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チョン・デヨン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チョン・デヨン
Jung Dae-young
基本情報
国籍 大韓民国の旗 韓国
生年月日 (1981-08-12) 1981年8月12日(43歳)
出身地 忠清北道清州市
ラテン文字 Jung Dae-young
身長 183cm
体重 71kg
血液型 AB型
選手情報
ポジション MB
利き手
スパイク 303cm
ブロック 292cm
獲得メダル
女子 バレーボール
大韓民国の旗 韓国
アジア選手権
2001 ナコンラチャシマ
2011 台北
アジア競技大会
2002 釜山
2010 広州
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チョン・デヨン(漢字表記:鄭大永、ハングル:정대영、ラテン翻記:Jung Dae-young、女性、1981年8月12日 - )は、大韓民国の元バレーボール選手[1][2]

来歴

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現代建設時代

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忠清北道清州市出身。中学在学中にバレーボールを始める。当時も高身長であったためポジションはセンターであった[3]。1999年12月に実業団の現代建設に入部し[4]カン・ヘミチャン・ソヨンク・ミンジョンらとともに2000年代前半の現代建設黄金期を支えた。同時期に韓国代表に選出され、アテネオリンピックを始めとする[5]多数の国際大会に出場し、ミドルブロッカーとして地位を固めた。

スーパーリーグがプロ化されVリーグとなった2005年のレギュラーシーズンには、ベストスコアラーなど個人3冠に輝き、MVPに選出された。

GSカルテックス時代

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2007年5月、デヨンは知人の紹介で知り合った4歳年上の一般男性と6年間の交際の末に結婚し、Vリーグ唯一のミセスプレーヤーとなった[5]。結婚の直前、Vリーグで新設されたフリーエージェント制によるFA資格を得て、プロリーグ発足前から現代建設で苦楽をともにしたイ・スクジャと共に、GSカルテックスに移籍し、年俸1億1000万プレーヤーとなった[6]。デヨンは後にマスコミとのインタビューで、「故障で2006年限りで引退を決意したが、GSカルテックスへの移籍が自分のバレーボール人生にとって大きな転機となった」と語っている[7]

移籍後初シーズンとなった2007/08の直前にデヨンは盲腸の手術を受けた影響で、練習量不足で成績が上がらずに「失敗した移籍」との評価を受けた[7]。試合を重ねるに連れ体調を回復したデヨンは徐々に成績が向上し、チャンピオン決定戦でバックアタック15本(30得点[8])を決めるなど、GSカルテックスのVリーグ初優勝に大きく貢献し、自らもチャンピオン決定戦MVPに輝いた。

2008年はオリンピックイヤーであったが、デヨンは術後の回復度と足首の故障を理由に代表を辞退し、足首の手術を受けた。これに対して韓国バレーボール協会は、デヨンを1年間の国内外試合出場停止という懲戒処分に科した[9]

2010年に女児を出産[3]。同年、3年ぶりに代表へ復帰するとアジア競技大会で銀メダルを獲得した。2012年ロンドン五輪に出場した。2013/14シーズンにはGSカルテックス在籍2度目となる優勝を果たした[3]

韓国道路公社に再移籍

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2014年に再度FAとなったデヨンは、韓国道路公社ハイパスジェニスに移籍した[3]。韓国では数少ないママさんプレーヤーで、娘を道路公社社内の幼稚園に預けて練習に励む[3]

GSカルテックス復帰

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2023年、GSカルテックスに移籍。優勝した2013-14シーズン以来9年ぶりの復帰となった。

現役引退

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2024年、現役引退。25年の選手生活にピリオドを打った[10]

球歴

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所属クラブ

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受賞歴

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  • 2002年 - 韓国バレーボールスーパーリーグ ベストブロッカー
  • 2005年 - Vリーグレギュラーシーズン MVP、ベストスコアラー、ベストブロッカー
  • 2006年 - Vリーグレギュラーシーズン バックアタック賞
  • 2008年 - Vリーグレギュラーシーズン ベストブロッカー、チャンピオン決定戦MVP

Vリーグの個人記録

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  • 1試合最多ブロック得点 9点(2007年2月22日、対KT&Gアリエールズ戦[11]
  • 通算ブロック得点 300点(女子部で初、2009年2月14日、対韓国道路公社戦)[12]
  • 通算得点 2000点(女子部で二番目にマーク、2009年3月2日)

脚注

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  1. ^ 韓国Vリーグ. “정대영”. 2014年12月19日閲覧。
  2. ^ FIVB. “Jung Dae-young”. 2014年12月19日閲覧。
  3. ^ a b c d e 『月刊バレーボール』 2015年1月号 126ページ
  4. ^ 世界日報. “'5월의 신부' 정대영 GS칼텍스에 새 둥지”. 2009年2月15日閲覧。
  5. ^ a b FIVB. “Player's biography”. 2014年12月27日閲覧。
  6. ^ 1ウォン=0.109円換算で約1200万円
  7. ^ a b 東亜日報. “스포츠 화제!이사람/여자프로배구 MVP 정대영”. 2009年2月15日閲覧。
  8. ^ このシーズンの韓国Vリーグは、バックアタック2点制を採用していた。
  9. ^ 聯合ニュース. “"여자배구 황연주, 아마대회 1년 출전 정지 징계 수용(종합)”. 2009年2月15日閲覧。
  10. ^ 김경윤 (2024年4月3日). “GS칼텍스 정대영, 현역 은퇴…25년 선수 생활 마침표” (朝鮮語). 연합뉴스. 2024年4月26日閲覧。
  11. ^ 聯合ニュース. “프로배구- 삼성 1위 수성..레안드로 트리플크라운(종합)”. 2009年2月15日閲覧。
  12. ^ 聯合ニュース. “프로배구- 대한항공 'PO 굳혔다'(종합2보)”. 2009年2月15日閲覧。

出典

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外部リンク

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