。
- ミチノクフクジュソウ Adonis multiflora Nishikawa et Ko.Ito
- 本州と九州に分布。染色体は2倍体 (2n = 16)。環境省のレッドリストの準絶滅危惧[5]。
- シコクフクジュソウ Adonis shikokuensis Nishikawa et Ko.Ito[6]
- 四国と九州に分布。染色体は2倍体 (2n = 16)。環境省のレッドリストの絶滅危惧II類[5]。
日本以外に分布する種
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関連画像
[編集]脚注
[編集]- ^ “Adonis L.” (英語). ITIS. 2010年10月26日閲覧。
- ^ 春の植物 (2004)、1頁
- ^ 春の植物 (2004)、6頁
- ^ 林弥栄『日本の野草』山と溪谷社〈山溪カラー名鑑〉、2009年10月、483頁。ISBN 9784635090421。
- ^ a b “哺乳類、汽水・淡水魚類、昆虫類、貝類、植物I及び植物IIのレッドリストの見直しについて”. 環境省 (2007年8月3日). 2011年10月29日閲覧。
- ^ 西川恒彦、伊藤浩司「日本産フクジュソウ属の一新種」『Bulletin of the National Science Museum. Series B, Botany』第27巻第2号、国立科学博物館、2001年9月、79-83頁、NAID 110001032902。
参考文献
[編集]- 河野昭一 編『春の植物No.2』北海道大学図書刊行会〈植物生活史図鑑II〉、2004年4月。ISBN 4832913816。