ニッコロ・カネパ
ニッコロ・カネパ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2017年 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
生年月日 |
1988年5月14日(36歳) イタリア・ジェノア | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ウェブサイト | niccolocanepa59.com | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ニッコロ・カネパ(Niccolò Canepa, 1988年5月14日 - )は、イタリア・ジェノヴァ出身の元オートバイレーサー。
2007年のFIM・スーパーストック1000カップのチャンピオン。2008年はドゥカティの公式テストライダーを務め、2009年から2010年にかけてはロードレース世界選手権に参戦した。
経歴
[編集]初期
[編集]1999年よりミニバイク選手権に参戦を開始する。2000年にはイタリアミニバイク選手権でシリーズ4位に入る。2002年にはイタリアスーパーストック600選手権とヤマハ・R6・Maxトロフィーに参戦を開始し、イタリア国内のモーターサイクル選手権での史上最年少ライダーとして注目を浴びる。2年間600ccクラスで戦ったあと、2004年から1000ccクラスにステップアップし、そこでも良い結果を残した。
2005年にはスーパーストック600のヨーロッパ選手権に参戦し、17歳でシリーズ4位の結果を残す。この年はスーパースポーツ選手権のレースにもいくつか出場した。2006年もヨーロッパスーパーストック600選手権に継続参戦し、怪我でシーズン最後の2レースを欠場したにもかかわらずシリーズ2位となった。
FIM・スーパーストック1000カップ ( 2007 )
[編集]2007年、ドゥカティ・ゼロックス・ジュニアチームからドゥカティ・1098Sを駆ってFIMスーパーストック1000カップ(STK1000)にデビューすると、その活躍は瞬く間に周囲を驚かせることになる。最終戦マニクールの最終ラップ、ライバルたちを破ってデビューイヤーでのシリーズチャンピオンを決めた。シーズン終了後、ヘレスでドゥカティのMotoGPマシンのテストライドの機会を得たカネパは、そこでも周囲を驚かせる。初めてのマシンで、テストライダーのヴィットリアーノ・グアレスキと伊藤真一を上回るタイムを出し、レギュラーライダーのマルコ・メランドリのわずか0.4秒落ちのベストタイムを叩き出したのである。[1]
ドゥカティのテストライダー ( 2008 )
[編集]カネパの力強いパフォーマンスを受けて、ドゥカティは彼を2008年のMotoGPとスーパーバイクの両方のテストライダーとして雇うことを決めた。また、スーパーバイク世界選手権への3レースのワイルドカード参戦、MotoGPへの1レースの参戦が計画された。[2]7月にインディアナポリスで2日間おこなわれたMotoGPテストで、彼はトップタイムを記録している。[3]そのすぐ後にバレルンガでおこなわれたスーパーバイクのテストでは、2度SBKチャンピオンになったトロイ・ベイリスとほぼ同じタイムを出している。ベイリスのチームメイトのミッシェル・ファブリツィオよりは常に良いタイムを出していたため、カネパは2009年はスーパーバイクチームでベイリスの後継者となるのではないかと噂された。[4]その後SBK第9戦のブルノでワイルドカード参戦枠でデビューを果たし、初めての "スーパーポール" システム(1回きりの予選タイムアタック)で、カネパはセカンドロウに付ける活躍を見せた。しかし、9月初旬のムジェロでのスーパーバイクテストでクラッシュし、鎖骨と親指を複雑骨折した。これにより、予定されていたSBK第12戦・バレルンガへのワイルドカード参戦は中止となった。[5]
MotoGPデビュー ( 2009 )
[編集]結局2009年は250ccクラスからステップアップしてきたフィンランドのミカ・カリオと共に、ドゥカティのジュニアチームであるプラマック・レーシングからデスモセディチGP9を駆ってロードレース世界選手権・最高峰MotoGPクラスにデビューすることになった[6]。しかしチームメイトのカリオと比べるとカネパのパフォーマンスは伸び悩み、最下位近辺でのフィニッシュを続けることになった。10月6日には翌シーズンのシートをアレックス・エスパルガロに奪われてしまうことが発表され[7]、翌週のオーストラリアGPではフリー走行中に転倒して負傷、続く終盤2戦を欠場し、カネパの2009年シーズンはフル参戦ライダーとしては最下位となるシリーズ16位に終わった。
Moto2クラス ( 2010 )
[編集]2010年シーズン、カネパはチーム・スコットと契約を結び、250ccクラス後継のMoto2クラスで出直しを図ることになった[8]。しかし資金面でのトラブルから第10戦チェコGPを前にチームは解散[9]。残ったスタッフで参戦を継続し、チェコGPにはスッター、1戦欠場後の第12戦サンマリノGPからはチーム名を変え「M・レーシング」としてビモータ、とシャシーを替えながら参戦を続けたが、カネパは第13戦アラゴンGPを最後にチームを去った[10]。結局このシーズン、カネパは1ポイントも獲得することはできなかった。
再びSTK1000へ ( 2011 )
[編集]2011年シーズン、カネパはFIMスーパーストック1000カップに戻り、ゴーイレブンチームで新型カワサキ・ニンジャZX-10Rを駆ることになった[11]。
再びスーパーバイクへ
[編集]2024年シーズンのスーパーバイク選手権の第9戦クレモナで引退試合を行い、20年のキャリアに幕を閉じた[12]。
ロードレース世界選手権 戦績
[編集]シーズン | クラス | バイク | 出走 | 優勝 | 表彰台 | PP | ポイント | 順位 |
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2009年 | MotoGP | ドゥカティ | 14 | 0 | 0 | 0 | 38 | 16位 |
2010年 | Moto2 | スコット スッター ビモータ |
11 | 0 | 0 | 0 | 0 | - |
2022年 | MotoE | エネルジカ | 12 | 0 | 1 | 0 | 94.5 | 7位 |
合計 | 27 | 0 | 0 | 0 | 38 |
脚注
[編集]- ^ “MotoGP: Vertrag für Niccolò Canepa” (29. November 2007). 9. Juli 2008閲覧。
- ^ Johannes Orasche (6. Dezember 2007). “Canepa: "Das hätte niemand erwartet"”. 9. Juli 2008閲覧。
- ^ “MotoGP » Canepa sweeps Indy MotoGP test.” (english) (3. Juli 2008). 9. Juli 2008閲覧。
- ^ “World Superbikes » Canepa makes his case.” (english) (9. Juli 2008). 9. Juli 2008閲覧。
- ^ Johannes Orasche (4. September 2008). “Pech für Canepa”. 7. September 2008閲覧。
- ^ Roman Wittemeier (19. Oktober 2008). “Alice-Ducati 2009 mit Kallio und Canepa”. 29. Oktober 2008閲覧。
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2009/espargaro+and+pramac+together+in+2010
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2009/canepa+and+scot+racing+together+in+Moto+2+in+2010
- ^ https://web.archive.org/web/20120125000608/http://www.motogp.com/ja/news/2010/alex+de+angelis+works+to+seek+a+solution+to+end+the+season
- ^ http://www.motogp.com/ja/news/2010/kunikawa+with+m+racing
- ^ http://www.worldsbk.com/en/news/latest-news/4726-canepa-signs-with-go-eleven-for-stk-1000.html
- ^ “Bittersweet Sunday for Pata Prometeon Yamaha in Cremona as Canepa Retires from Professional Racing | Yamaha Racing”. www.yamaha-racing.com. 2024年10月30日閲覧。