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くろしま (掃海艇)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
くろしま
基本情報
建造所 USC京浜事業所
運用者  海上自衛隊
艦種 掃海艇(中型掃海艇)
級名 すがしま型
母港 勝連
所属 佐世保地方隊沖縄基地隊第46掃海隊
艦歴
発注 2003年
起工 2004年5月12日
進水 2005年8月31日
就役 2007年2月23日
要目
排水量 基準 510トン
満載 590トン
長さ 54.0m
9.4m
深さ 4.2m
吃水 3.0m
機関 CODOE方式
主機 三菱6NM-TA(B)Iディーゼル × 2基
電動機 × 2基
出力 1,800PS
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
速力 最大速 14ノット
乗員 45人
兵装 JM61-M 20mm多銃身機銃 × 1門
搭載艇 4.9m型複合作業艇 × 1隻
ジェミニ・ディンギー処分艇 × 1隻
C4ISTAR NAUTIS-M 情報処理装置
レーダー OPS-39-Y 対水上捜索用
ソナー TYPE-2093 可変深度式
その他 PAP-104 Mk.5機雷処分具 × 2機
53式普通掃海具(O型)改6
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くろしまローマ字JS Kuroshima, MSC-692)は、海上自衛隊掃海艇すがしま型掃海艇の12番艇。艇名は黒島に由来する。旧海軍測天型敷設特務艇「黒島」に次いで日本の艦艇としては2代目。

本記事は、本艇の艦暦について主に取り扱っているため、性能や装備等の概要についてはすがしま型掃海艇を参照されたい。

艦歴

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「くろしま」は、平成14年度計画掃海艇392号艇として、USC京浜事業所で2004年5月12日に起工され、2005年8月31日に進水、2007年2月23日に就役し、佐世保地方隊沖縄基地隊第46掃海隊に編入された。

2013年6月20日から6月29日硫黄島周辺海域で平成25年度実機雷処分訓練に参加。

2014年2月1日から2月8日伊勢湾で機雷戦訓練に参加。

2016年7月18日から7月30日陸奥湾で平成28年度機雷戦訓練および掃海特別訓練に参加。

2017年6月16日から6月25日までの間、掃海母艦ぶんご」、掃海艇「ちちじま」、「はつしま」、「ししじま」、「あいしま」、「つのしま」、SH-60Jと共に平成29年度実機雷処分訓練に参加し、硫黄島周辺海域にて機雷掃海、機雷掃討、水中処分員による機雷処分訓練を実施[1]

2018年7月18日から7月30日、陸奥湾にて機雷戦訓練及び日米印共同掃海特別訓練に参加[2]

2021年11月23日14時頃、海上自衛隊は西表島の南約170kmの海域において、同海域を北東進するロシア海軍キロ改級潜水艦2隻、ステレグシチーⅡ級フリゲート1隻、ドゥブナ級補給艦1隻及びイングル級救難えい船1隻の合計5隻を確認した。これらの艦艇が沖縄本島と宮古島との間の海域を北上した後、11月27日に対馬海峡を北東進し、日本海へ向けて航行したことを確認するまでの間、海上自衛隊第4航空群所属P-1第5航空群所属P-3C、第12護衛隊所属「あぶくま」、第14護衛隊所属「せとぎり」及び「せんだい」、並びに第3ミサイル艇隊所属「おおたか」などと共に、所要の情報収集・警戒監視を行った[3]

脚注

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参考文献

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  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 海上自衛隊木造掃海艇建造史』(海人社、2010年)

関連項目

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