ジワるDAYS
「ジワるDAYS」 | ||||||||
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AKB48 の シングル | ||||||||
A面 | ジワるDAYS | |||||||
B面 |
私だってアイドル! Generation Change 初恋ドア 必然性 屋上から叫ぶ | |||||||
リリース | ||||||||
規格 |
シングル デジタル・ダウンロード | |||||||
ジャンル | J-POP | |||||||
時間 | ||||||||
レーベル | You, Be Cool!/KING RECORDS | |||||||
作詞 | 秋元康 | |||||||
作曲 | 吉田司、塚田耕平 | |||||||
プロデュース | 秋元康 | |||||||
ゴールドディスク | ||||||||
チャート最高順位 | ||||||||
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AKB48 シングル 年表 | ||||||||
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「ジワるDAYS」(ジワるデイズ)は、日本の女性アイドルグループ・AKB48の楽曲。作詞は秋元康、作曲は吉田司と塚田耕平が担当した。2019年3月13日にAKB48のメジャー55作目のシングルとしてキングレコードから発売された。楽曲のセンターポジションは指原莉乃が務めた[7]。
背景とリリース
[編集]前作『NO WAY MAN』から3か月ぶりで、2019年1作目のシングル。「Type A」から「Type C」までのそれぞれ「初回限定盤」と「通常盤」、および「劇場盤」の7形態で発売された。
HKT48からの卒業を発表している指原莉乃がセンターポジションを務め、AKB48選抜総選挙の結果を反映していないAKB48シングルでは最初で最後のセンターとなる[8]。
選抜メンバーの人数は前作から1人少ない22人で、矢作萌夏が初選抜[9]、選抜復帰のメンバーは4人で、吉田朱里(NMB48)が『センチメンタルトレイン』以来、2作(6か月)ぶり、松井珠理奈(SKE48)と松岡はな(HKT48)の2人が『Teacher Teacher』以来、3作(10か月)ぶり、坂口渚沙が『僕たちは戦わない』以来、15作(3年10か月)ぶりの選抜入りとなった。前作のメンバーのうち、IZ*ONE専任活動中の本田仁美、宮脇咲良[注釈 1]、矢吹奈子の3人のほか、倉野尾成美、竹内美宥(2019年5月6日活動終了)、宮崎美穂(2022年4月15日活動終了)の3人が本作では選ばれていない。なお、高橋朱里、荻野由佳、および中井りかの3人にとっては、このシングルが最後のAKB48シングル選抜入り作品となった。
本曲のタイトルについて指原は「やば〜ジワるんですけど〜 秋元さんまじジワるんですけど〜」「秋元さんギャルなん?」とツイートしている[10]。楽曲は王道のアイドルソングで、別れを寂しがりながらも新たな旅立ちを祝うメッセージソングとなっている[11]。
全タイプ共通のカップリングには指原莉乃の卒業ソング「私だってアイドル!」が収録されている[9]。Type AにはAKB48カップリング選抜による「Generation Change」、Type BにはAKB48グループと坂道シリーズとのコラボレーション第3弾となる坂道AKBの「初恋ドア」[12]、Type Cには2018年12月に『2018 FNS歌謡祭 第2夜』で披露されたAKB48、乃木坂46、欅坂46、IZ*ONEのコラボレーションユニット・IZ4648によるスーパーアイドルソング「必然性」[13]、劇場盤には各AKB48グループから選出された新ユニット・Sucheeseの「屋上から叫ぶ」が収録されている[10][14]。
2019年3月12日に生放送された『うたコン』でテレビ初披露された[15]。
発売日の3月13日には、11thシングル『10年桜』のリリースイベントが10年前の2009年3月に開催された場所である東京ドームシティのラクーアガーデンステージで10年ぶりに発売記念イベントが開催され、AKB48の選抜メンバー6名によるミニライブが行われた[16]。
アートワーク
[編集]アーティスト写真とジャケット写真はタワーレコード「NO MUSIC, NO LIFE.」キャンペーンなどを手がけた平間至が担当した[11]。
Type A(初回限定盤) | 指原莉乃 |
Type B(初回限定盤) | 岡田奈々、指原莉乃、須田亜香里、松井珠理奈、向井地美音、矢作萌夏 |
Type C(初回限定盤) | 小栗有以、柏木由紀、指原莉乃、白間美瑠、田中美久、横山由依 |
Type A(通常盤) | 指原莉乃、松岡はな、山内瑞葵、吉田朱里 |
Type B(通常盤) | 荻野由佳、坂口渚沙、下尾みう、瀧野由美子 |
Type C(通常盤) | 岡部麟、菅原茉椰、高橋朱里、中井りか |
劇場盤 | 指原莉乃 |
チャート成績
[編集]チャート(2019年) | ランキング | 最高順位 |
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オリコンシングルチャート | デイリー | 1位[17] |
週間 | 1位[2] | |
上半期(1月 - 6月) | 1位[18] | |
年間 | 2位[5] | |
Billboard Japan Hot Singles | デイリー | 1位[19] |
週間 | 1位[20][21] | |
年間 | 45位[6] | |
タワーレコード | J-POPシングル | 1位[3] |
TBSラジオ | 音楽オフィシャルランキング | 1位[4] |
ミュージック・ビデオ
[編集]- ジワるDAYS
- 指原の愛称「さしこ」にちなみ、これまでのAKB48・ソロ・Not yet・公演曲などの衣装3,450着が壁や床一面に配置された[11]。監督は伊勢田世山が担当した[11]。
- 初恋ドア
- 担当した監督の東市篤憲は、「清々しい風になったようなマイクロドローンのカメラワークや、世界的に注目を浴びている、1秒間に24枚の手書きによる、ネオンアニメーションをふんだんに使用、可愛らしくも華やかなMV」になっているという[22]。
- AKB48グループはピンク、乃木坂46は紫、欅坂46は緑、日向坂46は水色という各グループのイメージを表現した衣装になっており、衣装にあるベルトの装飾には、メンバーのイメージに合わせた偉人の名言が各々記されている[23]。「この言葉とともに未来を歩んでもらいたい」という監督と衣装担当者からの思いが込められているが、MVでの全メンバーの名言の判別はほぼ不可能であり、2019年3月10日放送分の『AKB48 SHOW!』で全メンバーの名言が紹介された[23]。
シングル収録トラック
[編集]Type A
[編集]「初回限定盤」と「通常盤」の2種類が存在するが、収録トラックは同一である。
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
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1. | 「ジワるDAYS」 | 秋元康 | 吉田司、塚田耕平 | APAZZI | |
2. | 「私だってアイドル!」(指原莉乃) | 秋元康 | 徳田光希 | 徳田光希 | |
3. | 「Generation Change」(AKB48カップリング選抜) | 秋元康 | 小野貴光 | 玉木千尋 | |
4. | 「ジワるDAYS(off vocal ver.)」 | 吉田司、塚田耕平 | APAZZI | ||
5. | 「私だってアイドル!(off vocal ver.)」 | 徳田光希 | 徳田光希 | ||
6. | 「Generation Change(off vocal ver.)」 | 小野貴光 | 玉木千尋 | ||
合計時間: |
# | タイトル | 監督 |
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1. | 「ジワるDAYS Music Video」 | 伊勢田世山 |
2. | 「私だってアイドル! Music Video」 | ZUMI |
3. | 「Generation Change Music Video」 |
Type B
[編集]「初回限定盤」と「通常盤」の2種類が存在するが、収録トラックは同一である。
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
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1. | 「ジワるDAYS」 | 秋元康 | 吉田司、塚田耕平 | APAZZI | |
2. | 「私だってアイドル!」(指原莉乃) | 秋元康 | 徳田光希 | 徳田光希 | |
3. | 「初恋ドア」(坂道AKB) | 秋元康 | Akira Sunset、野口大志 | Akira Sunset、野口大志 | |
4. | 「ジワるDAYS(off vocal ver.)」 | 吉田司、塚田耕平 | APAZZI | ||
5. | 「私だってアイドル!(off vocal ver.)」 | 徳田光希 | 徳田光希 | ||
6. | 「初恋ドア(off vocal ver.)」 | Akira Sunset、野口大志 | Akira Sunset、野口大志 | ||
合計時間: |
# | タイトル | 監督 |
---|---|---|
1. | 「ジワるDAYS Music Video」 | 伊勢田世山 |
2. | 「私だってアイドル! Music Video」 | ZUMI |
3. | 「初恋ドア Music Video」 | 東市篤憲 |
Type C
[編集]「初回限定盤」と「通常盤」の2種類が存在するが、収録トラックは同一である。
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
---|---|---|---|---|---|
1. | 「ジワるDAYS」 | 秋元康 | 吉田司、塚田耕平 | APAZZI | |
2. | 「私だってアイドル!」(指原莉乃) | 秋元康 | 徳田光希 | 徳田光希 | |
3. | 「必然性」(IZ4648) | 秋元康 | BASEMINT | BASEMINT | |
4. | 「ジワるDAYS(off vocal ver.)」 | 吉田司、塚田耕平 | APAZZI | ||
5. | 「私だってアイドル!(off vocal ver.)」 | 徳田光希 | 徳田光希 | ||
6. | 「必然性(off vocal ver.)」 | BASEMINT | BASEMINT | ||
合計時間: |
# | タイトル | 監督 |
---|---|---|
1. | 「ジワるDAYS Music Video」 | 伊勢田世山 |
2. | 「私だってアイドル! Music Video」 | ZUMI |
劇場盤
[編集]# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
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1. | 「ジワるDAYS」 | 秋元康 | 吉田司、塚田耕平 | APAZZI | |
2. | 「私だってアイドル!」(指原莉乃) | 秋元康 | 徳田光希 | 徳田光希 | |
3. | 「屋上から叫ぶ」(Sucheese(すちーず)) | 秋元康 | 三谷秀甫 | 三谷秀甫 | |
4. | 「ジワるDAYS(off vocal ver.)」 | 吉田司、塚田耕平 | APAZZI | ||
5. | 「私だってアイドル!(off vocal ver.)」 | 徳田光希 | 徳田光希 | ||
6. | 「屋上から叫ぶ(off vocal ver.)」 | 三谷秀甫 | 三谷秀甫 | ||
合計時間: |
選抜メンバー
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “ゴールドディスク認定 2019年3月”. 日本レコード協会. 2019年10月31日閲覧。
- ^ a b “指原卒業シングル「ジワるDAYS」がオリコン初登場1位”. サンケイスポーツ (産業経済新聞社). (2019年3月19日) 2019年5月3日閲覧。
- ^ a b “「J-POPシングル ウィークリーTOP30」発表。1位はAKB48『ジワるDAYS』”. TOWER RECORDS ON LINE. タワーレコード (2019年3月18日). 2019年5月3日閲覧。
- ^ a b “AKB48の『ジワるDAYS』が初登場第1位!”. TBSラジオ音楽情報. TBSラジオ (2019年3月25日). 2019年5月3日閲覧。
- ^ a b “オリコン年間シングルランキング 2019年度”. oricon ME. 2019年12月30日閲覧。
- ^ a b “2019 年間 JAPAN Charts(シングル)”. Billboard JAPAN. Billboard Japan Hot 100. 阪神コンテンツリンク. 2019年12月31日閲覧。
- ^ “AKB48指原莉乃卒業シングルは「ジワるDAYS」IZ4648メンバーも発表”. 音楽ナタリー (ナターシャ). (2019年2月12日) 2019年2月12日閲覧。
- ^ “指原莉乃、AKB48ラストセンター 総選挙選抜曲以外では初”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年2月4日) 2019年2月12日閲覧。
- ^ a b “指原莉乃 3・13発売新曲でAKBラストセンター 新星・矢作萌夏は初選抜入り”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2019年2月4日) 2019年2月12日閲覧。
- ^ a b “指原莉乃、卒業シングル名にジワる「秋元さんギャルなん?」 坂道AKBメンバー発表も”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年2月12日) 2019年2月12日閲覧。
- ^ a b c d “指原莉乃、歴代衣装“3450着”に囲まれ思い出ジワる AKB48ラストシングルMV解禁”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年2月26日) 2019年2月26日閲覧。
- ^ “「坂道AKB」第3弾、選抜メンバー25人発表”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2019年2月12日) 2019年2月12日閲覧。
- ^ “IZ*ONEチャン・ウォニョン&宮脇咲良がセンター AKB48・乃木坂46・欅坂46とのコラボユニットでオリジナル楽曲披露<IZ4846メンバー24人/FNS歌謡祭>”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2018年12月12日) 2019年2月12日閲覧。
- ^ “AKB48 55thシングル「ジワるDAYS」Music Video・新アーティスト写真・ジャケット写真公開!”. AKB48 KING RECORDS official website. キングレコード (2019年2月26日). 2019年2月26日閲覧。
- ^ 真紀和泉 (2019年3月13日). “指原莉乃がAKB48『ジワるDAYS』初披露、卒業ソングにファン感慨「うるうるしたよ」”. Techinsight. エンタがビタミン♪. メディアプロダクツジャパン. 2019年3月14日閲覧。
- ^ “AKB48、10年ぶり“約束の地”に帰還 新曲&「10年桜」熱唱”. ORICON NEWS (oricon ME). (2019年3月13日) 2019年3月13日閲覧。
- ^ 横山由依 (2019年3月14日). “#ジワるDAYS おかげさまでオリコンデイリーチャート1位★ありがとうございます!!”. Twitter. 2019年12月31日閲覧。
- ^ “AKB48『ジワるDAYS』、130万枚…CD上半期売り上げ1位”. 読売新聞 (読売新聞社). (2019年6月17日) 2019年12月31日閲覧。
- ^ “【先ヨミ速報】AKB48『ジワるDAYS』が132万枚を売り上げミリオン突破”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. (2019年3月13日) 2019年12月31日閲覧。
- ^ “【ビルボード】AKB48『ジワるDAYS』が140万枚越えで首位 欅坂46は3週連続チャートイン”. Billboard JAPAN. 阪神コンテンツリンク. (2019年3月18日) 2019年12月31日閲覧。
- ^ “Billboard JAPAN HOT 100(3/26付)AKB48『ジワるDAYS』が140万枚で総合首位”. Musicman. エフ・ビー・コミュニケーションズ. (2019年3月20日) 2019年12月31日閲覧。
- ^ “「坂道AKB」第3弾、センターは山下美月 華やか可愛いMV解禁<初恋ドア>”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2019年3月1日) 2019年3月20日閲覧。
- ^ a b “「坂道AKB」第3弾、衣装の秘密が明かされる<初恋ドア>”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2019年3月11日) 2019年3月20日閲覧。
- ^ AKB48 2019a。
- ^ AKB48 2019b。
- ^ AKB48 2019c。
- ^ AKB48 2018d。
参考文献
[編集]- AKB48『ジワるDAYS』 Type A(通常盤)、キングレコード、2019年2月12日。ASIN B07MXLGHRS。KIZM-613/4。
- AKB48『ジワるDAYS』 Type B(通常盤)、キングレコード、2019年2月12日。ASIN B07MXRKR5R。KIZM-615/6。
- AKB48『ジワるDAYS』 Type C(通常盤)、キングレコード、2019年2月12日。ASIN B07MXR979C。KIZM-617/8。
- AKB48『ジワるDAYS』 劇場盤、キングレコード、2019年2月12日。ASIN B07PKS8WMF。NMAX-1329。
外部リンク
[編集]- キングレコード
- ミュージック・ビデオ