オドリコソウ
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オドリコソウ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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2008年5月 福島県会津地方
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分類(APG IV) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
Lamium album L. var. barbatum (Siebold et Zucc.) Franch. et Sav.[1][2] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シノニム | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
オドリコソウ(踊子草) |
オドリコソウ(踊子草、続断[4]、学名:Lamium album var. barbatum[1][2])は、シソ科オドリコソウ属の多年草[2][5]。
基本種は、タイリクオドリコソウ(Lamium album var. album[6])
分布と生育環境
[編集]北海道、本州、四国、九州(及び朝鮮半島、中国)に分布し、野山や野原、半日陰になるような道路法面に群生する[2]。
特徴
[編集]高さは30-50cmくらいになる。葉は対生し[7]、その形は卵状3角形から広卵形で上部の葉は卵形で先がとがり、縁は粗い鋸歯状になり、基部は浅心形で葉柄がある[2]。
花期は4~6月、唇形で上唇は兜型、下唇は突き出して先端は2つに分かれた、白色またはピンク色の花で、数個輪生状態になって茎の上部の葉腋に数段につける[2]。花のつき方が、笠をかぶった踊り子達が並んだ姿に似る[2]。
花の基部に蜜があり、観察実験の材料ともなる[8]。
近縁種
[編集]画像
[編集]-
白花
名前の由来
[編集]和名オドリコソウは、「踊子草」の意で、花が輪生したようすが、笠をかぶって踊る踊子に似ていることによる[11][12]。
種小名 album は、「白色の」の、変種名 barbatum は、「芒のある」「ひげの生えた」の意味[11]。
脚注
[編集]- ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-) YList:オドリコソウ
- ^ a b c d e f g h 『日本の野生植物』 (1999)、p.91
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) YList : オドリコソウ synonym
- ^ 『日本難訓難語大辞典』遊子館、2007年1月。
- ^ 小林義雄 著、相賀徹夫 編『万有百科大事典 19 植物』1972年。
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) YList:タイリクオドリコソウ
- ^ a b 『日本の野生植物』 (1999)、p.90
- ^ 日本科学協会 科学実験データベース「管理番号670 オドリコソウの蜜を味わおう」
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) YList:ヒメオドリコソウ
- ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-) YList:ホトケノザ
- ^ a b 『新牧野日本植物圖鑑』p.643, p.1317, p.1319
- ^ 『改訂新版 日本の野生植物 5』p.126
参考文献
[編集]- 佐竹義輔、大井次三郎、北村四郎 他『日本の野生植物 草本III合弁花』平凡社、1999年。ISBN 4-582-53503-8。
- 牧野富太郎原著、大橋広好・邑田仁・岩槻邦男編『新牧野日本植物圖鑑』、2008年、北隆館
- 大橋広好・門田裕一・木原浩他編『改訂新版 日本の野生植物 5』、2017年、平凡社