ザポリージャ
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ザポリージャ Запоріжжя | |||||
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位置 | |||||
位置 | |||||
座標 : 北緯47度50分0秒 東経35度10分0秒 / 北緯47.83333度 東経35.16667度 | |||||
歴史 | |||||
建設 | 1552年 | ||||
行政 | |||||
国 | ウクライナ | ||||
行政区画 | ザポリージャ州 | ||||
市 | ザポリージャ | ||||
地理 | |||||
面積 | |||||
市域 | 358 km2 | ||||
人口 | |||||
人口 | (2007年現在) | ||||
市域 | 790,000人 | ||||
人口密度 | 2,253人/km2 | ||||
その他 | |||||
等時帯 | 東ヨーロッパ時間 (UTC+2) | ||||
夏時間 | 東ヨーロッパ夏時間 (UTC+3) | ||||
郵便番号 | 69000 | ||||
市外局番 | +380 61 | ||||
ナンバープレート | АР/КР | ||||
公式ウェブサイト : http://www.meria.zp.ua/ |
ザポリージャ、ザポリッジャ[1](ウクライナ語: Запоріжжя [zɐpoˈr⁽ʲ⁾iʒːɐ] ( 音声ファイル)[注釈 1])は、南ウクライナに位置する都市で、ザポリージャ州の州庁所在地である。歴史上では、アレクサンドロフスク(Александровск)[注釈 2]とも呼ばれた。なお、以前公用語であったロシア語ではザポロージエ(Запорожье)で、この辺りの地域を指した歴史上の地域名称と区別されないが、ウクライナ語では後者はザポロージャと呼ばれ区別されている。
地理
[編集]ザポリージャは、ザポリージャ州の西北、ドニプロ川の下流に位置している。ザポリージャは、ドニプロ川によって右岸(西)と左岸(東)に区分される。前者はにドニプロ高地、後者はドニプロ低地を占めている。
ザポリージャの北部に当たるドニプロ川の流域では、ウクライナ・コサック所縁の大ホールティツャ島と小ホールティツャ島がある。また、ザポリージャの南部では、ドニプロ水力発電所とドニプロため池が位置している。
気候は大陸性気候である。1月の平均気温は、-4.9度、7月の平均気温は、22.8度となっている。
歴史
[編集]- 紀元前7世紀 ‐ 2世紀:遊牧民のスキタイの時代。
- 紀元前2世紀 - 2世紀:遊牧民のサルマタイの時代。
- 3世紀 - 4世紀:ゴート族の時代。
- 4世紀 - 5世紀:遊牧民のフン族の時代。
- 7世紀 - 8世紀:遊牧民のアラン人の時代。
- 9世紀 - 11世紀:遊牧民のペチェニーヒ人の時代。
- 11世紀 - 13世紀:遊牧民のクマン人の時代。
- 13世紀 - 15世紀:遊牧民のモンゴル人の時代。現在のザポリージャ周辺は次第に荒野へと変わる。
- 15世紀:リトアニア大公国とクリミア・ハン国との国境地帯となる。
- 1552年:ウクライナ・コサックの頭領、ドムィトロー・ヴィシュネヴェーツィクィイが小ホールティツャ島で要塞を築城する。コサックのシーチの原型となる。
- 17世紀 - 18世紀:ウクライナ・コサックの軍事組織である下のザポロージャ・コサック軍の支配下に置かれる。
- 1770年:ロシア帝国がウクライナの南部に進出し、現在のザポリージャ周辺にアレクサンドロフスク要塞を築城する。
- 1806年:要塞のもとでアレクサンドロフスク市が誕生する。エカテリノスラフ県に属すことになる。
- 1918年 - 1920年:ウクライナ内戦の時代。ネストル・マフノーを中心としたアナキズム運動の拠点となる。
- 1920年:ボリシェヴィキ系のウクライナ社会主義ソヴィエト共和国の領土となる。
- 1921年:アレクサンドロフスクはザポリージャに改名される。
- 1939年:ザポリージャ州の州庁所在地となる。
- 1991年:ウクライナが独立する。市は、ザポリージャ州の州庁所在地となる。
人口
[編集]経済
[編集]ザポリジュスタリ製鉄所、ザポリージャ原子力発電所などがある。
観光
[編集]交通
[編集]ギャラリー
[編集]-
ドニプロ川
-
復元されたコサックの要塞
-
ドニプロ水力発電所
-
ショッピングモール
-
トラム
-
コサックの祭り
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “ウクライナのザポリッジャ原子力発電所における原子力安全及び核セキュリティの促進に向けたIAEAの取組を支持するG7外相声明”. Ministry of Foreign Affairs of Japan. 2022年10月13日閲覧。
- ^ 2001年のウクライナ国勢調査
参考文献
[編集]- 『ポーランド・ウクライナ・バルト史』/ 伊東孝之,井内敏夫,中井和夫. 山川出版社, 1998.12. (新版世界各国史 ; 20)
- Історія міст і сіл Укр. РСР. Чернігівська область - Київ, 1972.
関連項目
[編集]- ザポリージャ原子力発電所、ザポリージャ火力発電所、ドニエプル水力発電所
- ザポリージャ・シーチ - ウクライナ・コサック(ザポリージャ・コサック)の建設したシーチ(拠点)。ギャラリーに復元されたコサックの要塞が掲載。
- バーイダ島 ‐ 青銅器時代に集落や、その後の防衛施設があったとされるドニプロ川の中州。
- ドニプロライン ‐ 18世紀の露土戦争時に、ロシア側によって作られた防衛ライン。建設された7要塞の一つОлександрівська фортецяが、ザポリージャのある場所である。
- ZAZ - ザポリージャを本拠地とする自動車メーカー
- ザポリージャの交通