スズキ・エルティガ
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スズキ・エルティガ | |
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2代目 | |
概要 | |
別名 |
マツダ・VX-1(初代) プロトン・エルティガ(初代) スズキ・XL7(2代目 - ) スズキ・XL6(2代目 - ) トヨタ・ルミオン(2代目 - ) |
製造国 |
インド インドネシア ミャンマー |
販売期間 | 2012年1月 - |
ボディ | |
ボディタイプ | 5ドアミニバン |
駆動方式 | 前輪駆動 |
エルティガ(Ertiga)は、2012年よりスズキが海外で製造・販売を行っている7人乗り小型MPV(ミニバン)である。マルチ・スズキ・インディアでは同車をインド初のLUV(Life Utility Vehicleの略)と称している。
初代 ZE型(2012年 - 2018年)
[編集]スズキ・エルティガ(初代) ZE型 | |
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後期フロント | |
後期リア | |
概要 | |
別名 |
インドネシア : マツダ・VX-1 マレーシア : プロトン・エルティガ |
製造国 |
インド インドネシア マレーシア ミャンマー |
販売期間 | 2012年1月 - 2018年9月 |
ボディ | |
乗車定員 | 7名 |
ボディタイプ | 5ドアミニバン |
エンジン位置 | フロント |
駆動方式 | 前輪駆動 |
パワートレイン | |
エンジン |
K14B型ガソリン 1.4 L 直4 DOHC VVT D13A型ディーゼル 1.3 L 直4 DDIS |
最高出力 |
68 kW (K14B) 66 kW (D13A) |
最大トルク |
130 N・m(K14B) 200 N・m(D13A) |
変速機 |
5速MT 4速AT(K14Bのみ) |
サスペンション | |
前 | マクファーソンストラット式 |
後 | トーションビーム式 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,740 mm |
全長 | 4,265 mm |
全幅 | 1,695 mm |
全高 | 1,685 mm |
車両重量 |
1,135 kg(K14B) 1,235 kg(D13A) |
概要
[編集]2010年のニューデリーオートエクスポにおいて発表された3列シートのコンセプトカー「コンセプト R3(Ⅲ)」を源流とし [1]、1家族あたりの人数が比較的多いインドで「コンパクト3列シート車」という新しいカテゴリーのモデルを投入し、ラインアップに加えることで、より多くのユーザーのニーズに応えていくことを目的に開発された。
市販型は2012年1月のニューデリーオートエクスポにおいて発表され、同年4月12日よりインドで[2]、4月22日にはインドネシアで[3]それぞれ発売が開始された。
プラットフォームはスイフト(ZC72S型)のものをベースに、ホイールベースを310 mm延長して使用している。また、ホイールも5穴化されている。
メカニズム
[編集]- エンジンは1.4 LガソリンのK14Bとフィアット製コモンレール式1.3 LディーゼルのD13A(英語版)の2種。
- トランスミッションは5MTと、ガソリン車のみ4ATもラインナップされている。
- 駆動方式はFFのみ。
歴史
[編集]- 2010年1月 - ニューデリーオートエクスポにおいて「コンセプト R3」が発表される[1]。オペル・メリーバBと同様の観音開きドア採用の6人乗りであった。
- 2012年
- 2013年
- 2015年
- 2016年11月 - マレーシアの自動車メーカー、プロトンが現地で製造開始。「プロトン・エルティガ」の名称で販売[注釈 1]。1.4 Lガソリンのみの設定である。
- 2017年2月 - インドネシア市場向けのマツダへのOEM供給を終了。
2代目 NC型(2018年 - )
[編集]スズキ・エルティガ(2代目) NC型 | |
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フロント | |
リア | |
概要 | |
別名 |
スズキ・XL7(3代目) スズキ・XL6 南アフリカ : トヨタ・ルミオン(2代目) |
製造国 |
インド(グルガオン) インドネシア(ブカシ) ミャンマー(ティラワ)[9] |
ボディ | |
乗車定員 | 7名 |
ボディタイプ | 5ドア ミニバン |
エンジン位置 | フロント |
駆動方式 | 前輪駆動 |
プラットフォーム | HEARTECT(ハーテクト) |
パワートレイン | |
エンジン | K15B型ガソリン 1.5 L 直4 DOHC VVT |
最高出力 | 77 kW |
最大トルク | 138 N・m |
変速機 |
5速MT 4速AT |
サスペンション | |
前 | マクファーソンストラット式 |
後 | トーションビーム式 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,740 mm |
全長 | 4,395 mm |
全幅 | 1,735 mm |
全高 | 1,690 mm |
車両重量 | 1,115 kg |
- 2018年4月19日 - インドネシア市場で2代目が発表された[10]。プラットフォームに「HEARTECT(ハーテクト)」を採用、全長を130 mm延長して室内と荷室容積を拡大した。エンジンは初代同様ガソリン仕様のみだが、新開発の1.5 LのK15B型となった。今後インド市場でも2代目へ移行し、順次輸出も開始されると同時に、エルティガをベースとしたNEXAチャネル向けの高級モデルの兄弟車「XL6」ならびにそのインドネシア向けのクロスオーバーSUVモデルの「XL7」も誕生している。
- 2019年6月29日 - ベトナム市場にて2代目エルティガが発売された[11]。モデルはGLとGLXの2種類。
- 2020年5月5日 - ベトナム市場のGLX(ATモデル)に対しESPとヒルスタートアシストを追加し、モデル名をエルティガスポーツとした。[12]GL(MTモデル)はMTとして継続。
- インド市場においては初代に引き続き、装備を簡素化した法人向けモデルを「TOUR M」(ツアーエム)の名称で販売している。
- 2022年11月30日 - タイでエルティガ SMART HYBRIDを公開した[13]。 1.5l直列4気筒エンジンに、統合スタータージェネレーターやISG、リチウムイオンバッテリーを搭載する。
車名の由来
[編集]インドネシア語で「ER」は「R(アール)」、「TIGA」は「3」を意味する。つまり、「コンセプト R3」に由来している[14]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ メーカーが変わっても、車名がそのままの例は、エルティガの他にスバル・ビッグホーンやセハン・ジェミニなどがある。
出典
[編集]- ^ a b 『デリーオートエキスポへの出品概要』(プレスリリース)スズキ株式会社、2010年1月5日 。2021年10月13日閲覧。
- ^ a b 『スズキのインド子会社が新型小型車「エルティガ」を発売』(プレスリリース)スズキ株式会社、2012年4月12日 。2021年10月13日閲覧。
- ^ a b 『スズキのインドネシア子会社が新型小型車「エルティガ」を発売』(プレスリリース)スズキ株式会社、2012年4月23日 。2021年10月13日閲覧。
- ^ “【デリーモーターショー12】スズキ エルティガ 詳細画像…小型MPVの新市場”. Response. (2012年1月6日). 2012年4月14日閲覧。
- ^ 『スズキのタイ子会社が3列シートの小型車「エルティガ」を発売』(プレスリリース)スズキ株式会社、2013年3月19日 。2021年10月13日閲覧。
- ^ “【ジャカルタモーターショー14】マツダ から新型ミニバン VX-1、その正体は…?”. レスポンス(Response.jp). 2021年10月13日閲覧。
- ^ “スズキ、インドネシア四輪車組立工場が完成…エルティガ 生産開始”. レスポンス(Response.jp). 2021年10月13日閲覧。
- ^ 『スズキ、ミャンマーで「エルティガ」を生産・販売開始』(プレスリリース)スズキ株式会社、2015年7月29日 。2021年10月13日閲覧。
- ^ “Suzuki to Construct a New Automobile Plant in Myanmar”. Global Suzuki. (23 March 2020)
- ^ 『スズキ、インドネシアで新型「エルティガ」を発表』(プレスリリース)スズキ株式会社、2018年4月19日 。2018年4月20日閲覧。
- ^ 『スズキ、新型のエルティガ発売』(プレスリリース)NNA ASIA、2019年7月1日 。2021年4月14日閲覧。
- ^ "BỔ SUNG CÁC TRANG BỊ AN TOÀN, MẪU ERTIGA HOÀN HẢO ĐƯỢC CHỜ ĐỢI – "ERTIGA SPORT" LẦN ĐẦU XUẤT HIỆN TẠI VIỆT NAM" (Press release). SUZUKI Vietnam. 5 May 2020.
- ^ “スズキ新型「ハイブリッド ミニバン」公開! “上質”内装がオシャ! 迫力マスクの「エルティガ SMART HYBRID」タイで304万円から”. くるまのニュース. 2022年12月5日閲覧。
- ^ “コンパクト3列シート7シーターミニバン、エルティガは4月22日発売”. clicccar.com. (2012年4月9日)