コンテンツにスキップ

ゼメン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

座標: 北緯42度33分 東経22度57分 / 北緯42.550度 東経22.950度 / 42.550; 22.950

ゼメン
Земен
ゼメンの位置(ブルガリア内)
ゼメン
ゼメン
ブルガリア内のゼメンの位置
 ブルガリア
州(オブラスト)ペルニク州
基礎自治体ゼメン
自治体全域の人口2627[1]
(2008年9月15日現在)
町の人口1734[2]
(2008年9月15日現在)
ナンバープレートPK
標高766 m
標準時EETUTC+2
夏時間EESTUTC+3
ゼメンの町の遠景。
ゼメン修道院の聖堂。

ゼメンブルガリア語: Зѐмен / Zemen)はブルガリア西部の村、およびそれを中心とした基礎自治体ペルニク州に属する。ストルマ川Струма)沿いに位置している。

ゼメンの古い名前はベロヴォБелово / Belovo)であったが、1925年にゼメン改称された。新しい名前ははじめは付近の鉄道駅の名称に過ぎなかったが、後に村全体の呼称となった。この新しい名前は、郊外のストルマ渓谷にある中世の城・ゼムルングラト(Землънград / Zemlangrad)にちなんでいる。要塞は11世紀の「イサイア物語」に「ЗЄМЛЬНЬ ГРАД」として記述されたのが最古であり、また15世紀セルビアの年代記に「ЗЄМЛЪНЬ」として記載されている。この名前は土地を意味する語に由来しており、地元の人々によれば、岩山に覆われたこの地域で唯一の耕作可能な土地であったことによるといわれている。[1]

1974年に町となった。ゼメンは中世のゼメン修道院で知られている。人口のほとんどはブルガリア正教会に属する正教徒である。

ゼメンにちなむ名称

[編集]

南極大陸サウス・シェトランド諸島リヴィングストンにあるゼメン丘Zemen Knoll)はゼメンにちなんで命名された。

町村

[編集]

ゼメン基礎自治体(Община Земен)にはその中心であるゼメンをはじめとする、以下の町村(集落)が存在している。

参考文献

[編集]
  1. ^Главна Дирекция - Гражданска Регистрация и Административно Обслужване (2008年9月15日). “Таблица на населението по постоянен и настоящ адрес” (ブルガリア語). 2008年10月8日閲覧。
  1. ^ Чолева-Димитрова, Анна М. (2002) (Bulgarian). Селищни имена от Югозападна България: Изследване. Речник. София: Пенсофт. pp. p. 127. ISBN 9546421685. OCLC 57603720