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テベッサ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
テベッサ

لبرج
Skyline of テベッサ
Location of テベッサ
テベッサの位置(アルジェリア内)
テベッサ
テベッサ
座標: 北緯35度24分 東経8度7分 / 北緯35.400度 東経8.117度 / 35.400; 8.117
アルジェリアの旗 アルジェリア
テベッサ県
地区 テベッサ地区
面積
 • 合計 14,227 km2
標高
858 m
人口
(2008年)
 • 合計 196,537人
 • 密度 14人/km2
等時帯 UTC+1 (西アフリカ時間)

テベッサベルベル語:Tbessa/Tibesti, アラビア語:تبسة)は、アルジェリア北東部のテベッサ県の県都。 チュニジアとの国境から20kmしか離れていない。 近くにリン酸塩が埋まっている。 テベッサ式伝統的絨毯が有名である。 2008年の人口は約19.7万人だった。 テベッサには凱旋門や大浴場、寺院、4世紀キリスト教徒の会堂等の古代の遺品が多い。

歴史

[編集]

古代ギリシアでは「テヴェステ」(Θεβέστη)や「ヘカトムピレ(Ἑκατομπύλη)(百の門)と呼ばれていた。

紀元前146年、テヴェステはローマ帝国に併合され、テヴェステ英語版と改名された。

1世紀アウグストゥス第三軍団英語版がテヴェステに駐屯した。 トラヤヌス帝(53年117年)の下で植民都市になった。 人口は3万人に達した。 ドナトゥス派の議会がテヴェステで開かれた。

256年、聖ルシウスはカルタゴ会議英語版を補助した。

258年、聖ルシウス司教は殉教した。

295年3月12日、聖マクシミリアヌス英語版殉教した。

304年12月5日、聖クリスピナ英語版殉教した。

4世紀5世紀、テヴェステはマニ教の中心地だった。

東ローマ帝国ユスティニアヌス1世(483年565年)時代(在位:527年565年)初期、ソロモン将軍(?~544年)はテヴェステを再建し、現在まで残る墓を建てた。

7世紀アラブの侵略によって、テベステは重要性を失った。

11世紀アラブ人バヌーヒラル人はナイル川紅海の間に住んでいたが、チュニジアトリポリタニアコンスタンティーヌに入植した。

16世紀オスマン帝国は、イェニチェリ守備隊を置いた。

1851年フランスが占領した。 「テベッサ」と改名され、小郡の中心地になった。 後にアンナバ県の県都になった。

1962年フランスからアルジェリアが独立した。

1974年テベッサ県の県都になった。

気候

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テベッサはステップ気候(BSk)で、暑く乾いた夏と、穏やかで湿った冬が訪れる。

テベッサの気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C°F 24.0
(75.2)
30.1
(86.2)
32.0
(89.6)
32.4
(90.3)
40.6
(105.1)
41.3
(106.3)
42.5
(108.5)
43.0
(109.4)
40.0
(104)
37.3
(99.1)
31.0
(87.8)
27.0
(80.6)
43
(109.4)
平均最高気温 °C°F 11.7
(53.1)
13.5
(56.3)
15.7
(60.3)
19.2
(66.6)
24.6
(76.3)
30.7
(87.3)
34.2
(93.6)
33.3
(91.9)
28.6
(83.5)
22.6
(72.7)
16.5
(61.7)
12.9
(55.2)
21.96
(71.54)
日平均気温 °C°F 6.4
(43.5)
7.7
(45.9)
9.5
(49.1)
12.6
(54.7)
17.4
(63.3)
22.5
(72.5)
25.4
(77.7)
24.9
(76.8)
21.2
(70.2)
16.1
(61)
10.7
(51.3)
7.5
(45.5)
15.16
(59.29)
平均最低気温 °C°F 1.1
(34)
1.9
(35.4)
3.4
(38.1)
5.9
(42.6)
10.0
(50)
14.2
(57.6)
16.5
(61.7)
16.4
(61.5)
13.7
(56.7)
9.5
(49.1)
4.8
(40.6)
2.0
(35.6)
8.28
(46.91)
最低気温記録 °C°F −8.0
(17.6)
−6.6
(20.1)
−6.0
(21.2)
−4.0
(24.8)
0.0
(32)
3.0
(37.4)
8.9
(48)
8.0
(46.4)
2.0
(35.6)
−1.0
(30.2)
−3.4
(25.9)
−11.0
(12.2)
−11
(12.2)
降水量 mm (inch) 27.1
(1.067)
30.3
(1.193)
44.8
(1.764)
30.6
(1.205)
36.5
(1.437)
31.2
(1.228)
11.3
(0.445)
25.1
(0.988)
29.4
(1.157)
23.6
(0.929)
29.0
(1.142)
23.6
(0.929)
342.5
(13.484)
湿度 75.1 70.8 65.0 64.1 58.7 49.6 43.9 48.3 61.6 64.9 72.2 74.7 62.41
出典1:NOAA (1970-1990)[1]
出典2:climatebase.ru (extremes, humidity)[2]

交通

[編集]

テベッサ空港英語版が有る。

外部リンク

[編集]
  • Official site of Tebessa
  • Acta Maximiliani Martyris
  • Page with photos of ancient ruins (ドイツ語)
  •  この記事にはパブリックドメインである次の百科事典本文を含む: Herbermann, Charles, ed. (1913). "Theveste". Catholic Encyclopedia. New York: Robert Appleton Company.

脚注

[編集]
  1. ^ Climate Normals for Tebessa”. 11 February 2013閲覧。
  2. ^ Tebessa, Algeria”. Climatebase.ru. 11 February 2013閲覧。

参考文献

[編集]
  • Stein (M.) (ed.) Manichaica Latina 3.1. Codex Thevestinus (Papyrologica Coloniensia volume 27/3.1.) Paderborn, Munich, Vienna and Zurich: Ferdinand Schöningh, 2004, Pp. xx + 328; Stein (M.) (ed.) Manichaica Latina 3.2. Codex Thevestinus (Papyrologica Coloniensia volume 27/3.2.) Paderborn, Munich, Vienna and Zurich: Ferdinand Schöningh, 2006, Pp. vi + 81, ills.