コンテンツにスキップ

ゲイリー (競走馬)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゲイリー
欧字表記 Gaily[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 1971年4月23日
死没 1985年以降
Sir Gaylord[1]
Spearfish[1]
母の父 Fleet Nasrullah[1]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国[1]
生産者 Warner L. Jones
馬主 Michael Sobell
調教師 Dick Hern
競走成績
生涯成績 9戦2勝[1]
テンプレートを表示

ゲイリー(欧字名:Gaily1971年4月23日 - 1985年以降)は、アメリカ合衆国生まれのイギリス競走馬。主な勝ち鞍は1974年のアイリッシュ1000ギニー

生い立ち

[編集]

1971年、アメリカ・ケンタッキー州ハーミテージファームのワーナー・L・ジョーンズによって生産された。1歳のときにキーンランド・セールに上場され、イギリス人の馬主兼ブリーダーのマイケル・ソベルの代理人によって12万ドルで購入された[2]。後にヨーロッパに送られ、バークシャーのウェスト・イルズリーでディック・ハーンが調教した。

競走馬時代

[編集]

1973年(2歳)

[編集]

8月、ニューベリー競馬場で行われた6ハロン16頭立てのメイドン競走でデビュー。ピーター・ウォルウィン調教のヘブンリーフォームから1馬身半差の2着に敗れた。1か月後、アスコット競馬場で行われた1マイルのグリーンシールドステークスは、エスコリアルとイブニングベンチャーに次ぐ3着に終わった[2]

1974年(3歳)

[編集]

シーズン初戦、4月にアスコット競馬場で開催された1マイルのメイドン競走で初勝利を収めたが、これがイギリスでの最後のレースとなった。

5月18日、アイルランドカラ競馬場で行われたアイリッシュ1000ギニーに出走。鞍上はオーストラリア人ジョッキーのロン・ハッチンソンが担当した。レースは中間地点で先頭に立つと、そのまま他を引き離して2着ノーザンジェムに1馬身半差をつけ快勝した[3]

以降の5戦はいずれも勝利を収めることこそできなかったものの、7月20日のアイリッシュオークスで2着、9月22日のヴェルメイユ賞で3着、ラストランとなった10月6日のオペラ賞で2着と、欧州のトップレースで確かな結果を残した[3]

繁殖牝馬時代

[編集]

引退後は馬主のソベルが所有するアイルランドのバリーマコル・スタッド英語版で繁殖生活を送り、1976年から1986年にかけて9頭の産駒を残した[4]

競走馬として最も成功したのは6番仔のゲイヘレネで、1985年に仏G3のフロール賞を制している[5]

ファミリーライン

[編集]

※主要部(GI級競走優勝馬、日本のグレード制重賞優勝馬、その他個別記事のある馬)のみ記載。*は日本に輸入された馬。

血統表

[編集]
Gaily血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サーゲイロード系

Sir Gaylord
黒鹿毛 1959
父の父
Turn-to
鹿毛 1951
Royal Charger Nearco
Sun Princess
Source Sucree Admiral Drake
Lavendula
父の母
Somethingroyal
鹿毛 1952
Princequillo Prince Rose
Cosquilla
Imperatrice Caruso
Cinquepace

Spearfish
黒鹿毛 1963
Fleet Nasrullah
鹿毛 1955
Nasrullah Nearco
Mumtaz Begum
Happy Go Fleet Count Fleet
Draeh
母の母
Alabama Gal
鹿毛 1957
Determine Alibhai
Koubis
Trojan Lass Priam
Rompers
母系(F-No.) (FN:11) [§ 2]
5代内の近親交配 Nearco:S4×M4、Mumtaz Begum:M4×S5、Pharos:S5×S5×M5、Bull Dog:M5×M5 [§ 3]
出典
  1. ^ [6], [7]
  2. ^ [6]
  3. ^ [6], [7]


脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i Gaily(USA)”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2024年6月12日閲覧。
  2. ^ a b Timeform staff (1974). Racehorses of 1973. Timeform 
  3. ^ a b Timeform staff (1975). Racehorses of 1974. Timeform 
  4. ^ Family:Dam Information – Gaily(USA)”. Japan Bloodhorse Breeders' Association. 2024年6月15日閲覧。
  5. ^ Timeform staff (1986). Racehorses of 1985. Timeform. ISBN 0-900599-42-1 
  6. ^ a b c 血統情報:5代血統表|Gaily(USA)”. JBISサーチ. 日本軽種馬協会. 2024年6月12日閲覧。
  7. ^ a b Gaily(USA)の血統表”. netkeiba.com. 2024年6月12日閲覧。

外部リンク

[編集]