バズワード
この項目の現在の内容は百科事典というよりは辞書に適しています。 |
この記事は英語版の対応するページを翻訳することにより充実させることができます。(2024年7月) 翻訳前に重要な指示を読むには右にある[表示]をクリックしてください。
|
バズワード(英: buzzword)とは、もっともらしいが実際には意味があいまいな用語のこと[1]。そして専門用語のような言葉である[2]。コンピュータや情報技術の分野でよく使われるが、政治など広い分野で使われる[1]。言葉が人々に浸透し明確な意味を持つようになればバズワードではない[1]。混乱を招かない、分かりやすいキャッチコピーのことではない[1]。
英語の辞書では以下のような意味が説明されている。技術的な用語のようで素人に対して聞こえがいい、意味は曖昧で、飾り立てる(印象付ける)ような言葉のことである[3]。専門用語[4]や技術用語[3][5]、権威付けされたような言葉[5]。特定の期間[4]やグループ[5][6]、または分野の中での流行語[4][5][6]。単に流行語という意味も英語の辞書に示されている[7]。バズワードという言葉の初出は、英語圏で1946年のことである[3]。
2009年の『知恵蔵』にてバズワードの例として、Web 2.0、ユビキタス、マルチメディア、複雑系、責任力といった言葉が挙げられている[1]。
クラウドコンピューティングは、2006年の Google の会議に起源があるとされ、野村総合研究所が発行する『ITロードマップ』によれば2008年にはバズワードとなり2011年時点でも定義があいまいな言葉とされたが、2016年までにはもはやバズワードではなく言葉として定着しているとされる[8]。ビッグデータという言葉は大きなデータを指すとして昔から使われていたが、2011年に世界的に広がり『ITロードマップ』にて2012年の最大のバズワードとされた[8]。
曖昧な意味であるため「バズワード」という言葉自体がバズワードだという意見もある[9]。
出典
[編集]参考文献
[編集]- “バズワード”. コトバンク. 2016年1月16日閲覧。
- 高野朋美(フリーライター)「バズワード」『知恵蔵』朝日新聞出版、2009年。
- 「バズワード」『日本大百科全書』小学館。
- ASCII.jpデジタル用語辞典
以下、1行辞書で情報は少ない。
- “buzzword”. Merriam-Webster Dictionary. 2016年1月16日閲覧。
- “buzzword”. Lexico. Oxford. 2016年1月16日閲覧。
- “buzzword”. Dictionary.com. 2016年1月16日閲覧。
- “buzzword”. The Free Dictionary. 2016年1月16日閲覧。