在日台湾人のソースを表示

{{半保護}}
{{Infobox 民族
| 民族 = 在日台湾人、台湾系日本人
| 民族語名称 = {{lang|tr|在日臺灣人}}<br/>{{flagicon|ROC}}{{flagicon|Japan}}
| 画像 =
| 画像の説明 =
| 人口 = 5万5872人（2020年12月）<ref name="toukei2020">{{Cite web|和書|title=令和２年末現在における在留外国人数について|url=https://www.moj.go.jp/isa/publications/press/13_00014.html|year=2020|accessdate=2021-03-31}}</ref>
| 居住地 = [[関東地方|関東]]・[[中部地方|中部]]・[[近畿地方|関西]]・[[九州]]・[[北海道]]他、日本各地
| 言語 = [[国語 (中国語)|中華民国国語]]・[[台湾語]]・[[日本語]]・[[英語]]
| 宗教 = [[仏教]]・[[道教]]・[[キリスト教]]
| 関連 =
| 註 =
}}

'''在日台湾人'''（ざいにちたいわんじん）は、[[日本]]に在住する[[台湾]]出身者および[[中華民国]]籍者である。

== 概要 ==

=== 人数 ===
2020年12月現在、日本に中長期に滞在している民間の台湾人は5万5872人（上位8位）である。そのうち永住者及び特別永住者の台湾人は2万3376人であり、それ以外の台湾人が4万1397人である。台湾にルーツを持つ人々を含めた総数は10万人以上とみられる<ref name="#1">{{Cite news|url=https://www.sankei.com/article/20170605-7MKQHWCTKFMNVHDKP64GQ26E3E/|title=「中国人」に抵抗も 在日台湾人が新組織 「台湾優先、団結第一という旗を高く掲げる」|work=|publisher=[[産経新聞]]朝刊|date=2017年6月5日}}</ref>。

== 歴史 ==
日本のすぐ南西にある台湾は、[[日本統治時代の台湾|1895年～1945年の日本の台湾統治]]により、現在に至るまで密接な往来がある。このため日本に居住したり、[[帰化]]したりした台湾人は多い。[[台湾光復]]後は、[[台湾独立運動]]を支持して[[中国国民党]]政権に警戒され、[[金美齢]]のように事実上の[[亡命]]状態だった台湾人もいる。

「在日'''台湾'''人」という呼称はあくまで便宜上のもので、下記とおり元プロ野球選手・[[王貞治]]のように、中華民国籍者の中には[[中華民国 (1912年-1949年)|中華民国]]統治時代の[[中国大陸]]から日本へ渡って来た[[華僑]]（およびその子孫）も少なからず存在している。彼らについては地域としての台湾とは全く関係がない。

=== 2000年代 ===
2006年の在日台湾人は4万863人だったが、2009年に[[台日特別パートナーシップ]]が始まり、2010年には4万4432人に増加した<ref>{{Cite web|和書|title=都道府県別本籍地別外国人登録者（その1 中国）|url=https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?lid=000001111139&layout=datalist|publisher=法務省 統計局|year=2010|accessdate=2015-12-03}}</ref>。

=== 2010年代 ===
2000年代前半から[[台湾正名運動]]が始まった影響か、日本でも2012年7月の[[在留カード]]制度導入に伴い、中華民国国籍保有者は「台湾」と表記されるようになった<ref>[http://www.taiwanembassy.org/ct.asp?xItem=276733&ctNode=3591&mp=202 日本在留外国人の「在留カード」制度が7月9日から実施 台湾週報2012年5月7日 中華民国(台湾)外交部]</ref>。

2017年6月4日、新たな在日台湾人団体「全日本台湾連合会」（全台連）が発足し、設立パーティーには[[蔡英文]]総統からも祝辞が寄せられた<ref name="#1"/>。

=== 2020年代 ===
中国から統計で分離されて以降初めて在留者の人数が減少する<ref>{{Cite web|和書|url=https://www.moj.go.jp/isa/content/001403955.pdf|title=【第１表】　国籍・地域別在留外国人数の推移|accessdate=2024年9月2日|publisher=出入国在留管理庁}}</ref>。

== 在日台湾人の一覧 ==
* [[王貞治]] （プロ野球選手・監督。母親は日本人、中華民国籍の[[大和民族|日]][[漢民族|漢]][[混血|ハーフ]]。中華民国籍を持っているが同国で生活したことは無く、日本で生まれ育った。父親は[[浙江省]]の出身であり、地域としての台湾とは縁もゆかりもない）
* [[王理恵]] （王貞治の次女。父と同じく中華民国籍を持っているだけで、地域としての台湾とは縁もゆかりもない）
* [[呉新亨]] （プロ野球選手、プロ野球審判員、日本に帰化。日本名: 萩原寛）
* [[林以文]] （実業家・政治家、台湾の僑選[[立法院 (中華民国)|立法委員]]2期、[[ヒューマックス|惠通企業]]社長、[[ヒューマックス|ヒューマックスグループ]]創業者）
* [[李合珠]] （実業家・政治家、台湾の僑選立法委員2期、[[日本中華聯合總会]]会長、[[東京大飯店]]創業者、[[紺綬褒章]]受章者）
* [[王立誠]] （囲碁棋士）
* [[王銘琬]] （囲碁棋士）
* [[林海峰]] （囲碁棋士）
* [[張栩]] （囲碁棋士）
* [[楊嘉源]] （囲碁棋士）
* [[謝依旻]] （囲碁棋士）
* [[蓮舫]] （政治家・[[参議院議員]]・元[[民進党代表]]、日本に帰化。民族名: 謝蓮舫、本名:齊藤蓮舫）
* [[黄文雄 (評論家)]]
* [[欧陽菲菲]] （歌手）
* [[大豊泰昭]] （元プロ野球選手）
* [[のーでぃ]] （[[モデル (職業)|モデル]]）
* [[舞川あいく]]（モデル・[[フォトグラファー]]、日本に帰化。本名：呉亜郁）
* [[李琴峰]] （作家）

== 関連文献 ==
* 何義麟、「[http://ntuer.lib.ntue.edu.tw/bitstream/987654321/1618/1 GHQ占領期における在日台湾人のメディア経営とその言論空間]」『日本台湾学会報』17号、2015年, {{naid|40020625611}}
* 何義麟、「[https://hdl.handle.net/10114/11304 戦後日本における台湾人華僑の苦悩: 国籍問題とそのアイデンティティの変容を中心として]」『大原社会問題研究所雑誌』 2015年 679巻 p.21-34, 法政大学大原社会問題研究所
* [http://ntuer.lib.ntue.edu.tw/bitstream/987654321/1610/1/%E6%9C%9F%E5%88%8A%E8%AB%96%E6%96%87_%E6%88%A6%E5%BE%8C%E5%8F%B0%E6%B9%BE%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E6%A4%9C%E9%96%B2%E5%88%B6%E5%BA%A6%E3%81%AE%E7%A2%BA%E7%AB%8B%E2%80%94%E6%A4%9C%E9%96%B2%E9%96%A2%E9%80%A3%E6%B3%95%E3%81%A8%E3%81%9D%E3%81%AE%E5%9F%B7%E8%A1%8C%E6%A9%9F%E9%96%A2%E3%81%AE%E5%A4%89%E9%81%B7%E3%82%92%E4%B8%AD%E5%BF%83%E3%81%AB%E3%81%97%E3%81%A6+%282%29.pdf 戦後在日台湾人の法的地位の変遷]何義麟、『現代台湾研究』 第45号、2014
* [https://www.koryu.or.jp/tokyo/ez3_contents.nsf/15aef977a6d6761f49256de4002084ae/9985292037255ce449257b7c002bc433/$FILE/2012hoilin.pdf 「在日台湾人」と日華断交]何義麟、2012年度交流協会招聘研究者研究報告書、公益財団法人交流協会、2013
* [http://www.jats.gr.jp/journal/pdf/gakkaiho014_05.pdf 帝国臣民から在日華僑へ]楊子震、『日本台湾学会報』14号、2012
* 黄嘉琪、「[[doi:10.24546/81000036|第二次世界大戦前後の日本における台湾出身者の定住化の一過程: ライフコースの視点から]]」『海港都市研究』 2008年 3号 p.129-141, {{doi|10.24546/81000036}}, 神戸大学文学部 海港都市研究センター
* 清河雅孝、「[https://hdl.handle.net/10965/5792 日本における台湾人の国籍表記に関する法的問題]」『産大法学』 2007年 40巻 3/4号 p.535-554, 京都産業大学法学会
* [[林建良]]「在日台湾人の国籍記載について」、『明日への選択』（発行・[[伊藤哲夫 (政治活動家)#日本政策研究センター|日本政策研究センター]]）2001年9月号

== 脚注 ==
{{Reflist}}

== 関連項目 ==
* [[日台関係史]]
* [[華僑]] - [[華人]]
* [[台湾人の一覧]]
* [[台北経済文化代表処]]
* [[在日台湾同郷会]]
* [[日本李登輝友の会]]
* [[渋谷事件]]

== 外部リンク ==
* [http://www.roc-taiwan.or.jp/jpocac/jpn/int_j.htm 日本華僑サービスセンター]（中華民国政府が各華僑関連団体の連携強化発展のために設立）
* [https://web.archive.org/web/20090126051754/http://www.ryuhua.org/ 琉球華僑総会]
* [https://www.japan-taiwan.jp/ 日本中華聯合総会]

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[[Category:在日台湾人|*]]
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