カルチャーブレーン
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒124-0005 東京都葛飾区宝町2丁目30番16号[1] |
設立 | 1980年10月24日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 4011801001082 |
事業内容 | ゲーム機器などの製造・販売 |
代表者 | 代表取締役 田中幸男 |
資本金 | 1億9200万円 |
発行済株式総数 | 38万4000株 |
種類 | 特例有限会社 |
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本店所在地 |
日本 〒130-0012 東京都墨田区太平3丁目11番11号[2] 北緯35度42分4.7秒 東経139度48分48.0秒 / 北緯35.701306度 東経139.813333度 |
設立 | 1981年1月27日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 4010602020878 |
事業内容 | 家庭用ゲーム機器などの製造・販売 |
代表者 | 取締役 田中博幸 |
資本金 | 1000万円 |
発行済株式総数 | 1000株 |
外部リンク |
www |
株式会社カルチャーブレーンは、主にコンピュータゲームを製造、販売していた日本の企業。
当記事では便宜上、カルチャーブレーンのコンテンツを引き継いだ後身である有限会社日本ゲーム(にほんゲーム、2021年9月に有限会社カルチャーブレーンエクセルから商号変更)についても取り扱う。
歴史
[編集]元々は喫茶店を経営していたが、「ブレイクアウト」系のブロックくずしのテーブル筐体をリースしたところ、売り上げがよかったためテーブル筐体を30台購入しリース事業を始めたことからゲームに関わり始める[3]。 1980年10月24日に有限会社日本ゲームとして法人化[注 1]し、翌年の1981年に株式会社に改組した[6]。同年、関連会社の有限会社日本ゲーム販売を設立した。
設立当初は『ドンキーコング』の基板製造に関わり[7]、ドンキーコング基板のライセンス生産を行っていた[8]。その後、アーケードゲームの自社開発を始め、2作目「SF-X」からタイヨーシステムという名義を使用していた。1982年にコピー基板を販売していたことから、データイーストに訴訟を起こされている[9]。
1987年3月3日に社名を株式会社カルチャーブレーン[1]に変更する。ファミリーコンピュータ参入の第1作目である『飛龍の拳 奥義の書』(1987年2月14日発売)のゲーム本編および初期生産分のパッケージと説明書に記載されている社名は日本ゲーム名義、同ゲームの再発売分にあるマニュアル、パッケージと1987年9月発売の第2作目である『アラビアンドリーム シェラザード』よりカルチャーブレーン名義となっている。
かつては錦糸町の7階建ての自社ビルに本社機能を構え、従業員も100人を超える中堅メーカーだった。また『カルチャーブレーンコンピュータアート学院』という学校を運営していた[10][11]。この他、アメリカのグループ会社として「カルチャーブレーンUSA」が存在していた[12]。
1992年に関連会社である有限会社マイクロアカデミーの社名を有限会社カルチャーブレーンエクセルに変更した。
知的財産権及び作品権利などのコンテンツは、カルチャーブレーンエクセルが取得し引き継いでいる。
2021年9月1日に社名を有限会社カルチャーブレーンエクセルから有限会社日本ゲームに変更[13]。
主な開発タイトル
[編集]代表作に『飛龍の拳』シリーズ、『スーパーチャイニーズ』シリーズ、『ウルトラベースボール』シリーズなどがある。
PlayStationやNINTENDO64の頃までは、『飛龍の拳』シリーズや『スーパーチャイニーズ』シリーズを2本の柱に多数のソフトを展開していたが、発売中止になったソフトも多かった。2001年以降はプラットフォームを携帯型ゲーム機に絞り、ラインナップも『おしゃれプリンセス』など女児向けゲームを中心としたものに転換している。麻雀ゲームの『プロ麻雀「兵」』シリーズを発売していた実績からか、『アカギ』のゲーム化作品も手がけている。
キャラクターゲームとしては『忍たま乱太郎』シリーズを多く発売していた。その他には『押忍!!空手部』、『うちの3姉妹』、『味楽る!ミミカ』などを扱っている。
近年では、女の子向けの『おしゃれに恋して』、子供やファミリー向けの『うちの3姉妹』、『銀河鉄道999』、よしもと芸人の『ムッシー』など幅広い層を視野に入れたゲーム開発に取り組んでいる。
アーケード
[編集]- モンスターゼロ(1982年)
- SF-X(スペースファイターX)(1983年 / 発売・東京日本物産(東京日物)、販売・東京日物、日本物産、ニチブツ九州)[14]
- チャイニーズヒーロー(1984年 / 販売・タイトー)
- ダイナミックスキー(1984年 / 販売・日本物産)
- 飛龍の拳(1985年 / 販売・タイトー)
- VSスーパーチャイニーズ(1988年 / 販売・ナムコ)
ファミリーコンピュータ
[編集]- 飛龍の拳 奥義の書(1987年2月14日)
- 飛龍の拳II(1988年7月29日)
- 飛龍の拳III(1990年7月6日)
- 飛龍の拳スペシャル ファイティングウォーズ(1991年6月21日)
- 超人ウルトラベースボール(1989年10月27日)
- スーパーチャイニーズ(1986年6月20日)(販売・ナムコ)
- スーパーチャイニーズ2(1989年5月26日)
- スーパーチャイニーズ3(1991年3月1日)
- アラビアンドリーム シェラザード(1987年9月3日)
スーパーファミコン
[編集]- スーパーウルトラベースボール(1991年7月12日)
- スーパーウルトラベースボール2(1994年7月28日)
- ウルトラベースボール実名版(1992年8月28日)
- ウルトラベースボール実名版2(1994年12月22日)
- ウルトラベースボール実名版3(1995年10月27日)
- プロ野球スター(1997年1月17日)
- 飛龍の拳S ゴールデンファイター(1992年7月31日)
- 飛龍の拳S ゴールデンファイター ハイパーバージョン(1992年12月11日)
- SD飛龍の拳(1994年6月17日)
- スーパーチャイニーズワールド(1991年12月28日)
- スーパーチャイニーズワールド2(1993年10月29日)
- スーパーチャイニーズワールド3(1995年12月22日)
- スーパーチャイニーズファイター(1995年1月3日)
- 押忍!!空手部(1994年8月26日)
- コンピュータ脳力解析ウルトラ馬券(1995年5月26日)
- 忍たま乱太郎(1995年7月28日)
- 忍たま乱太郎2(1996年3月29日)
- 忍たま乱太郎3(1997年2月28日)
- 忍たま乱太郎 すぺしゃる(1996年8月9日)
- パズル 忍たま乱太郎(1996年6月28日)
- ファーストクイーン(1994年3月11日)
- プロ麻雀「兵」(1997年4月18日)
プレイステーション
[編集]- バーチャル飛龍の拳(1997年7月17日)
- 元祖!動物占い+恋愛占いパズル(2001年7月26日)
- 動物キャラナビ占い2 個性心理学+恋愛占いパズル(2003年9月18日)
- ハムスター物語(2000年12月21日)
- プロ麻雀「兵」2(1999年4月22日)
- プロ麻雀「兵」3(2000年5月18日)
- プロ麻雀「兵」シリーズ 女流雀士に挑戦〜私たちに挑戦してネ!!〜(1999年11月2日)
セガサターン
[編集]NINTENDO64
[編集]- 飛龍の拳ツイン(1997年12月18日)
- SD飛龍の拳伝説(1999年1月29日)
- プロ麻雀「兵」64(1999年11月5日)
- 忍たま乱太郎64 ゲームギャラリー(2000年4月21日)
- ハムスター物語64(2001年4月6日)
Wii U
[編集]※全てWii U版バーチャルコンソールで販売
- スーパーチャイニーズ(2014年7月23日)
- 飛龍の拳 奥義の書(2014年9月10日)
- スーパーチャイニーズワールド(2014年10月1日)
- 飛龍の拳II ドラゴンの翼(2016年9月21日)
- スーパーチャイニーズ2(2016年10月19日)
- 超人ウルトラベースボール(2016年10月26日)
Nintendo Switch
[編集]- Nintendo Switch Onlineへ加入する事で加入期間中無制限でプレイ可能
- ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online
- スーパーチャイニーズ(2019年8月21日)
- スーパーファミコン Nintendo Switch Online
- Super Baseball Simulator 1.000[注 2](2021年5月26日)
- スーパーウルトラベースボール(2023年6月6日)
- ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online
ゲームボーイ
[編集]- スーパーチャイニーズランド(1990年4月20日)
- スーパーチャイニーズランド2(1991年11月29日)
- スーパーチャイニーズランド3(1995年1月13日)
- スーパーチャイニーズランド1・2・3(1996年9月13日)
- スーパーチャイニーズファイターGB(1996年12月28日)
- 飛龍の拳外伝(1990年12月22日)
- SD飛龍の拳外伝(1995年4月14日)
- SD飛龍の拳外伝2(1996年9月27日)
- 忍たま乱太郎GB(1995年12月27日)
- パズル忍たま乱太郎(1996年11月1日)
- 忍たま乱太郎GB えあわせチャレンジパズル(1998年6月19日)
ゲームボーイカラー
[編集]- スーパーチャイニーズファイターEX(1999年12月24日)
- 飛龍の拳列伝(2000年12月22日)
- SD飛龍の拳EX(1999年4月30日)
- 加藤一二三九段の将棋教室(1999年4月9日)
- 坂田吾朗九段の連珠教室(1999年6月25日)
- プロ麻雀「兵」GB(1999年7月9日)
- プロ麻雀「兵」GB2(2000年2月24日)
- 女流雀士に挑戦GB 〜私達に挑戦してネ!〜(1999年12月17日)
- 本格対戦将棋『歩』(2000年2月18日)
- ハムスター物語GB+マジハームの魔法少女(2002年8月9日)
- フェレット物語 ディア・マイ・フェレット(2000年4月28日)
ゲームボーイアドバンス
[編集]- 「アカギ」 〜闘牌伝説/闇に舞い降りた天才〜(2006年3月3日)
- おしゃれプリンセス(2002年5月24日)
- おしゃれプリンセス2+動物キャラナビ占い個性心理学(2002年12月20日)
- おしゃれプリンセス3(2003年8月29日)
- おしゃれプリンセス5(2005年7月7日)
- かわいいペット!ゲームギャラリー(2003年9月26日)
- かわいいペット!ゲームギャラリー2(2004年12月17日)
- 仔犬といっしょ! 〜愛情物語〜(2003年8月1日)
- 仔犬といっしょ!2(2004年4月9日)
- 昆虫の森の大冒険 〜ふしぎな世界の住人たち〜(2005年8月11日)
- 昆虫モンスター・バトルスタジアム(2005年5月3日)
- 昆虫モンスター・バトルマスター(2005年5月3日)
- スーパーチャイニーズ1・2 アドバンス(2004年6月24日)
- スウィートクッキーパイ(2001年12月21日)
- スウィートメルヘンのケーキ屋さん+動物キャラナビ占い個性心理学(2002年11月1日)
- ツインシリーズVol.1 めざせデビュー! ファッションデザイナー物語 / かわいいペットゲームギャラリー2(2004年8月12日)
- ツインシリーズVol.2 おしゃれプリンセス4 / 恋愛占い大作戦(2004年10月22日)
- ツインシリーズVol.3 昆虫モンスター(ムシモン) / スーチャイラビリンス(2004年12月10日)
- ツインシリーズVol.4 ハムハムモンスターズEX / ファンタジーパズル ハムスター物語魔法の迷宮1+2(2004年12月10日)
- ツインシリーズVol.5 わんわん名探偵EX / 魔法の国のケーキ屋さん物語(2004年12月10日)
- ツインシリーズVol.6 わんにゃんアイドル学園 / 仔犬といっしょスペシャル(2004年12月10日)
- ツインパズル「1.きせかえわんこEX 2.レインボーマジック2」(2004年12月17日)
- パズル&探偵コレクション(2003年3月28日)
- ハムスター物語2GBA(2001年10月19日)
- ハムスター物語3 アドバンス(2002年12月24日)
- ハムスター物語3EX、4、スペシャル(2003年11月28日)
- ハムスター物語コレクション(2003年5月23日)
- プロ麻雀「兵」GBA(2005年8月11日)
- 魔女っ子クリームちゃんのごっこシリーズ(1)「わんにゃんアイドル学園」(2003年12月26日)
- 魔女っ子クリームちゃんのごっこシリーズ(2)「きせかえエンジェル」(2004年3月25日)
- わんわん名探偵(2003年12月19日)
ニンテンドーDS
[編集]- 闘牌伝説アカギDS 〜闇に舞い降りた天才〜(2007年8月9日)
- おしゃれに恋して♥(2006年12月14日)
- おしゃれに恋して♥2(2008年4月26日)
- おしゃれに恋して♥2プラス(2012年4月3日)
- うちの3姉妹DS(2008年12月25日)
- うちの3姉妹DS2(2009年11月12日)
- うちの3姉妹のカラオケ歌合戦 & パーティーゲーム(2010年12月9日)
- 味楽る!ミミカDS(2009年1月22日)
- 銀河鉄道999DS(2010年10月14日)
- なかよしキッズのおしごとテーマパーク 〜適職体験ゲーム〜(2011年6月16日)
- おはスタ645 「ムッシーズのふしぎな農園」 〜よしもと芸人と友達ネット〜(2011年11月24日)
- わたしのケーキ屋さん 〜ハッピーパティシエライフ〜(2012年8月2日)
ニンテンドー3DS
[編集]- おしごとテーマパーク2(2012年12月20日)
- ぬいぐるみのケーキ屋さん 〜魔法のパティシエール〜(2013年5月23日)
- キャラペット つくって!そだてて!キャラクター小学校(2013年11月7日)
- おしゃべりうさぎ おしゃれコレクション(2013年12月9日)
- 超人ウルトラベースボール アクションカードバトル(2014年3月13日)
- 昆虫モンスター スーパーバトル(2014年6月19日)
ニンテンドー3DS ダウンロードソフト
[編集]- ぬいぐるみのケーキ屋さん ミニ 魔法のパティシエール(2014年10月29日)
- 昆虫モンスター ライト スーパーバトル(2014年10月29日)
- 超人ウルトラベースボール アクションカードバトル ライトバージョン(2014年11月5日)
- キャラペットライト つくって!そだてて!キャラクター小学校(2015年7月8日)※このソフトまで「株式会社カルチャーブレーン」名義で販売
- 〜なりきりキッズ〜 おしごとテーマパーク2ライト(2016年2月10日)※このソフト以降「有限会社カルチャーブレーンエクセル」名義で販売
- 超人ベースボールスタジアム エキサイティングアクション版(2016年12月7日)
- ザ・ゲーム15(2017年4月26日)
- ザ・ゲーム15 Vol.2(2017年7月5日)
- 超人ベースボールスタジアム 熱血ストーリー版(2017年10月11日)
サウンドトラック商品
[編集]- 飛龍の拳 サウンドトラックBOX Ⅰ(2023年7月19日/CASSETRON/規格番号CTN-16)
- 『北派少林 飛龍の拳』から『ファイティングウォーズ』までの5作品と、NES版『FLYING WARRIORS』の音楽が収録されている。
- アラビアンドリーム シェラザード (2023年10月25日/CASSETRON/規格番号CTN-22)
- 国内版と海外版の音楽を収録している。
- 飛龍の拳 サウンドトラックBOX II(2024年1月24日/CASSETRON/規格番号CTN-23)
- スーパーファミコン『飛龍の拳S ゴールデンファイター』『SD飛龍の拳』、ゲームボーイ『飛龍の拳外伝』『SD飛龍の拳外伝』の音楽が収録されている。
関連項目
[編集]- 阿迦手観屋夢之助 - カルチャーブレーンのゲームプロデューサー。
- ピョコタン - カルチャーブレーンコンピュータアート学院出身の漫画家。
- 三つ目がとおる - カルチャーブレーンが後半2クールのスポンサーを務めた番組。
- ワンワンセレプー それゆけ!徹之進 - カルチャーブレーンが末期のスポンサーを務めた番組で、提供クレジットは「株式会社カルチャーブレーン」名義。
- Theゲームパワー/ゲーム王国 - カルチャーブレーンの作品が多数紹介された番組。一時的にスポンサーを務めたことはあったが、恒常的なスポンサーではなかった。遠藤一夫などのスタッフが出演した。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ それ以前から個人事業として運営されていた[4]。また、1977年設立とする資料も存在する[5]。
- ^ スーパーウルトラベースボールの海外版で日本国外のみプレイ可能。
出典
[編集]- ^ a b 株式会社カルチャーブレーン、法人番号 4011801001082
- ^ 有限会社日本ゲーム、法人番号 4010602020878
- ^ “カルチャーブレーン 遠藤一夫氏インタビュー”. Game BusinessArchive. 2023年7月28日閲覧。
- ^ 「ゲームマシン」1980年2月1・15日号6面
- ^ 「ゲーム業界就職読本1992・1993年版」アスキー出版局ログイン編集部, ファミコン通信編集部 編, 平林久和 著 1991年
- ^ 官報本紙第16417号
- ^ 「飛龍の拳 サウンドトラックBOX Ⅰ」付属ブックレット
- ^ 「ゲームマシン」1981年10月15日号5面
- ^ 「ゲームマシン」1982年6月1日号1面
- ^ “カルチャーブレーンコンピューターアート学院”. ITmedia Gamez. ITmedia (1999年7月8日). 2015年3月31日閲覧。
- ^ “CBコンピュータアート学院”. カルチャーブレーン. 2005年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月19日閲覧。
- ^ “Culture Brain USA, Inc. (Company)”. Giant Bomb. 2015年3月31日閲覧。
- ^ “有限会社日本ゲーム(東京都墨田区)の企業詳細(旧:有限会社カルチャーブレーンエクセル)”. 全国法人リスト (2021年9月7日). 2023年6月6日閲覧。
- ^ 『ゲームマシン』1983年8月1日号(no.217)、アミューズメント通信社