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ピグチェン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ピグチェン(Piguchen、他にはPiuchen、Pihuchen、Pihuychen、Pihuichen、Piuchen、Piwuchen)とは、チリ民話、特にマプチェ族に伝わる、毛に覆われた大蛇またはドラゴンである。

ピグチェンは黒の大蛇で翼をもつ。家畜の血をすするという。皮膚が触れただけで死ぬという猛毒を帯びた硬い毛を持つ危険生物なので、ピグチェンが棲んでいる木ごと大きな布で囲い、逃げないようにして木に火をつけて退治するという。

なお、人間の側から攻撃を仕掛けない限り、ピグチェンは人間を襲うことはない。

参考文献

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  • ラバル, ラモン・A.『チリの民話』三原幸久、平倉佳子共訳、新世界社〈ラテン・アメリカ民話シリーズ 1〉、1979年4月、231頁。全国書誌番号:81019436NCID BN12742231 

関連項目

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